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第20話

今回は長いです。

キリがいい所まで・・・って書いてたら長くなりました。


1話あたりの文章量を安定させたいな・・・。

さて、今日もログインしました。

いつも通り噴水広場ですね。

今日は一人でお金稼ぎについて考察、実験だ。


お金を稼ぐ。

しばらくはこれを目標に動くわけだ。

戦闘を行い、素材を手に入れて稼ぐのが基本だろう。

だけど、俺には難しい。

銃使いだから、戦闘では常に弾を消費する。

弾の補充にお金が必要になる。自分で作るって方法もあるけど、今の自分じゃまだ厳しい。

命中率もそこまで高くない現状、収支はややプラスになるかな程度だろう。

これじゃ、お金を稼ぐのにかなり時間がかかる。


一人であれこれと考えていたが、結局良い方法を思いつくことができなかった。

誰かに相談することも考えたが、誰も自分が得する話を他人に話さないだろう。

何か良い方法を知っていて、教えてくれる良い人なんて存在しな・・・いや、する。

あの人なら、もしかすると知っているかもしれない。

そして、知っていれば教えてくれるだろう。

そう思い、俺は移動を開始した。


到着したのはポーション屋。

そう、プレイヤーは教えてくれないだろうが、NPCならば教えてくれる可能性が高い。

更に、おばちゃんの性格を考えればほぼ確実に知ることができるだろう。

問題は知っているかどうかくらいか・・・。


「いらっしゃいって、おや?あんたか。ポーションでも見せに来たのかい?」


「ポーションはまだ無理だな。だって手順書見ながらじゃないと作れないもん」


「はっはっはっはっ、そりゃまだまだヒヨっこだね。じゃあ、ポーションを買いに来たのかい?」


「いやいや、ちょっと相談したいことがあってね、来たんだよ。時間大丈夫?」


「相談?ああ、いいさ。まぁ、あたしはそこまで知ってること多くないけどね」


よっし、相談に乗ってくれる。

あとは、知ってることを祈るだけだ。


「いやね?お金を稼ぐ必要が出てきたんだよ。ほら、俺生産職色々やってるから素材買ったりしなきゃいけないでしょ?」


「・・・確かにね。それに工房を借りるのにもお金が必要になるからねぇ・・・。で?金を貸せと?」


「いんや、金は自分で稼ぐ。じゃないと、意味がないだろ?」


「そりゃそうだ。じゃあ、相談ってのは安く買う方法か何かかい?言っとくけど商人相手に安く買うのはあたしでも難しいから厳しいよ?」


「んー・・・それも知りたいけどさ、俺が知りたいのは大きく稼ぐ方法なんだよ。何かない?おばちゃんなら、何か知ってそうだなって思って頼りに来たんだよ」


「でっかく稼ぐ方法ねぇ・・・、そんなもん知ってたらあたしゃ大金持ちだよ。まぁ、頼ってきてくれたんだ、稼ぎのいい仕事を教えるくらいはしてあげなきゃね」


ビンゴ。

もしも知らなかったら地道に稼ぐしかなかったけど、これで少しは楽になる。


「お?さっすが、おばちゃん。頼って正解だったよ」


「煽てても何も出やしないよ?説明するよ?あんた、魔物は倒したことあるかい?」


「あるよ。ちゃんと冒険者ギルドに納品もした」


「そうかそうか。じゃあ、動物は?」


「・・・え?動物?いるの?」


「何言ってんのさ、いるに決まってるだろ。まぁ、動物は魔物に比べて戦う力が弱い分、隠れることと逃げることに特化してるから、見た事無いのもしょうがないことなんだけどね」


「へー・・・。あ、そういうこと?動物は高値で取引されてるとか?」


「ああ、そうだよ。動物は魔物に比べて出回る量が少ない、だから高く売れるんだよ」


どれくらい高値で取引されてるかはまだわからないが、これは使える。

ただ、どれくらい隠れる能力が高いか、だな。

俺でも狩れる程度だと嬉しいんだけど・・・。


「その動物ってのはどれくらい狩りやすいの?俺でもいける?」


「そりゃ、狙う動物次第としか言えないよ。まぁ、罠を使えばあんたでも簡単に狩れるだろうね」


「罠?そんなもんあるのか。どっかで買える?それとも作るしかない?」


「罠は作れても設置ができないようになってるから気を付けな。まず、冒険者ギルドに行って罠の使用申請を出す。そうすれば、罠の使い方を簡単に説明され、許可証を貰える。それさえ持ってれば道具屋でも罠を買えるようになるよ」


冒険者ギルドで申請書の提出・・・まじで役所じゃん。

てか、前にギルドの役割を聞いた時にそれ教えろよ。


「前に冒険者ギルドで、冒険者ギルドの役割について長話を聞いたんだよ。その時、一切その申請書について言ってなかったんだけど・・・」


「ああ、あそこは聞かれたこと以外は答えないことで有名だからね、しかたないさ」


聞かれたこと以外は答えない。

自分の担当していること以外はしない。

なんでゲーム内で役所があるの?


「なんかなー・・・納得いかない」


「はっはっはっはっ、皆そう思ってるよ。けど、あそこはそういうところだって諦めるしかないのさ。他にも次の街に行く為の申請書とか知らないだろ」


「え?次の街に行くのにも申請書がいるの?」


「やっぱり知らなかったね。確か・・・15レベル以上で申請可能だったかな?申請して、試験を受ける。それに合格すると、次の街への地図が貰えるんだよ。その地図がないと街の外に張ってある結界を抜けれない仕組みになってるんだ」


15レベル、この数字には聞き覚えがある。

あの時、話せないって言ってたことはこれのことだったのか。

それに、掲示板で見たことある。

街から一定以上離れると見えない壁が存在する。

その壁より向こうには誰も行ったことないらしい。


「まぁ、実力がない奴がこの街から遠くに行くのは危険だってことと、街の近くに強い敵が来ないようにってので結界が作られてね?そのおかげか、街の近くは比較的安全になったんだよ」


「なるほどねー。おばちゃん、物知りじゃん」


「何言ってんのさ、これくらいこの街に住んでる人なら常識だよ」


NPCにとっては常識でもプレイヤーにとっては違うんですが・・・。

つまりは、これも足で探せって言ってた部分になるのね。


「俺住んでないから・・・。まぁ、いいや。おばちゃんに頼って正解だった、ありがとう」


「いやいや、そんな改まってお礼を言われるようなことしてないよ。まぁ、お礼がしたければいっぱい稼いで、この店の商品をいっぱい買ってくれ」


「や、俺ポーション作る側なんだけど」


「あれま、そう言えばそうだたったね。だったら、早く一人前になっていい商品を卸しておくれ」


「おうよ、おばちゃんの為にも頑張るよ。じゃあ、冒険者ギルドに行ってくるね」


「あいよっ、頑張っといで」


おばちゃんに手を振りながらお店を出る。

一応、周りにプレイヤーがいないかを確認するが、運がいいのかおばちゃんが苦手な人が多いのか、誰もいなかった。

これで、しばらくは俺一人で稼げる。

他の人も知ったら乱獲されて俺の取り分が減るからね・・・。


冒険者ギルドに到着する。

中に入ると、プレイヤーがそこそこの数いる。

まだ、この話を聞かれると困るため、少し減るのを待つ。

10分くらい待つと、片手で数えられるくらいの人数になった。

今しかないと、総合案内の受付に行き、申請書について知りたいとお願いした。

予想通り、係の者に説明させるのでと言われ、別室に案内された。

完璧だ。これで俺一人がいい思いをできる。


係の人が来て、説明を開始した。

最初に申請書の種類と、申請を出せる条件を聞いた。

ほとんどがレベルに関係していて、申請を出せるようにならないと詳細を話せないとのこと。

まぁ、今は罠以外はどうでもいいからな、何も問題はない。

罠の申請書については、簡単だった。

罠の種類と使い方、対応した動物についての講習を受ければよいとのこと。

そのまま講習の申し込みをし、特に問題なく終わった。

これで、罠の使用許可証を手に入れることに成功。

そのまま何事もなく、冒険者ギルドを出ていく。

あとは道具屋で罠を買うだけだな・・・。


が、道具屋と到着すると同時に問題が発生した。

そう、知り合いと出会ってしまったのだ。

しかも、この知り合いは絶対に逃げることが出来ない相手だ。


「あ、白狐さん。白狐さんもここで買い物ですか?もし、お時間があれば尻尾を触らせてもらってもいいですか?」


そう、零さん、T0T0さん、アルケーさんの3人だ。

予想通り、T0T0さんは俺の尻尾に触ろうとする。

これは下手に動けばばれるな・・・。


「ども、お久しぶりです。ちょっと買いたいものがありましてね・・・。あ、尻尾はどうぞ、戦闘中とか作業中じゃなければいいですよ」


「ありがとうございます!では、少し触らせていただきますね!」


今から買い物するんだけど?

なぜ、今すぐに触ろうとしている?

これじゃ買い物ができないじゃないか・・・。


「らっしゃい。おや?そこの尻尾が凄い人はあれだね、許可証持ってるね。じゃあ、2階での販売を許可しなきゃいけないね。自由に行っていいよ」


そして、最悪の事態になった。

店長が俺の許可証を持っていることに気付き、ばらしてしまった。

零さんなんか凄いこっちを見てるしこれは逃げれないな・・・。


「許可証?すみませんが、それはなんですか?」


「おや?そっちのお客さんは知らないのかい?罠の使用許可証だよ。それがないと罠は設置できないからね、販売も許可証を持ってる人限定にしてるんだよ」


「ほー・・・罠、ね。面白いことを聞いた。白狐さん、詳しく聞いてもいいかな?」


「・・・あんまりばらしたくないので、2階でいいですか?ここだと誰かに聞かれる可能性があるんですよ。店長、この人達も一緒に上に行っていい?」


「あー・・・本来ならダメなんだが、許可証持ってる人が一緒にいるならいいか。今回だけだからな?」

次はねーよばーか。

お前のせいで俺の作戦が失敗しそうなんだぞ?

今後この店を利用しないに決まってんだろ。

そう、小声で文句を言いながら、3人と一緒に2階に上がっていく。

軽く確認したけど、他に人はいなかったのがせめてもの救いだ。


「さて、罠とは何かな?もちろん、情報料は払うよ?」


「罠とは、文字通り罠です。設置して使います」


「うん、そこは知ってる。知りたいのはそこじゃない。なぜ、許可証が必要なのか、それはどこで手に入るのか、なぜ君がそれを持っているのか・・・だね」


物凄く逃げたしたいくらいの圧力が発せられる。

けど、尻尾をT0T0さんに掴まれている以上逃げれない。

諦めて全てを話すか・・・。


零さん達に全てを説明した。

お金を稼ぎたかったこと、その方法をおばちゃんに相談したこと、動物と罠、冒険者ギルドについてなど、全てだ。

もちろん、掲示板で誰も知らなかった次の街に関する情報もだ。


「なるほど・・・ね。それは隠したいって思うのも理解できる。銃使いの弾に掛かるお金は案外バカにできないし、ソロなら尚更節約しなきゃいけない」


「他にもクランを作ろうってリア友と話してますし、自分の工房も欲しいんですよ・・・」


「そりゃお金がたくさん必要だね。ちなみに、どれくらい稼げるか聞いたかい?」


「魔物の毛皮って1枚800円くらいじゃないですか」


「種類と状態によるけど基本はそれくらいだね」


「動物の毛皮は種類と状態次第ですけど、そうとうひどくなければ5000円超えるんですよ」


「ほー・・・最低でも5000か・・・なるほどなるほど・・・」


あぁ、完全に終わった。

相手の方が人数も多いし、実力も数段上だ。

こっちが勝てる要素なんて何もない・・・。


「あぁ、気にしないでくれ。ここら辺ではやらない。俺たちは次の街に行って、やることにする。そうすれば君の稼ぎを奪うことにはならないだろ?」


「あ、いいんですか?それはかなり助かります」


「もちろんだ。流石にこれだけの情報を貰って、更に君の利益も奪おうなんてできないよ。それに、前に言ったろ?攻略に重点を置いてるって。だから、先に進むことを優先したいんだ」


「あー・・・言ってましたね。あと、掲示板にも攻略組候補みたいなので名前出てましたしね」


「そ、これで誰よりも先に次の街に行くことができる。俺たちにとっちゃ金稼ぎ以上に価値のある情報だからね。エルを呼んですぐに行動しなきゃいけない」


「はー・・・ってことはあれですか?もう15レベルあるってことですよね?」


「全員19レベルだ。レベル上げと戦闘訓練しかやってないからね、そこそこの高さはあるよ。情報料は・・・他のメンバーを呼んでから払うでいいかな?俺の手持ちだけじゃ足りないんだよ」


「あ、そんなに貰えるんですか?助かります」


「お互い様ってことだよ。さて、早速行動に移りますか」


そう言って、零さんは呼び出しを掛け始めた。

計画とは少し違ったけど、お金が手に入るなら充分か。

さて、エルさん達が集まる前に罠を買って、外で待たなきゃね・・・。




アイテムや敵、武器や防具の正式名称がでないのは鑑定が存在しないからです。

鑑定は魔法に分類され、閲覧可能な情報の中からどれを表示するかを自分で選択肢、作ることができます。

一応、掲示板ではその話題が出ている・・・が、テンプレをどうするか議論中なため、主人公達はテンプレに従えばいいから今は放置だなーって状態です。

なのでその内詳細が出ます。

それまでは見た目だけで、狼やらウサギ、牙に皮に爪など適当に呼ぶことになります。


次の更新予定日は 09/24 0:00です

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