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62.「間違えた ――暴走ハンターを取り押さえよ②――」
「ファルちゃんも一緒に来て」
そう言ってミズハは、再び彼女の手を引いてギルドに向かう。
本来なら彼女をギルドに連れて行ったりはしない。
しかし現場には、辞典の力で自宅をメチャクチャにされた住民の姿がちらほら見える。
問題の辞典を手放せないファルをここに残して行くよりは、そばにいて守ってあげた方が良いと考えたのだ。
「なにより今日は誕生日なんだからな」
しかしこの判断が大きな間違いであったとミズハは後悔することになる。
手を繋いだままギルドに立ち入った所を目撃され、中央にいた人物に大きな声で問い詰められた。
「その隣のオンナ誰っすか!?」
明日も朝夕の二回更新です。
あと関係ないけど、最近FF5やってます。




