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寝る前に少し

近ごろは布団に潜っても、2、3時間は平気で頭が冴えている。

目を瞑っても、頭が蠢いている。

いろんなことを考えてしまう。ただ眠るだけなのに。

やっと寝れるのは朝の5時頃。

そこから1時間後には朝になって目が、覚めてしまう。

もちろんスッキリした目覚めではない。

瞼も、体も頭も重たい。

それでいても、昼間は活動時間は寝ることはない。

日中に眠りこけると、しばらく起きることができない。

差し支えがあるから活動時間は眠気はない。

だからといって集中力や、判断力が優れているわけでもない。

鈍い、ぼやけた頭でただ、うごいている。

少し前までは、笑顔を保つだけの気力はあったとはおもうのだけれど、近ごろは声にも張りが、なくて、私としてはこれが普通で、穏やかである。だか、私は無理をして元気なふりをしていただけなので、周りの人にあまり心配される必要はないのだが、元気なふりをし続けた代償だろう、みんな私に求めているようだ。元気で、溌剌とした、よく動くものであると。

違うんですよ。私は無理にそう装っているだけなんですよ。

本当の私はとても弱々しいのですよ。だから、気にしないでほしい。

ほらね、みんな元気がなさそうだと気を使うでしょ。

だから、いつも、頑張っていただけですよ。

本来の私はすぐに傷つくし、それをずっとひきずったまま、けっしてかっこいい姿なんかではないんですよ。

いや、みんなもわかってくれていることなのかもしれないですね。

私は、ウジウジぐだついているぐらいが、本当の私だと思うのですよ。それをよしとして、他人に大っぴらげにアピールするのはまた、別の話なだけであって、元気な姿を演じるのはいいことだと思う。

ただ、私自身がそれを錯覚してしまう。

私は、どれか1つがどれか1つの性格でしかいてはいけないと。

いいや、どれも私なんですよね。

それを受け止めることが、認識するのが嫌なだけなんですよね。

怖がり

強がり

泣き虫

強情

嫌味

純粋

どれもが私の持ち合わせているもので、どれか1つに絞らないといけないってそうでなければいけないと自分で自分を狭めているようだ。

完全な善人。何の罪もない。悪意も持たない。紛う事なき、美しい存在。そんな存在に自分を仕立てたいだけ。

そればかりを重んじるばかりに、少しの私の嫌な部分。性格の悪い部分。悪と言われる部分。

それらを必死に隠すために、他人を悪に仕立てようとする。

そういうことなのよ。

私はちっぽけで大馬鹿ものだから、大きな音で威嚇しているだけ。

本当はなんの力も持ちやしないの。

愚かよね。愚かだわ。それが自分自身なんですから。

鏡を見るたびに、自分の内面の醜さが私の外面によく表れているのがわかるわ。こんなんじゃ、どこにいってもだめね。誰が見ても、近寄りたがらない。さらなる負を増長させる、周りも腐らせる。そんな存在。鏡の前での笑顔の練習も、なんだか、近ごろは、偽りの笑顔であるというのが、顕著にわかる。

こんな笑顔を向けられた人のみにもなってみるものだな。

帽子とマスクと、眼鏡は少しでも、私を守ってくれている。

と、同時に(たにん)も私の荒んだ顔を直に見たくはないだろうから、これでいいのだとおもう。

寝る時間だ。今日はすこしだけ、穏やかな心持ちではいられた。

ありがとう。



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