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Crystal Disc 外伝『深撃の銃弾』  作者: ハルシオン
第四章:賞金首『辞典泥棒』捕縛
56/109

56.ドリーム

 ここは、任務達成後に見えるいつもの夢の中。

ミズハは教室で大勢の生徒等に混じって授業を受けている。

皆一様に同じ服装。

その中に一人、窓際に座っている男子生徒の机に妙に大きな一本の骨がある。

見た感じ、大腿骨。

だがサイズがおかしい。

成人男性の大腿骨が40cmくらいなのを考慮すると、この大腿骨の持ち主は十メートル級の巨大生物という計算になる。

窓から見えるのは近代的なビルがごちゃごちゃと建ち並ぶ風景。

こんな世界に、そんな大きな生き物が暮らすスペースがあるのだろうか。


「あれ?」

 唐突に目の前の光景がぐにゃぐにゃと揺れだしたかと思いきや、舞台が変わった。

辺り一面が真っ白な部屋。

冷蔵庫や本棚などの家具の配置が自分の部屋にそっくりだ。

「ていうか俺の部屋じゃん!」


 ミズハが目を覚ました瞬間、真っ白な壁に黒い字でなにか書き足されていく。

まるでまっさらなノートに走らせるペンのように。

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