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一時の安堵
なんとか。震える足を、クラッチペダルを踏み抜きそうなほど力のこもった左足をなだめながら、卒業検定の路上走行と、場内での、課題を終えたわ。
終わってからの、検定員さんからの評価を聞いて、お疲れ様でしたとわれて、安堵からか、妾の両目からは涙がにじんできました。同乗してくださった方がいるということもあって、なんとか涙を拭い平然を装えたかしら。
妾の不安がきっと彼に伝染してしまってはいないだろうか。そればかりが心配である。
どうか、みんなが無事にこの検定を乗り切れることをねがっている。
悲鳴にも似た、妾の自己暗示の声が、彼に不安を植え付けていないことを願います。




