1パート
三人が帰った後、すぐに電話して親にグローリーに戻る事を伝えた。親はあなたが健康でいてくれるのならそこが一番いいと言った。関係者に会いにいって戻る事を伝えた。ミチルに対して申し訳ない思いもあったため、すんなりと退職届を書かせた。 一番大変だったのは引っ越しであり、もうすぐ大学生になるいとこにあげるもの以外の処分が難しかった。でもどんなに大変でも絶対に帰るんだという思いだった。
キャリーバックを引きながら海底基地の前に立ったミチル。ユイが笑顔で出迎えた。
「ミチル。おかえりなさい。顔色よくなったね。体調はもう大丈夫?」
「はい。すっかりまともになりました。朝早かったからか少し眠いです。」
「よかった。そんな寒いとこいないでこっちに入りなさい。部屋はそのままにしてある。掃除はしたけどね。最初にマイとアユミに会ってあげて。待ってるよー二人とも。マイとアユミには帰る事は言ってあるけど日時は言ってないの。びっくりさせてあげて。」
家具はどうしたのか、関係者について、引っ越しの話などしながらユイと一緒に海底基地の中心部へ向かった。ミチルはここまで穏やかな気持ちになったのは久しぶりだった。
「マイはエストレーリャで書類をまとめてて、アユミは朝から部屋でずっとデータを取ってる。マイから会ってあげて。」
エストレーリャの操縦室でたくさんの書類の中、小さくなって仕事をしているマイがいた。音楽を聞いていて入ったことには気づいておらずクッキーを食べていた。ミチルは軽くマイを小突いた。
マイは立ち上がって振り返った途端、目を真ん丸に見開いた。
「ミチル…」
「帰ってきちゃったよ。ごめんね、マイ。心配かけて。」
ミチルの言葉を聞いているうちにマイの目はだんだんとうるうるした目になり、ミチルに飛び付いて肩をこづき始めた。
「なんで!なんで帰ってきちゃったの!自分の夢だったんでしょ!正当に評価されてなくたっていいじゃん夢かなったんだから!もうミチルのばかばかばか!」
しかし、直後にマイはミチルを強く抱き締めた。
「ばかだよミチル…でも…でもね…大好きだよ。これから一緒に…いられるのうれしいよ。またたくさんお話して…また遊ぼうよ。どんな形であれ…一緒にいられるのはうれしいよ。帰ってきてくれてありがとう。」
マイはミチルの胸の中でわんわんと泣いた。




