ぴかーん光るぞ!
俺は、今…厳ついおじいさんことククラさんとダンジョンから脱出するために歩きまわっていた。
…ダンジョンだから出口は、あるはず。なのに終わりは、見つかる気がしない。なぜだ!!
「あのー、ククラさん。さっきから同じ場所をくるくる回ってる気がするんですが…帰り道知ってますか?」
俺がそう聞くとククラさんは、伏せ目で答てくれた。
「やっぱりな…」
なにがですが?ククラさん
ククラさんは、一枚の紙を俺に渡してくれた。そこには、おぉ!!ダンジョンの地図だ!!
「ククラさん!こんなのあったら早く見せてくださいよ!!」
「…すまんな。わしは、昔から職人の技ばかり学んでいてな…」
「あっ」
察しました。そうなんすね。地図読めないんですね…
「さ!出口まで行きましょう!!」
俺は、話を終わらせてダンジョンの出口に向かって歩きだした!
やっと見えてきた!出口が現れてやっと5階層から向け出せそうだ!!
「ククラさん!どんどん行きましょう!!」
俺が元気に、言うとククラさんは、出口の方を指を指していた。
「ん?」
指している方を見るとそこには、ドロッとした、よくわからない形状のモンスターがいた。
「…まじかよ…。スライム」
スライム。こいつは、とても厄介なモンスターだ!物理攻撃は、ほぼ効かない。魔法があれば簡単に倒せるんだが…
「ククラさんって魔法使えますか?」
ククラは、険しい顔をした。
「熱を吸収し、固める魔法は、使えるが…」
え?なにその魔法!今の状況じゃ使えないけど凄い気がする!!
「分かりました。離れていてくださいね…」
俺は、そういって身を低くしスライムにバレないように近づいていった。
ここまでちゃんと修行してきたんだ!今なら行ける!!気がする…
ぴかーーん
激しく光った!