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17話 色々堪能したらしい(※カイト視点)

【カイト視点】



「また、失敗しただとお!?」


私は、【夜の翼】の中にある私の部屋に情けない報告をしに来た男をしかりつけていた。


男は私の部下の一人だ。


「はい、ボス……申し訳ありません……!  ですが、急激に魔物の力が強くなり……!」

「言い訳などどうでもいい! お前達には期待していたんだぞ! スゥやクアケの代わりとして! それがこの体たらくか! この無能共め!」

「ひっ……!」


私が怒声を上げると、部下は怯えた様子を見せる。


全く、使えぬ奴らばかりだ。

ここのところ、クエストが上手くいっていない。

やはり、スゥの抜けた穴が大きいのだろう。それに、クアケも。

サヌキに従う気に入らない女奴隷ではあったが、能力は高かったし、美人だった。


「それにダンジョンでの魔石の採取量も少ないようだが……?」

「スゥさんのところのサラダがいなくなったのが原因かと……」

「馬鹿が! ポーター一人いなくなったくらいでここまで変わるわけがないだろう! そんなこともわからんのか! その程度のことが何故わからない!……まあいい。次は必ず成功させろ! 失敗すれば貴様を殺す! わかったな!」

「はい! 必ずや! 失礼します!」


逃げるように出て行く男。

そして、入れ替わるように、最近雇った女料理人がやってくる。


「カイト様、お食事をお持ちしました」

「ああ……ありがとう。頂くよ」

「失礼します」


女料理人は、食事用のテーブルに料理を置いていく。

屈んだ時にうっすら尻の形が浮き出ていて思わず頬が緩む。


やはり、いい。


サヌキが居なくなってから色々面倒な事は起きたが、彼女を呼ぶことが出来て本当によかった。

女性らしい彩りに鮮やかな料理。そして、何より私にふさわしい高級感溢れる料理だ。


「今日も美味しそうだね」

「ありがとうございます。本日のお料理は……」


彼女が一つ一つどういった高級なものを使っているのかを説明してくれる。

それだけで、私は自分の心が満たされていくのを感じる。


「では、頂くよ。……うん、おいしい!」


高い味がする。やわらかいしおいしい。とてもおいしい。


「ありがとうございます」

「君は本当に素晴らしいね……どうだい、感謝の意味も込めて今夜……」

「……はい」


彼女は恥ずかしそうに顔を伏せる。だが、嫌がっているようには見えない。

そして、馬鹿どもの失敗ばかりが書かれた報告書をさっさと片付け、彼女と共に宿へと向かった。



一言で言うならば、彼女自身も美味だった。

そして、今、甘えたようにすり寄ってきている。


「カイトさま、ありがとうございます。明日からも頑張れそうです。いつも私の我が儘を聞いて下さって嬉しいです。調理場もあんなに豪華にして下さって」

「ああ、前の料理人がね。古臭い頭の持ち主の田舎者でね。わざわざ精霊にとかいって変な小屋を作って変な食べ物をわざわざ置いていたんだ。金の無駄だろう? だが、君の料理には価値がある。思い切って改装してよかったよ。他に困ったことはないのかい?」

「そうですね……あそこには立派な畑がありますが、どんどん野菜の味が落ちていってる気がします。出来れば、やめて、高級食材を仕入れることが出来たらと思うんですが」


ああ、サヌキの畑か。確かに、アレはもういらないな。しかも、味が落ちてるなんてやはり田舎者の作る野菜なんてその程度か。


「分かった。君の良いようにしてくれ。君の為ならなんだってしよう」

「嬉しい……!」

「君の料理が楽しみだよ。だけど、その前に、もっと君を味わわせてくれ……」


私は彼女の瑞々しい身体に手を這わす。

彼女は抵抗することなく、むしろ誘うような視線を向けてくる。


そして、そのまま私は彼女を、私の女神を堪能したのだった。

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