表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界を戦車として進む  作者: 赤崎巧
1章 旅立ち
95/313

95.ドラゴン狩り

 まずは距離を取るために後退したい所だけど、動きながら主砲を撃つことはできない。超信地旋回と砲塔を回し、左側のグリーンドラゴンに照準を合わせる。

 大体7mくらいの距離まで近付かれたとき、砲口音と共に撃ちだされた砲弾はグリーンドラゴンの体に突き刺さるけれど、衝撃で20mくらい後方に弾き飛ばされただけで倒す事はできなかった。

 結構な量の出血をしているようだけれど、それでも体に突き刺さっているだけ。

 これでも71口径8.8 cm KwK 43もあるかなり威力のある戦車砲弾なんだけど、ドラゴンってどれだけ強いんだろ。

 あっまずい。ティーガー戦車の戦車砲はケーニクスより口径長が短い分少しだけ威力が劣る、遠隔操作でグリーンドラゴンに撃ち込むけれど、一旦動きが止まる程度で効果があるように見えない。

 ただでさえ連射が効かないので倒しきれないのだけど、同軸と砲塔機銃を連射しながら時間稼ぎ、目の前に迫るグリーンドラゴンに意識を向ける。

 車体に噛み付こうとしたグリーンドラゴンを念動力で掴み、エンジンを最大回転数まで引き上げ大口を開かせ、ケーニクスティーガーの主砲弾を口に撃ち込む。

 さすがに強固な竜麟を持っていても、体内となれば別でそのまま地面に倒れ動かなくなった。


 一方で遠隔操作していたティーガーは、車体に噛み付かれ少しずつひしゃげていく。鋼鉄の戦車をゆがめるって、グリーンドラゴンの力はどれだけ強いんだろ。

 早めに対処をしないといけないのだけれど、遠隔操作で細かい操作はまだちょっと難しい。

 それでもエンジンの回転数を最大まであげ、念動力で口を開かせケーニクスの方に向かせ、ケーニクスティーガーの主砲弾を放つ。

 やっぱり竜麟は弾かれてしまうけれど、体内であれば頭骨にもそれなりにダメージを与えることが出来るみたいで、頭部を破壊され動かなくなった。これからはもしティーガー系で戦うなら口を狙うしかない。


 逃げ出そうとする教団員に意識を向けなおし、機銃を撃ち続ける。大分減った上にドラゴンがやられたため、何とか逃げようとしているけれど、出口にはいまだにティーガーが陣取っている。


「くそがっ! レッドドラゴンをだせ!」


 誰一人逃がさないように目に付く限りひたすら射殺していく。ここで逃がしてしまって、教団が復活してしまったり、教団紛いの事をされちゃったら今回の行為が無駄になってしまう。

 覚悟を持って、アルスト教団員は誰一人に逃がさない。

「グォォォォォ!」


 雄叫びに視線を向けると、屋敷の入り口からもう一匹赤いドラゴンが姿を現した。

 しかも今までのよりずっと大きい。しかも大きな翼で羽ばたき空に舞いあがる。あれじゃ砲身の仰角限界を超えて狙うこともできない。

 87式自走高射機関砲になろうかと思ったけれど、遠隔操作していたティーガーの車体変更し狙いを合わせる。

 90口径35mm対空機関砲KDA二門から撃ち出される銃弾は翼膜を貫きはするけれど、体には弾かれてしまっている。それでも飛べなくなったため地面に落下し、大きな地響きを上げた。

 これでなんとか出来る。ケーニクスティーガーの主砲の照準を合わせ、撃ち出した砲弾が狙い通り口に入ったかと思った瞬間、牙で砲弾を噛み砕いてしまった。

 

「うそぉ!?」


 思わず叫んでしまった。いくらドラゴンが強いといっても、音速を超える砲弾を噛み砕くなんて余りにも超生物過ぎる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ