2パート
高校生の頃から友達の三人は、9年も一緒にいたことになり思い出話が途切れることはなかった。
「スポーツ大会の時さーマイは毛糸の靴下はいてきて滑って大変だったんだよねー!」
「なんでそんなこと覚えてんのよ。忘れなさいよ。」
「無理でしょ、あれ爆笑だったもん。」
「あれはうけた。」
入学の時の写真は入学の時から出会っていたわけではないためないものの、三人が出会った学祭、スポーツ大会、そして一生懸命みんなで頑張った受験、入試、卒業式、それぞれでマイかミチルが何かボケた行動を取っていて、その思い出を話すたびに三人は爆笑した。
そして大学の入学、授業ははばらばらにとったり、ゼミが違っていたりしていたものの遊ぶときはいつも一緒。
アルバイトや、ゼミ、サークルで時間が取りづらくなり会う回数は減ったが大事な友達には変わらなかった。
「ミチルなんか前日に8,000字のレポートあるとかいって泣きながらやってたよね、夜食作ったなぁー」
「あんたもパソコンのレポートのデータ消えて泣きまくったじゃん、私がバックアップ取ってなかったらどうなってたか!」
三人は爆笑して涙も出ていたがミチルが空白のページを出した途端、マイが斜め下を向いて小刻みに震え出した。
「ダメだよマイ。泣かないって決めたでしょ。」
「うん。わかってるよ…でもね…アルバムの白いページ…これから写真どれくらい貼れるのかなって…三人で一緒の写真…何枚とれるかなって…。泣かないって決めてたよ…でも寂しいもん…そんなの無理だよ。」
ぼたぼたと涙をこぼして泣き始めるマイにミチルがつられた。
「私、一緒にいれなくなるのは寂しいけど…うれしかった…みんなみんな喜んでくれて…二人がずっと親友でいてくれるから私…頑張れるからさ…二人とも今までありがとう…大好きだよ。」
ミチルがわぁわぁ泣き出した。
「ばか!やめて…そんなこといったら辛くなるでしょ…うれしいけど寂しいよ…一緒にいられなくなるのは…私もミチル、マイのこと大好きだよ…ずっと応援してるよミチル…」
アユミが顔をくしゃくしゃにして泣き始めて、三人はもう泣いて泣いてまた泣いた。マイの膝の上にあった雑誌は涙でぐしゃぐしゃになり、床は涙で水浸しになった。
ユイがこっそり見に行くと、ミチルとアユミは手を繋いでいてマイとミチルは頭をくっつけて泣きつかれて眠っていた。




