いやだわ。
はぁ。
昨日の卒検補習。嫌だったわ。
天気が生憎の雨模様。山には霧がかかっていて、一層と私を受からせる気がないようね。
妾が何かしたのかしら。
ただ、少しでも何か身につけようと思って、自分のお金で、なんとか時間を惜しみながらも、教習所に通ってきたというのに。
心がすり減るばかりね。教官等の冷ややかな態度がよけいに妾を縮めていくわ。誰が悪いというわけではないのだけれど。
妾には、ニコニコしている余裕なんてないの。
時間とお金を無駄にしたのよ。そう何度も、へらへらとしていい身分ではないので、真面目に取り組んでいるつもりなの。
でも不安だわ、明日がすごく不安だわ。
今度こそ大丈夫なんてことはないもの。何の保証もないの。
今だって、紙でコース上をなぞって、イメージトレーニングをしてみても、なんだか、変に緊張してしまって、本番で、きちんとできるかどうか怪しいものよ。
考えなさすぎてもだめ。考えすぎてもだめ。
でも、明日を迎えるまで、明日が終わるまで妾は心安らがないわ。
何においても、試験本番は、何があるかわからないもの。
でも、同じ様に受けるみんな同じ事が言えるわ。
条件は同じ。それぞれが各々不安の種を抱えている。
それなのに、なぜ妾だけ、こうもだめなのかしら。
ほかの人は合格して、卒業していったのよ?
私はそれなのにどう?
今だにガチガチに固まっていて、教習所では、新しい受講生が次々と入ってきてがんばっているのよ?
私はぽつんと置いてけぼり。
ねぇ、誰か強く言ってくれないかしら。
妾は大丈夫よ。って、
心配しないで。って、
側にいて、肩に触れて優しくし励ましてくれる人がいてくれたらいいなと思うばかり。
そんな誰かがいてくれたなら、卒検に落ちたことも、気楽に笑い飛ばしてくれたらいいのに。
いないから、苦しい。
いないから、心細い。
妾にもいつか素敵な方が現れてくれるって、幸せな未来を期待してもいいのかしら。
それが本当になったなら、妾はなんて幸せものなのかしらね。とても、今までの行いでは、考えられないわ。
ここだけでも、妾の恥ずかしい、願いを本当の気持ちを置いていってもいいわよね。




