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輪廻転SHOW!魔王の息子  作者: 月のそうま
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はじめての依頼なのです

「おお!ダンジョンもあるですか!」


冒険者ギルドに貼りだされる依頼の紙を眺めていたウイングが喜びの声を上げる。


「ああ、遺跡の調査ですね。ダンジョンなんて代物じゃないですよ。

建物自体はかなり古いものらしいんですけど、上ものはもう基礎しか残ってないですし、地下に部屋がいくつか残されているだけで、その部屋だってもう何も残ってないですよ。

あ、ちなみにその地下に生えてるキノコは採取依頼でよく出てますよ」


アリアが説明してくれる。


「キノコ?」


「毒消しになるらしいですよ。樹海の浅いところなので、初心者向けでいいかもしれないです」


依頼は人数や能力で分けられているが、難易度分けはされていない。

それを見分けるのも冒険者の力量とされているからだ。

その分、ギルド内では座学などで見分ける目を養うよう教えている。


ウイングとしては騎士土竜ナイトモール程度なら軽いので、アリアの実戦訓練をかねて、多少は骨のある依頼を受けたいと考えていた。


「こっちの人数多い依頼は受けられないです?」


「人数はそのまま難易度に直結していることが多いですから、私たちだけで受けるのは厳しいですね……他のパーティーや個人を集めて皆で受けるとかはありますけど……」


「アリアの特訓の成果を確かめるには、とりあえず少人数で動きたいですね……」


「そうですね……正直、自分でもどの程度できるか不安もありますし……」


アリアは消極的な姿勢のようだ。


「でも、こっちの方が報酬もいいですし、冒険っぽい依頼が多いです」


「そりゃ人数が必要な依頼なら、報酬も良くなりますよ」


そうして話していると、急にギルド内がざわめきに包まれる。

ウイングが辺りに目をやるとすぐにそれは分かった。

美女軍団だ。

四人組のそれぞれにタイプの異なる美女たちが冒険者姿で入ってきたのだ。


「あ、『白夜の華』の皆さんですよ!」


アリアが憧れの目で見つめている。


「有名な人たちです?」


「そりゃもう!美女、美少女揃いなのも有名ですけど、実力も中堅どころのパーティーの中では頭ひとつ抜けてて、ウチのギルドの中だと十本の指に入るくらいですね!

前に一緒に依頼を受けさせてもらったことがあるんですけど、優しくていい人たちでしたよ」


「へえ……女の人しかいないのに凄いですね……」


ウイングは素直に賞賛を贈る。


と、『白夜の華』の一人がこちらに向けて手を上げて歩み寄ってくる。

褐色の肌に桃色がかった白髪、挑発的ともとれる薄着で背に大弓を装備した美人だ。

歩く姿はネコ科の獣を思わせる。


「よっ!アリアじゃんか!元気してた?」


「ミルキルさん!」


アリアは笑顔で顔を輝かせていた。

それを見ていた『白夜の華』の他の面々も笑顔でこちらに向かってくる。


重そうな黒い全身鎧と大盾を負った、金髪の美女は抜けるような白い肌をしている。


「久しいな、アリア。大型の依頼を受けたくなったのか?」


「お久しぶりです、マルガレーテさん。

あ、いえ、そういうわけでは……」


「そうなのです!」


消極的なアリアが全て言い終わる前にウイングが口を挟む。

『白夜の華』の面々は一斉にウイングに目を向けた。

マルガレーテと呼ばれた黒い全身鎧が代表して口を開く。


「はじめまして。君は?」


探るような、試すような目を向けてくる。

ウイングにはそういう趣味はないが、その冷たい瞳にゾクゾクしてしまうのはきっとマルガレーテが帯びる自信から来ているのだろう。


「みなさん、はじめまして!ウイングなのです!」


「あ、実は彼とパーティーを組んだんです……」


アリアが慌ててフォローする。


「へぇ……アリアのコレかい?」


褐色美人のミルキルが、アリアに下衆な感じで親指を立てている。だが、その笑顔のせいか、あまり下品な印象を帯びないのは美人補正だろうか。


「いえ、そういうんじゃないですよ、ホントに……!」


アリアは憧れの面々に緊張しているのか、慌てっぱなしだ。


「なんにしろ、パーティーを組もうと思える相手が見つかったのなら、良かったじゃないですか……」


少しおっとりした喋りでニコニコと言うのは青い髪に深緑色のローブを着た優しい印象の女性で、胸の膨らみが凄い。


「ムースと申します。よろしくどうぞ……」


ウイングに頭を下げてくる。

ウイングも合わせて「ウイングなのです」と頭を下げる。


「ねえ、依頼見に来たんじゃないの?」


そう他の面々に零したのは黒髪黒目、ゴスロリ風の衣装の上から鎧を着込んだ美少女だ。

ウイングは一瞬、相手を日本人なのではないかと疑ってしまう。


「モーリー、冒険者の仲間に顔を売っておくのも私たちの仕事だ。

私はマルガレーテ、あの子がモーリー、こっちがミルキルだ。四人で『白夜の華』というパーティーを組んでいる。よろしく」


マルガレーテが差し出す手をウイングは握り返す。


「僕は『蒼穹の不死鳥』のウイングなのです」


「パーティーはアリアと二人なのか?」


「そうなのです」


「大型の依頼を狙っているなら、よければ合同で依頼を受ける気はないか?」


マルガレーテの提案にウイングはしばし考える。


「ウイング、受けましょう!『白夜の華』の皆さんと一緒に仕事ができるなんて、滅多にないチャンスですよ!」


アリアが乗り気で言う。

ウイングとしても、骨のある依頼を受けたかったがアリアの消極的な姿勢をどうしようかと悩んでいたところだ。人数は増えるがアリアが積極的になるならいいか、と受けることにした。


「よろしくお願いするです!」


「こちらとしても人数がいないと割のいい仕事は受けられないから助かる」


どうやらマルガレーテが代表のようだと思いつつ、ウイングも頷く。

そこにミルキルがその見せつけるような細いくびれを回しながら割り込んでくる。


「てーい!いつまで手を握りあってるのさ!」


体でマルガレーテとウイングの握手を分断してから、ウイングを見て、


「浮気、ダメ、ゼッタイ!」


と、両手でバッテンを作りながらアリアをチラと見る。

どうやら、アリアを煽って楽しんでいるようだ。


「ですから、違うんですってば〜!」


「にひひ……ホントかなぁ〜」


ひらひらと舞い踊るように逃げるミルキルを追って、アリアは行ってしまう。

ウイングは一瞬呆気にとられるがすぐに立ち直って、マルガレーテに言う。


「今の内に決めちゃってもいいです?」


「ああ、そちらに問題なければ、こちらは問題ない。

ちなみに狙っている依頼はあるか?」


「できれば討伐系で骨のあるやつを狙いたいと思ってたです」


「失礼だが、どの程度ならいいのかな?」


「実は、この辺りの魔物はあんまり詳しくないのです。でも、騎士土竜ナイトモールはアリアと二人で倒したことがあるです」


「へえ……最近、噂になってるのって、アンタなの?」


途端に興味を持ったのか、ライバルを見るような目で黒髪のモーリーが腕を組んだまま見てくる。


「噂?」


騎士土竜ナイトモールを倒したルーキーがいい気になって高級宿に泊まってるとか、あの『紅蓮の獅子』のレイオーンを適性検査でぶちのめしたらしいって噂になってんのよ」


「ああ……いい気になってるつもりはないですけど、たぶん僕ですね……」


「ふん……いいのよ、いい気になっときなさいよ。

どうせ、稼げない奴らのやっかみなんだから……!」


攻撃的な物言いだが、言っているのはフォローでしかない。

何故かモーリーからは敵視されているような印象を受けていたウイングだが、もしかして違うのかもしれないと評価と改める。


「以前は別の場所で冒険者を?」


マルガレーテが聞いてくるのに、ウイングが予め決めておいた答えを返す。


「樹海の中で記憶喪失でいたところをアリアに助けてもらったです」


「ふむ……それは失礼なことを聞いた。すまない」


「別に失礼だと思ってないです」


「冒険者にとって過去はあまり詮索するものではない。

つい、口が過ぎた」


「いいです」


「それで依頼なんだが、槍地竜スピアドレイク狩りはどうだろう?竜種の中では、空を飛ばない分、比較的倒しやすいと思う」


騎士土竜ナイトモールとどっちが強いです?」


騎士土竜ナイトモールが怖いのは奇襲攻撃だ。それさえ避けることができれば、地力では槍地竜スピアドレイクだろうな。まあ、避けることができればの話だが……」


「おお、それくらいならちょうどいいです!」


「ふん、その程度の腕はあるのね……」


ウイングはアリアの腕試しにちょうどいいと思ったのだが、モーリーはウイングの腕のことだと思ったようだ。

訂正したところで、比較対象は地下の魔物か一層に攻めてきた人間たちだ。それを言う訳にもいかないので、黙っておく。


「さて、じゃあ、こいつを受けるとしよう……」


マルガレーテは依頼板からメモ紙を取るとウイングに渡してくる。


「一緒に来てくれ」


マルガレーテはギルドの窓口へとウイングを伴っていく。


と、窓口の脇にある扉を開いて、見覚えのある顔が現れる。


「レイオーン……」


マルガレーテがその顔を見て、止まる。

レイオーンがマルガレーテに笑顔を向けようとして、その隣にいるウイングを見た瞬間、顔を歪める。


「どうした?」


レイオーンの後ろから、ぞろぞろと五人の男、一人の女冒険者が出てくる。

レイオーンに声を掛けたのは、その五人の中の一人だ。


「あら?シリス?」


『白夜の華』のおっとり爆乳ムースが、『紅蓮の獅子』の紅一点、冒険者なりたてといった感じの女の子に声を掛ける。

シリスと呼ばれた女の子は俯いて答えない。

代わりに答えたのはレイオーンだ。


「彼女は『紅蓮の獅子』に入ったんだ。

色々と吹き込んでくれたみたいだけど、これで分かっただろう。

懸命な彼女はこれから僕らと強くなる!

今後は余計な言葉は謹んでもらいたいね」


「そう……貴女はそちらを選んだのね……」


レイオーンの言葉を無視して、少し困ったようにムースはシリスに話し掛ける。

俯いていたシリスは、怒ったような顔を急にムースに向けると、レイオーンの腕をかき抱くように取ると言い放つ。


「レイオーンは私を愛してるって言ったわ!貴女じゃない!」


「さあ、どいてくれないか?彼女もこう言ってることだし、僕らは事を荒立てたい訳じゃないんだ。

今回のことは不問にするから、もう絡んで来ないで欲しいね」


言って、レイオーンは空いた手で荒々しく『白夜の華』を振り払う仕草をすると、ムースは諦め混じりに道を譲る。

譲り際、レイオーンに言う。


「死なせないで……」


「当たり前だ!仲間だぞ!」


レイオーンはそこだけ区切れば立派な言葉を言った。

言って去っていく。

シリスは周りに見せつけるようにレイオーンの腕に胸を押し当てながらついていく。

周りの五人はむさくるしい見た目で威圧感を放ちながら、シリスを守るように去っていった。


ウイングは展開についていけず見守るだけだったが、ふとムースを見る。

その顔は悔やんでいるような、悲しいような顔に見えた。


「何があっても、冒険者は自己責任よ。

ムース姉が気にすることじゃないわ……」


ゴスロリ美少女のモーリーが言う。


「モーリーの言う通りだ。ムースはできるだけのことはしてやった。それで聞く耳を持たなかったのは、シリスだ。

なら、後はシリスの問題だ……我々が気にしてもしょうがない!」


マルガレーテはそれだけ言うと、窓口で依頼を受ける旨を伝える。

ウイングも依頼の紙を持って、それに続く。


依頼についての手続きが終わってから、ふとウイングは受付をしてくれた女性に聞いてみる。


「そういえば『紅蓮の獅子』はあの扉から出てきたですけど、どうしてです?」


「あちらは名指しの依頼を受けた人が案内される特別室ですよ」


「おお!そんな依頼もあるですか!」


ウイングの目が輝く。それに気を良くしたのか、受付の女性が教えてくれる。


「ふふっ……『紅蓮の獅子』はこの町で一番と言われる有名パーティーですからね。指名料を払ってでも、名指しで依頼したいという人も多いんですよ」


「どんな人が依頼するです?知り合いになれば僕にもチャンスあるですかね?」


「それは教えられません」


「ええー!知りたいです!せめてヒント欲しいです」


「んー、それじゃあヒントだけですよ……」


言って受付の女性はいたずらっぽい目をしてウイングに耳打ちしてくれる。


「綺麗な入り口で今から三十カケ(分)後に出てくる、一番お金持ちそうな人です。でも、ギルドで聞いたとか言ったらダメですよ……」


「そこら辺は上手くやるです!」


受付の女性と睦言を呟くように話すウイングの耳が急に引っ張られる。


「あ、痛い、痛いです!」


「何やってるんですか!ウイング!」


耳を引っ張ったのはいつの間にか合流したアリアだった。


「ちょっ……いきなり耳引っ張るとかヒドいです……」


「私がいない間に依頼を勝手に受けて、受付の人ナンパしてる方がヒドいです!」


「ナン……ち、違うです!ちょっと色々教えて貰ってただけなのです……」


「にひひ……こりゃあ、やっぱり……」


面白がって煽るのは、これまた戻ってきていたミルキルだ。


「ちょっ!だから、そういうんじゃないんですってば!」


アリアが焦って弁明しながら手を放す。

ウイングが耳を擦りながら受付を見ると、受付の女性は面白がって小さく手を振っていた。

ウイングも小さく手を振って、感謝の意を伝える。


「それでは明朝、日の出の時に南門集合でいいかな?」


マルガレーテが空気を読まずに言う。

アリアは慌てて襟を正すと、『白夜の華』に向けて頭を下げる。


「はい!今回こそ迷惑をお掛けしないよう頑張りますので、よろしくお願いします!」


「アリア、前に迷惑掛けたです?」


「いや、充分に役に立ってくれたと記憶しているが?」


「まあ、また仲良くやろうよ!」


「はい〜、楽しくお仕事できるといいですね〜!」


「アリアは……嫌いじゃないわ……自分のベストさえ出せれば、文句なんかないわよ……」


それぞれがそれぞれに受け答えをして、ウイングはアリアに頭を抑えられて一緒に頭を下げさせられた。

『白夜の華』とはそこで解散となった。


「さて、私たちもヤオーエさんの所で旅支度しましょう!」


アリアが意気揚々とギルド向かいの冒険者の店に行こうとする。


「ちょっと待つです。やりたいことがあるのです」


「え?明日に備えて、食料買ったら、今日は早めに休まないといけないんですから、ゆっくりしてる暇はないですよ!」


「まあ、三十カケ(分)くらいで終わるですから、アリアは先にヤオーエさんの所で買物をお願いしたいです」


「まあ、それくらいなら構わないですけど、何するんですか?」


「ちょっとした確認なのです……」


「はあ?まあ、早く来てくださいね」


いまいち腑に落ちない顔をしながらも、アリアはそれ以上聞かずに先に行った。


それからウイングは、綺麗な入り口、つまり依頼者がくぐる扉を眺められる場所でジッと待っていた。

待ちながらもウイングの頭の中からは嫌な予感が振り払えない。

アリアから聞いた『紅蓮の獅子』の噂。

レイオーンの性格。

ムースのあの悔しそうな顔は男を取られたから悔しいなんて顔ではないと思った。

先程見た『紅蓮の獅子』の面々と新しく入ったというシリスという女の子のウイングから見ても分かるほどの実力差。


はっきり言ってしまえば、ウイングとは関係ない話だ。

前世から通して、人間の醜さなんて見慣れている。

多少悪どいことをしていたからといって、それがウイングとウイングの周囲に及ばないのなら、どうでもいいとも思える。

だが、ウイングは地上で楽しく暮らさなければならない。

それが約束で至上命題で誓いみたいなものだ。


どうにも気に入らない。つまり、楽しくない。


だから、確かめておきたかった。

『紅蓮の獅子』を名指しで依頼するのはどんな人物なのかを見ておきたかった。

話ができそうな相手なら、『紅蓮の獅子』の仕事を奪ってやるのもいいかもしれない。

『紅蓮の獅子』の評価が落ちれば、おいそれとレイオーンの誘いに乗る女の子を減らせるかもしれない。

そんなことを考えていた。


そうして眺めていると、でっぷりとした裕福そうな男が出てくる。

着ている服も仕立てが良く、成金趣味を全面に押し出した格好をしている。

アレだろうと当たりをつける。


時間もちょうど三十カケ(分)くらいで、他に出入りするのは食堂の経営者や職人風の者ばかりだ。


「こんにちはなのです!」


「なんだお前は?」


商人風の成金親父は怪訝そうな顔でウイングを睨む。


「ウイングです」


「ふん……何か用か?」


「宣伝なのです!」


途端、面倒そうだという顔で視線を逸らし、吐き捨てるように言う。


「間に合っとる!」


ウイングの横を抜けて、成金親父は行こうとするのを、ウイングは立ち塞がるように動いて言葉を続ける。


「『紅蓮の獅子』のレイオーンをぶちのめしたくらいの腕しかないですけど、有能そうな人なら買ってくれるかもと思ったです」


成金親父はチラとウイングを見るがまた視線を逸らした。


「ふん、お前が言ってるだけかも知れん。証拠でもあるのか?」


ウイングは昔見た記憶から、魔性族の重鎮ジーガンに擦り寄る小悪党ってどんなだったですっけ?と思い出しながら、成金親父の身につける貴金属を見つめて話を続ける。


「ギルドの職員か神殿の神官に聞いてみるといいです。

二十マワリ前にそこの訓練場でレイオーンをぶちのめしたから、怒られちゃったのです。

お金さえ貰えれば何でもやるので、ぜひ覚えておいて欲しいです」


言って、悪びれるでもなく舌を出して見せるウイング。

いつの間にか成金親父がウイングを試すような目で見ていた。


「まあ、それが本当なら考えてやらんでもない。名前は何だったかな?」


「ウイングです!よければお名前だけでも教えて欲しいです」


ウイングは揉み手をしながら、ヘコヘコと頭を下げた。


「ドーパンだ。機会があれば試しに使ってやろう」


言ってドーパンは、どけ!という風に手を振った。

ウイングは頭を下げながら、道を譲る。


「ありがとうございますなのです、ドーパン様……」


ドーパンの背を見送りながら、ウイングは深く息を吐く。


「ふう……意外と精神がすり減るですね、小悪党プレイ……とりあえず布石は打ったから良しとしておくです……さて、あんまり待たせるとアリアに怒られるです……」


言ってアリアの待つ冒険者の店に向かうのだった。

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