1パート
「残るは四機です。」
頭を抱えるヒトシにマドカが言った。
「撃破されたリオンは?」
「住民が署名を集めて反対運動を起こしているなか協議会は予算を受け入れるわけにはいかずそこで流れが止まっているためおそらく無理でしょう。」
「上層部も怯え始めたのかリオンセイバーやリオンバズーカの補修ができないでいる。」
協力な12機のリオンをばらまいて政府を思い通りに動かすなどというおろかな考えを抱くからだ。この古だぬきが。とマドカは心の中で言った。
「これからの四機のうち、三機は非常に強力なリオンになっていますから心配はいらないと思います。」
話を終え外に出るとアヤコが聞いていた。
「どぶねずみみたいに盗み聞き?」
「どぶねずみ?もし、私がどぶねずみだとしたらあなたもですよ。」
アヤコは睨み付けた。
「言うようになったわね。いずれにしても、どっちにつくか考えておきなさい。片方にはもう未来はないよ。」
「もちろんマドカさんにつきますよ。ところで撃破されたナオキのやつはどうしてるんですか?」
「事態が一段落するまで様子見らしいよ。ヒトシさんがいってた。」
「ケイゴさんも同じですか?」
「そうだね。グローリーのやつらが最近めんどうになってるから残りのリオンで撃破するつもりらしい。うまくいくはずないのに。」
「最終的な着地地点を考えるとヒトシさんがマドカさんには邪魔になりませんか。どうするおつもりですか?」
「それはケイゴがどう考えてるかだね。ケイゴがその問題には対策とると言ってたから。」
歩いていったマドカを見ながらやはり自分はマドカが嫌いである事を再確認した。人としても女性としても嫌だった。そもそも、ノゾミへの精神的な攻撃といい、上司であるヒトシを露骨になめたような行動はやはり好きになれなかった。
そのころエストレーリャでは、次の出撃の作戦を立てていた。
「二体同時か。敵もそろそろ焦ってきたって事かな?」
「八機倒されて修理もストップになっていますからね。」
そんな中、ユイが書類をもって部屋に入ってきた。
「今回の敵はアリエスとタウラスだって。高速で動くのとタウラスはかなり硬いらしい。」
「ずいぶん細かいことまでわかるんだな。」
「国家軍の中にもリオンをちらつかせて政府を誘導しようとするやり方に疑問を抱く人もいるから、戦況がこちらに傾いてきて応援しやすくなったんだと思う。」
「なるほど。」
高速で動くのはリオンウイングも例外ではなく次の戦いでリオンウイングとリオンスピードにも決着をつけようとユウタは考えていた。作戦はタウラスはボディが硬いリオンバスター、リオンソードはアリエスを相手にすることに決まった。




