永遠の戦士なのです
『実験体ノ反応消失ヲ確認……
試練ノ祭壇ニヨル試験ノ要アリ。
施錠解除』
中央の透明な柱に新しい語句が並ぶ。
同時に来た扉と先に進む扉が同時に開かれる。
「……あ、その……柱の模様が、か、変わったみたいですね……」
アリアが柱を見て言う。
恐らくはアキラとウイングに問い質したいことがいっぱいなのだろうが、それをどうにか飲み込んで別の話題にしたようだ。
ウイングが怪我人、全員を集めて魔剣で全員に回復魔法を掛けていく。
ミルキルの回復魔法とアリアの魔剣回復で大きな怪我は処置されているものの、アールタイル、ムース、マルガレーテはまだ目を開けられないような状態だった。
他のメンバーも消耗が激しく、暫く休憩というところだ。
「どうやら、この先に『試練の祭壇』があるみたいだね」
アキラが開いた扉の先を示して言う。
「もしかして……読めるの?」
柱とアキラを交互に見ながらモーリーが聞く。
「うん。読める。
えっと、なんて言えばいいのかな……当然、これには秘密があるよ。でも、まだそれを語る時じゃない。
時が来れば……いや、時が来ない方がいいんだけどね……」
アキラは物憂げに瞳を伏せる。
「時が来れば……それはウイングにも関係あるのかしら?」
モーリーは普段、物静かな態度を取っていることが多いが、それはその分、観察に余念がないとも言える。
どうやら、真っ先に敵が現れると察知したアキラとウイングに同質のものを感じたようだった。
だが、アキラはそれには答えず、別のことを語る。
「……本来なら、さっきのアレも秘密だったんだけどね。
まさか、ウイングにも似たことが出来るなんて思ってなかったから、ちょっと早まったことしちゃったって自覚はあるんだ……。
できることなら、見なかったことにして欲しいんだけど……」
そうは言っても、アキラに後悔の念は感じられない。
飛ばなければ『孔雀蛇』は倒せなかっただろうし、誰かが死んでもおかしくない状況だったのだ。
ウイングが飛べたにしても、得物は小剣一本しかなかった状況では、あれだけ早く止めを刺せたかは疑問が残る。
「まあ、今回の冒険中は何も聞かないでおく……ってのが精一杯の譲歩かもな……」
ミルキルは使った矢を集めた中から、再利用できるものを選別しながら言った。
「うーん……そうだよねえ……そうなるよねえ……。
……分かった。じゃあ、そういうことにしといてもらおうかな……」
アキラは困ったような、それでいて腹を括ったような顔をした。
「それで……ウイングも似たような感じなのかな?」
ミルキルが呆れ顔でウイングに話を振る。
「ほえっ?」
それまで蚊帳の外で話を聞いていたウイングが間抜けな声を上げる。
そこにモーリーが仁王立ちして、影を作った。
「なに?灰魔法って空も飛べるの?」
「あっ……魔法力がいっぱい必要ですけど、飛べなくはないです……」
ウイングが質問に答える。
「マジで!飛べんの!?」
「風のマナに思念で伝えて飛んでるです」
「うわ……また、難しそうなことを……」
一瞬、顔を輝かせたミルキルが途端にげんなりした顔になる。
灰魔法勉強中の『白夜の蒼炎』メンバーは一様に似た表情をする。
「やれるとしたら風に親和性が高いムースかアリアか……」
「でも、アリアだと制御が利かなくて大変そうな未来しか見えないんだけど……」
「私自身もそう思います……」
ミルキルはなんとか希望を見出そうと頭を悩ませるが、モーリーは否定的で、アリア自身も半分以上諦めているようである。
「まずは無詠唱での呪文行使ができる程度まで行かないと難しいと思うです」
ウイングがそう言うと、ミルキルはウイングをマジマジと見る。
「……つまり、ウイングは無詠唱で呪文行使ができる?」
「え、でも普段は呪文使ってますよね?」
アリアが思い出すように言う。
「できるですけど、無言で魔法を使ったら連携は取れないと思うです」
ウイングの説明に全員が納得する。
「そっか、アキラも精霊魔法の行使に呪文使ったりしてないしな……」
「うん、ボクの魔法は呪文というより、考えたことを精霊が可能な範囲で再現しようしてくれるって感じだからね……」
そんな話をしていると、広場に顔を出す者たちがいる。
トップパーティー『砂塵の爪』メンバーたちだ。
重装甲の全身鎧を着た男がウイングたちが休んでいるのを見て気楽に声を掛けてくる。
「やっぱり上で合流できてたか……魔物と戦ってたらいきなりアールタイルと魔物が上に行っちまったから、辺りの探索してから来てみたんだけどよ。
予想が当たったな!
……んで、ソレまだ生きてっか?」
重装甲男は寝ているアールタイルを指差して聞く。
「あ、生きてるです。今は寝てるだけです」
ウイングが答える。
「あ、もしかして、アレか!例の光魔法の魔導器付きの剣……」
「あ、そうなのです!」
すると『砂塵の爪』たちは一斉に頭を抑えてガックリする。
「あちゃー……そりゃ済まなかったな。
もちろん、代金は払うから、許してやってくれ……」
そこに口を挟むのはミルキルだった。
「ああ、まあ今回はアールタイルのお陰で助かったしな。
代金はチャラにしとくよ!」
「ですです!」
ウイングも首をコクコクと動かしていた。
「そっか……ソイツが役に立ったなら良かったよ!
んで、これからどうする?」
にこやかに重装甲男がアールタイルをソイツ呼ばわりして、今後の方針を聞いてくる。
それに答えるのもマルガレーテ、ムースが寝ている以上、ミルキルだ。
「どうやら、『試練の祭壇』も近いみたいだしな……ひと休みして、動けるようになったら、一当たりしてみるかと思ってるよ」
「ふむ、ならばその役目、我らに譲ってもらおう……」
そう言って広場に姿を現したのは最初の別れ道で別れたはずの『風界の鷲』ライアスだった。
ライアスたちの後ろには『深緑の狼』のメンバーも半数が続いている。
「見たところ、魔物の罠、かな?」
「ああ、完全に生きてるぜ、この遺跡……」
ライアスが辺りの惨状を見回して不敵に言うと、ミルキルが嘆息して答える。
「そのようだな……この蛇の魔物は俺たちが向かった先で透明な筒の中に封じられていた……死んでいるのかと思っていたが、辺りを探索していたら、急に筒が開いて……我々が見ている前で床ごと上に昇っていってしまったんだ……」
「俺らのところはあの馬だな……筒から出てもしばらくは動きすらなかったから、死んでいるものだとばかり……」
ライアスに続いて、『深緑の狼』のロックも証言する。
「魔物が床ごと昇っていって、道はそこで途切れていた。
今はウチの奴らがグラディス老を連れて、検証にいってるはずだ……」
「……ってことは、他の道は全部、魔物の保管庫みたいな場所に通じてたってこと?」
モーリーが聞くと、『砂塵の爪』の重装甲男がそれに答える。
「いや、確かに俺らが行った先で更に道が分かれてて、俺らはその片側を調べて来たが、アールタイルが分断された時点で、そこからは合流目指して動いたからな。
まだ、必ずそうとは限らないぜ」
「でも、本命の『試練の祭壇』はこの先にあるはずなのです」
ウイングが先の通路を示す。
「ここに魔物が集まって、守っていたのなら、そういうことなんだろうな……」
ライアスが納得したように頷く。
「この先で試練があるはずなのです」
「ああ、恐らくは更に上位の魔物でもいるのかもな……それならば疲弊のない我ら『風界の鷲』が適任だろう」
「おいおい、俺ら『深緑の狼』も忘れんなよ、ライアス!」
ロックが自分の短剣の柄を叩く。
「へいへい、んじゃお任せしますよ!
ただし、復活したらアタシらも動くかんな!
死ぬなよ!」
ミルキルが仲間の様子を見てから、ライアスに笑いかけると、親指を立ててサムズアップして見せた。
冗談めかしているが、実際には心配なのだろう。
『孔雀蛇』も『角馬』も『蜘蛛烏賊竜』も生半な敵ではなかったのだ。
それにライアスは軽く手を上げて、ロックは少し馬鹿にしたように両手を合せておじぎして通り過ぎていった。
ライアスたちは慎重に通路を進む。
暫く進むと突き当たりで、その一ブロックだけ床の色が違う。
自動昇降機だ。
上がって進むと蒼い部屋が見えてくる。
「おいおい……雰囲気出てきたな!」
ロックが額の汗を拭って言う。
ライアスたち『風界の鷲』は五人、ロックたち『深緑の狼』も五人で、合計十人が蒼い部屋へと入る。
そこは湖の底を透明なドームで包んだ不可思議な空間だった。
海底遺跡ならぬ湖底遺跡ということらしかった。
床はそれまでと変わらず幾何学模様の強度が高い石とも金属とも呼べるような物質で舗装されているが、壁と天井は強化プラスチックのような何かが覆っていた。
最も特徴的なのは床のところどころに突き立てられた水晶の原石だろうか。
だが、その水晶も実際に水晶という訳ではなく、透明な石のような物質とするのが正しいのかもしれない。
「この透明な石を持ち帰るだけでも、相当な値がつきそうだな……」
ライアスが水晶に触れて言うと、『風界の鷲』の女魔法使いがげんなりして言う。
「ライアス……この幻想的な風景に感動する前にお金の話?」
「いや、私は全員の報酬が上がればそれだけグラディス老の今後の活動がやりやすくなると思ってだな……」
「はいはい。ライアスはいつでも皆のことを考えて、公明正大、清廉潔白、全員が同じくらいの苦労を負って、同じくらいの報酬を得るのが目標だもんね……」
「まるでそれが悪いとでも言いたげだな?」
「べっつにー……ただ、適材適所とかもっと長期的な視野で平均を目指してもいいんじゃないかって思っただけよ……」
「『白夜の蒼炎』のことを言ってるのか?」
ライアスは意図的に『白夜の蒼炎』の功績を認めていない部分がある。
それは全体で見た時に『白夜の蒼炎』、ひいてはウイングの功績が突出してしまうため、全てを認めてしまうと報酬に差異が出過ぎてしまう。
それでは後日、他の者に禍根が残ることを懸念しているためなのだが、確かに女魔法使いの言うことにも一理ある。
だが、そこに口を挟んだのは『深緑の狼』リーダーのロックだった。
「別にいいんじゃねーの?
ライアスのやり方は短期的に見れば正しいってことだろ?
今回みたいな大掛かりな依頼だとどうしたって全員にやりたい仕事が振れる訳でもねーし、『白夜の蒼炎』はそれで納得してるんだし、問題ねーだろ?
ま、あんだけ稼いでたら、多少凹まされたって、許容範囲だろーさ。
それこそ、気にいらなけりゃ言ってくるだろ?
マルガレーテもミルキルもそこら辺はうるさいタイプだからな!」
言ってから大仰に笑うのだった。
「まあ、そうでしょうけど……」
冒険の合間にゆっくり温かい風呂に入れるというのは、女魔法使いに『白夜の蒼炎』へと肩入れさせるだけの魅力があるということなのだろう。
「それよりも見ろよ!この水晶の部屋の奥、あれが祭壇なんじゃねーの?」
見れば部屋の奥には、確かに祭壇と呼ぶにふさわしい机のようなものがある。
そこには湖面からの光を受けて揺らぐ波の影がユラユラと見える。
だが、何よりも目を惹くのは、祭壇の上、何も無い空間に浮かぶ水晶の玉だろう。
魔法的な力によるものか、超科学の産物か、その玉は祭壇の上に台座も無く浮いていた。
十人の冒険者たちは、慎重に、だが目は玉に奪われたかのようにゆっくりと近づく。
「すげーな……」
誰ともなくそう呟いた。
ライアスがその玉にゆっくりと手を持っていき、触れる。
触れた瞬間、玉は光を発する。同時に部屋全体が鳴動する。
「なんだ……?」
ロックが辺りを見回すと、辺りに突き立つ水晶の原石らしきモノが震えていた。
そして、それは砕けて、光る玉に吸い寄せられていく。
「全員、下がれ!」
ライアスが触れていた手を離して、指示を出す。
ライアスの手が離れても、その玉はそこに浮いていた。
水晶の原石らしきモノのカケラが玉に貼りついていく。
不思議な光景だった。
光る玉を核として、水晶のカケラがひとつの形を浮かび上がらせてゆく。
「人……?」
「こりゃ水晶の騎士とでも呼べばいいのか?」
そこに有るのは『水晶の騎士』だった。
水晶の鎧を身に纏った人型で、両腕には四角錐のランスのようなものが生まれている。
「全員、戦闘の用意だ!魔物の罠らしいぞ!」
ライアスの指示を待つことなく、全員が武器を構えていた。
『水晶の騎士』はその背に三対の剣のような板状のものを背負っていた。
まるで光背か翼のようにも見える。
「くそっ!アレはお宝じゃねーのかよ!」
ロックが二本の小剣を構えて毒づく。
「わからん……もしかすると、これが試練ということか?」
ライアスも剣を抜き、背負っていた盾を準備する。
ゆっくりと『水晶の騎士』が地面に降り立ち、その面貌の奥に光が宿る。と、その瞬間、掻き消すように『水晶の騎士』が動いた。
「右……いや、左か!」
ライアスが左に盾を向けた刹那の後、衝撃が襲う。
「くっ……重いっ……」
まるで無造作に振られた『水晶の騎士』のランスが、その側面で受けているにも拘らずライアスの身体を吹き飛ばす。
三ミョーン〈メートル〉も後退させられてライアスが堪えながらも盾を構え直す。
「早いぞ!囲めっ!移動範囲を狭めるんだ!」
ロックの指示で『深緑の狼』たち五人が『水晶の騎士』を囲むように移動する。
「気を付けろっ!思ったより一撃は重いぞ!」
それにライアスが注意を促す。
『水晶の騎士』はライアスが一撃で倒れなかったのを知ると、すぐ様、標的を変える。
狙われたのはライアスの後退で前面に突出する形になった『風界の鷲』の斥候男だ。
一足で距離を詰めると同時に横殴りのランスが斥候男を襲う。
瞬間的な反応でギリギリ身体とランスの間に腕を差し挟み、致命打を避けるが、ゴキリという嫌な音と共に斥候男は吹き飛ばされ、床を十ミョーン〈メートル〉近く転がって、突き立つ水晶の原石に強く身体を打ち付けると動かなくなってしまう。
「……ケーンゲイン……十字火炎剣、投射!」
完成した『風界の鷲』女魔法使いの火魔法が『水晶の騎士』を捉える。
超速度で動く『水晶の騎士』だったが、放たれた五本の火炎剣をすべて避けることはできず、そのランス状の腕の一本が切り落とされる。
「うまい!俺も続くぜ!」
『深緑の狼』のベルが短弓を構えて、絞ると同時に放つ。
狙いは足の関節部分で、移動を封じて次に繋げるべく放たれた矢だった。
狙い過たず、『水晶の騎士』の足関節部分に矢が突き立つ。
『水晶の騎士』は動きを止めて向き直る。と、その面貌の光が強く輝く。
落ちたランス状の腕は、光に引き寄せられるように『水晶の騎士』の切断部分に繋がった。
そして、その治ったばかりのランスで自身の足の関節部分を打ち砕く。
矢が突き立つ水晶部分をそのままに、新たに原石から関節を構築すると、それで『水晶の騎士』は元に戻ってしまう。
「そりゃ反則だろ……」
『深緑の狼』のグインが呟くと同時、『水晶の騎士』はまた掻き消すように移動を始めるのだった。
『白夜の蒼炎』と『砂塵の爪』、二つのパーティーが異変を感じ取って湖底のドームに駆けつけた時、立っているのは三人だけだった。
ライアス、ロック、『水晶の騎士』の三人というか、二人と一体だった。
「なんということだ……」
アールタイルは壊れた鎧をウイングに応急的に修理してもらった防御力が激減した姿で、わなわなと震えていた。
「アリア、アキラと一緒に負傷者を安全な位置に!
ウイング、ムース、ミルキルは治癒を!
モーリー、私と二人でアイツを止めるぞ!」
マルガレーテが即断即決、走り出す。
「おい、俺らも行くぞ!アールタイル!」
『砂塵の爪』の男達もアールタイルにひと声掛けて走り出す。
『水晶の騎士』が新たなる犠牲者の登場にランスをひと振りしてから、跳ぶように駆ける。
それを目線で追いながらも身体がかなり疲弊しているのか、ロックは一歩よろめいて叫ぶ。
「そいつは倒せねえ!防御を固めて退避しろーーーっ!」
弾丸のようなランスの突撃を『砂塵の爪』の大盾持ちが受け止める。
同時にやはり『砂塵の爪』の槍持ちが横から『水晶の騎士』を貫きにいく。
『砂塵の爪』は全員が重装備のため、スピードは最初から望めない。
その分を連携でカバーするのが信条なのだ。
「来いやぁぁぁっ!」
「もらったーっ!」
大盾持ちが正面からランスを受け止める。回避を考えない動きはきっちり正面、大盾の中心で万全の受け止め方だ。
『水晶の騎士』のランスが大盾に当たる。
「ぬおりゃあああっ!」
ランスは大盾を貫きはしないものの、その突進力は殺しきれず、ずざざと摩擦音を響かせながら大盾持ちが後退していく。
槍持ちは狙いがズレるが、それを持ち前の筋力で無理矢理修正、結果、『水晶の騎士』の横っ腹に槍を突き入れる形になる。
『水晶の騎士』の身体が横からくの字に折れ曲がって吹き飛ぶ。
「見たか、こらぁああっ!」
槍持ちが叫ぶ。
その頃、ウイングは『風界の鷲』の女魔法使いの腹に開いた穴を塞いでいる最中だった。
女魔法使いは息も絶え絶えに言葉を発する。
「アイツは……倒せ……ない……永遠の……戦士なのよ……」
ウイングは『水晶の騎士』を見る。
面貌に光が宿り、壊れた腹部分の水晶が復活していくところだった。
そこに焔の精霊サアラが思念を伝えてくる。
我が主様、お逃げ下さい。アレは大精霊を核とした人造の騎士です。
人の力では大精霊を倒せません……。
どういうことです?
ウイングが思念で聞く。
簡単です。マナも精霊も大精霊も物理攻撃が通らず、魔法も作用を及ぼさない存在だからです。
その大精霊を縛る魔法陣を壊せばいいのです!
罠ならば対処できるとウイングは豪語する。
だが、サアラは無念そうに言う。
いえ、魔法陣ではありません。アレは大精霊の意思で行っています。いくら我が主様の糧が膨大でも、魔法陣からの解放は意味を成しません。
な、何かないです?
ウイングが焦ったように聞く。何故なら『砂塵の爪』の大盾持ちも槍持ちも、次の瞬間には吹き飛ばされ、戦闘不能になってしまったからだ。
それは……
サアラは言い淀む。それは主人を気遣うような物言いだった。
母親が入院しましたー。
その関係で執筆が遅れております。
申し訳ない。
また温かい目でお待ち頂ければと思います。




