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異世界を戦車として進む  作者: 赤崎巧
1章 旅立ち
23/313

23.レベル10と山岳教会

【レベル10にアップしました。 新たなスキルと備品を開放します】

 

 早速スキル欄と備品欄で使えそうなものを確認。

 

スキル:他戦車牽引ver1 500SP

備考:大戦中の戦車を牽引し制御可能になる。取得後、他戦車牽引ver2が開放される


スキル:非致死性弾ゴム 150SP

備考:機銃に非致死性ゴム弾の選択を可能とする。


スキル:SP再還元 300SP

備考:SPを使用した装備及び需品をSPに戻す。


スキル:自動燃料補給2 2000SP

備考:燃料に関わる全ての時間補給量を増やす


スキル:超念動力 300SP

備考:周囲9m以内の物を出力に合わせた重量まで自由に動かす事が出来る。


 この辺りが使い勝手がいいと思う。特に人間相手に使うには非致死性弾なんて気持ち的余裕が出そう。全部取得して残り3595SP レベルも15。

 とりあえずこんなものかな。少しの間はこれで我慢しながら状況に合わせ、徐々に増やしていこう。再び74式に戻ると真っ暗な山道に停車し朝が来るのを待った。



 日が昇り始めるとカイも目覚め、砲塔に座ったのを確認し移動を再開する。

 山道は相変わらず厳しいものの襲ってくる生き物はなく、昼になる頃には目的だったカルト教団の山岳教会が見えてきた。とても古い作りで遠めに見ても中世ヨーロッパっぽい彫刻がされているようにみえるのだけど。


「・・・・・・なにあれ」


 そりゃ神様に対してあれこれあるとは思うけど、古い神像の顔を壊したり、汚したりするのは流石にやりすぎだとおもう。

 崇めないのは自由だけど、歴史ある彫刻を壊したら二度と修復できないのに、やっぱり日本にも昔あった廃仏毀釈とかどこの世界も考えるのかな。

 近付いていくと所々に奇妙な絵が描かれ、誰かを象った彫刻も置かれている。気色悪い。

 

「さて、そろそろ始めようか」


「ちょっ、ちょっとまって!」


 物騒な事になりそうな予感がしてカイをとめる。放っておいたら躊躇なく皆殺しにしてしまいそう。


「出来れば穏便に、心をへし折る位で。 神様も カルト教団をどうにか であって殲滅しろとは言ってないし」

 

「手間が掛かり過ぎる」


「自分が砲撃してみるとか」


「爆裂魔法と思われるのが関の山だろう。 そもそも奇跡とは、人が不可能な事を起すから奇跡だと言われる。 自己を失うほど昏倒している者に何を見せたところで無駄だ」


 魔法を使えるカイの判断で爆裂魔法だと思われてしまうなら、たぶん普通の人にとって砲撃は爆裂魔法の一種にみえるのだとおもう。

 

「それなら、支部長とかに無力を思い知らせればどうだろう」


「武力行使を主とする教団なら可能だろうが、聞いた限りここのアルスト教団は教主アルストを神とあがめ」


「滅ぼそう。 そんなのまともじゃない」


 人を神として崇めるってなんだよ。その時点でまともじゃない教団確定じゃないか。そんな教団ばかりだったら、禿た老神様が言うとおりなんとかしなくちゃいけない。

 

「そうか。 それなら仕留めてしまおう」


「あんまり滅ぼすとかしたくはないけど、あんまりだから仕方ない・・・・・・と思いたい」


 自分で言っておいてやっぱり抵抗はある。ゴブリンやワイバーンでさえ抵抗があって、盗賊のときもずっと気分が悪かった。

 どんな相手かわからないけど、穏便に済んでくれないかなぁ。

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