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第34話



「うっす、じゃあ俺飯落ちするからよろしく」


無事に街に戻り、門で待っていた虹鳥達に対し、開口一番別れを告げる。

いやだってさ、そろそろご飯作る時間だししかたなくね?

何言ってんのこいつみたいな顔されてもこっちが困るだけだし。


「・・・・・・・・・先に」


「妹の分も必要なので無理です」


「・・・・・・はい」


「俺の分の金を預けておけば問題ないでしょ。てかさ、15レべになってからクラン作るって話だったろ?俺まだ13なんだけど?」


「四捨五入すれば15だろ」


「いや四捨五入すれば10だぞ。大丈夫か?小学校からやり直すか?」


「いや、冗談だから。黒猫に聞いたら15レべあるって聞いたからお前もあるって思ってた」


「あー・・・俺レベル上げ全然やってなかったし一番低いから。てか、俺以外15超え?」


「うん」


「あー・・・えー・・・飯食ったら森に凸ってレベル上げるわ」


「誤差だしよくない?てか、お前らなんで草原なの?」


「連携とかの練習に森は使い辛いのと黒やんが虫苦手だから」


「連携はしかたないとして草原はレベ上げ効率悪いからなぁ~・・・虫が無理な黒猫は大変だったろ」


「ん?俺は狼以外戦ったことないぞ」


・・・ん?

俺もよく考えれば狼以外と戦ったこと無いぞ?

猫は黒猫がいるからダメだろ?

ウサギは何故か分からないけど戦わなかった。

弱いし金も経験値も効率が悪いからか?

それともウサギ派が怖かったからか?

わからんけどまぁいいか。


「よく考えたら俺も狼以外と戦ったことないわ。動物は罠で動けない所を撃つだけだったし」


「戦闘経験偏りすぎだろ・・・」


「まぁ・・・許せ。んじゃ、飯落ちするから。レべ上げ終わったら連絡する。その後は・・・どうするか決めておいて」


「了解っと・・・あ、装備作りとか頼める?」


「黒やんに聞いて?」


「は?おいっ!まt」


何かめんどくさかったから黒猫に押し付け、即ログアウトする。

このまま会話を続けてるとご飯をのんびり食べれなくなるからな・・・。

黒猫よ、覚えてたら謝るよ。


ご飯を食べ終え、食休みをする。

冷蔵庫の中身を確認しつつ、明日の買い物内容を決めるのも忘れない。

こういった時間の使い方が主婦の・・・俺主婦じゃねーわ。

・・・暇だと独り言が増えるね、早くゲームに戻ろう。


ついでにお風呂に入るか悩んだがこれ以上待たすのはまずいと判断し、ログインする。

黒猫からの恨みが書かれているメールを見つつ、森に移動、レベル上げを行う。

時間を掛ける訳にはいかないからね、お高い属性弾を躊躇なく使うよ。

・・・これマジで高いから使いたくないんだよなぁ。

早く自分で作れるようにならないと・・・。



最終的には飯落ちで1時間、レベル上げに1時間の合計2時間経過した。

お高い弾を使った為、サーチ&デストロイでのハイペースなレベル上げを行えた。

完璧な赤字であり、出費の4割も回収出来てない・・・これちょっとやばいな。

本格的に弾作りを考えなければ・・・。

まぁ、今回は採算度外視の狩りだったから今後はこのレベルでの赤字は無いと思うけどな。

あと、よく考えたら初めて一人で戦った気がする。

いつもは誰かが前衛をやってたからな・・・案外一人でも戦えるものだな。


そして皆がいる喫茶店に向かい、合流する。

皆を待たせたからな、いつものように━━━


「待ってないから気持ち悪い声を出すなよ?」


━━━黒猫に先読みされた・・・だと。

少しショックだ。

毎回やってるから先読みですらないんだけどね、お約束だもん。


「様式美ってやつだよ。レベルは15になりましたー・・・で?クラン作って連携練習?それとも負け覚悟で試験受ける?」


「試験?・・・あー次の街に行くのに必要なのだっけ?」


「そそ、どれくらいの敵かって情報は知ってるけどあくまで文章で見ただけだし」


「動画とかは?」


「それはちょっとネタばれ過ぎない?って思って見てない。あくまで信憑性の欠ける情報を持っているってレベルでいい感じに戦いたいからさ」


「全部知ってるよりもなんとなく知ってる方が面白いってのは分かる。完全初見も好きだけどな」


「初見のドキドキ感とふんわりと何か起きるのを知ってて何が起きるのかドキドキするのはまた違った楽しさなんだよね。個人的には後者が好き」


「白やんは露骨なまでに何か起きますって雰囲気好きだもんな。異常なまでにワクワクしてるもん」


「ここから何が起きるんだ?って色々想像しながらそうきたかーってなるのが楽しいんだよ。まぁ、毎回これ言ってるけどな」


「そしてがっつり正解当てて予想通りかよって萎えるか思いっきり外して死にかけるかの2択ですな」


「当たるか外すかの2択だからな、当然だろ。とりあえず役所行こうぜ」


「だな。お前ら食い終わった?」


「ん?うん。てか、俺がリーダーだから俺に仕切らせろよ」


「はいはい。じゃあ、リーダー早く仕切ってくださいよー」


「リーダー遅ーい」


「確認しなかった俺が悪いのもあるけどいや待たせたのおまえだろ。まぁ、いいや。冒険者ギルド行くぞー」


「「「「うーい」」」」


皆で仲良く無駄なことを駄弁りながら役所こと冒険者ギルドに到着する。

俺はすでにクランを作っているので細かい説明は省略してもらい、書類記入のみを行う。

あの説明は長くてな・・・体感で1時間くらいは一方的な説明を受けたよ。


「出来たー・・・んで?どうすればいいの?」


「メニューにあるクランってタブを押すと検索出来るからそこから俺らが加入する」


「ふーん・・・お前ら早く入れよ」


「は?お前みたいな弱小クランなんて簡単に潰せるんだぞ?入ってくださいだろ?」


「お前のクランはやべーからやめろよ」


「お?やんのか?お?規模だけ見れば超大手だぞ?俺が呼んで来るのは片手で足りる人数だけどクラン自体は超大手だぞ?」


「それ言ってて悲しくない?てか早く入れよ」


「フレ登録してるのは20人くらいか?見返すと結構多いな。入った・・・は?サブマス?嫌なんですけど?」


「工房とか作るんだろ?権限は必要だろ」


「・・・チッ」


「舌打ちすんな」


「・・・あっ!おうおう、赤象さんに灰虎さんよぉ。サブマス様を目の前にして頭が高いんじゃぁないのかねぇ?」


俺と虹鳥とは別で雑談をしていた二人に絡む。

黒猫が何言ってんのこいつみたいな顔してるけど無視だ無視。


「サブマス様ぁ?そんなもん俺は認めてねぇぞ!」


「はっ!俺様に向かって頭が高いたぁいい度胸じゃねぇか」


うん。

この茶番を一瞬で理解し、乗ってくれるこいつらはやっぱり好きだ。

問題起こしたり巻き込まれたりして苦労することが多いけどな!


「てめぇらみたいな下っ端は俺様に従ってればいいんだよ」


「俺らよりも上だって証拠があるんですかねぇ?」


「レベルだって俺らよりも低いですよねぇ?サブマス様ぁ?」


「尻尾の本数」


「「それ勝てねぇわ」」


「勝った」


「いやぁ~流石サブマス様です。手も足も出ませんでしたよ」


「完敗ですわぁ~」


「あ、茶番終わった?次の予定話していい?」


3人で遊んでると、黒猫が話しかけてくる。

一応茶番が終わるまで待ってくれてる所が優しいな。

ここで仕切れないのが虹鳥のいい所であり悪いところだな。


「ここはリーダーが率先して止めるところでは?」


「俺リーダーじゃなくてマスターだから。あと、下を育てる為に?あえて?動かない的な?」


「あいつ首にしようぜ」


「使えねぇ」


「うっさい!・・・あーあれだ。試験受けるかホーム拡張するかどっちかだろ」


「俺と黒やんはクランホームの扱いに慣れてるけどお前ら大丈夫?ログインや復活時のポイント設定とかホーム内の建物や地形の生成とか。現状だと俺と黒やんが俺のクランでお前らは泉だろ?」


「あー・・・一緒に行動する以上は統一すべきだな。じゃあ、先にホーム拡張?」


「はいはーい」


アホの子こと赤象が元気に手を挙げる。

なんでそんな自己主張激しいの?

普通に意見言えばいいじゃん。


「その設定をしたら試験受けようぜ。負けてもデスペナは寝てる間に解除されるだろうし」


「あー・・・デスペナのこと忘れてたわ。確かに今日軽く負ける前提で挑んで明日本番でいいか?」


「俺、デスペナ食らったことないんだけど・・・てか、ダメージ自体食らったことない」


マジで?みたいな顔されたけど、正直に言えばある意味当然だ。

常に前衛がいる状態での戦いで、唯一の例外がさっきの採算度外視の戦闘だ。

レベルも最初以外は常に格下相手だったし、このくらいはね?


「まぁ・・・うん。お前の戦闘スタイル的に言えばある意味当然か。組んだ相棒もある意味当たりだしな」


「虹鳥に前衛やらしても特攻だからな、何回こっちに敵が来た事やら・・・はぁ・・・」


黒猫の同意に灰虎のため息。

うん、組んだ人が当たりって自分の事を褒めてるよね?


「よっしゃ。リーダーらしく仕切るとしようか。白狐のノ―ダメが気に食わないからリスポ設定したら試験に特攻に賛成の人」


悪魔の一言だ。

俺以外の全員が賛成し、問答無用で試験に挑むことになった。

まぁ、あれだ。

俺もこいつらの立場だったら間違いなく賛成する。

だって、一人だけノ―ダメとかムカつくじゃん?

やっぱり似た者同士なんだなって思ったよ、納得するかどうかは別として。




ようやく2話で話していたクラン【color zoo】が結成されました。

主人公が作ったクラン【獣亜人愛好同好会】は趣味を語る場であり、クランの方針として攻略には一切手を貸しません。

なので、イベントなどには【color zoo】のメンバーで活動します。


オマケ


Q.このゲームってメインストーリーないの?


A.あるけどないです。

 その内詳細を書きますが、主人公達は知っていて無視してます。

 理由は色々あるけれど、ストーリーを追う必要性が薄いのが原因です。


 簡単に言えばマイクラのエンドラ討伐みたいなのを想像してもらえばいいです。

 エンディングもあるけどそれを見に行くよりもやりたいことを優先してる的な感じです。 



余談ですが、前作をこっそり非公開にしたのが友人にばれました。

気になる人もいるかもしれませんが、修正やプロットの再作成が終わり次第公開します。

まぁ、こっち書いてて時間ないんだけどね?

終わったら公開するよ?

終わったらね・・・(ニヤッ


次の更新予定日は 11/06 0:00です

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