2パート
「ずいぶん飛行訓練に余裕が出てきたな。安定して飛べている。」
エストレーリャへ向かう艦の中にマモルとマモルの奥さんとカイトが乗っていた。カイトの飛びかたをマモルがほめていた。エストレーリャへ近付くと戦闘をしていることがわかった。
「どうする。合流を遅くするか?戦闘に参加するか。」
「もちろん手伝います。少しでも埋め合わせをしないと。」
「わかった。準備しておく。」
出動準備をするカイトにマモルの奥さん、ケイコは話しかけた。
「カイトさん、ありがとう。あの人が誰かと一緒にあんな楽しそうに修理してるのは久しぶりだよ。」
「俺はなにもしていないですけど。」
「それでいいと思うよ。あの人の言葉をかりて言えば自分が戦う理由を見つけて頑張って。」
ケイコから言われた言葉にカイトは速答できなかった
「戦う理由、俺はなんのために戦っているのか。」
艦は飛び続けエストレーリャ近くの戦闘の無線の声を拾った。
「やはり面倒だな。動きを拘束してやった方がいいかも。」
「シンゴさん、ならば作戦をCに変えましょう。粘着弾を撃てば拘束できるかも。」
艦はその戦闘の上空を雲を突っ切って高く高く上がった。リオンソードの出動するハッチが開いて準備が整った。
「飛行訓練の時の事を思い出して周りをよく見ておけよ。後はさんざんやった訓練を思い出して自信を持ってやるんだ。それと、カイトくん。ありがとう。」
「自分もお世話になりました。ありがとうございました。また近いうちに会いに行ければと。その時までになぜ戦うのかの答えを用意しておきます。」
「わかった。歓迎する。うまい飯でも用意しておくから。それじゃあ体には気を付けて。」
「行ってきます!」
リオンソードが切り離されて、目が発光した。雲を突き抜け、「来たか。リオンソード。」リオンセイバーにのるナオキの呟きとともに、リオンソードは地面に降り立った。
飛び降りた瞬間地面の土がふきあがりリオンソードよりも高く舞った。
「リオンソードだ!」
「作戦をBに変えよう。カイト、前と同じで二対一になってしまうけどあなたは自由にやっていいから。」
リオンセイバーは腕を剣に変形させ、レオもリオンソードの方を見た。
レオが殴りかかってきて、その攻撃をかわしてきたリオンソードの背後にリオンセイバーがまわり切りかかった。
しかし、リオンソードはそれを難なくよけリオンセイバーの腕をもち、前方に投げ飛ばした。
エストレーリャの人達はとても驚いて様子を見ていた。
「あんな動きリオンソードってできたんですか?背中にカメラなかったですよね。」
ユイが言った。
「それは最初にみて、来るタイミングに予測をつけてたの。きちんと周りが見られないとできない。カイト、成長してる。」
「すごーい!」
「カイト、二対一ではきつい。3分後に援護するから直前ににげて。」
「俺もバスター砲を撃つ、カイトはこっちにも気を付けてな。」
「了解しました。」
シンゴも前は拒んだ援護を受け入れているところに成長を見ていた。
リオンソードはレオの攻撃をリオンセイバーの気を引いた。
リオンバスターのエネルギー砲がぶつかる瞬間にリオンソードは飛び上がり、レオに当たった。それと同時にアユミが撃ったエストレーリャのミサイルが当たりレオは破壊された。
作戦が失敗しリオンセイバーは攻撃をしかけるがリオンソードの動きはすばやかった。次々とかわし、受け止めたあと反撃に出た。リオンソードは攻撃で怯んだ隙をついて大きく蹴りを食らわせて吹っ飛ばした。リオンソードはいよいよ出力を上げ右腕の剣にエネルギーを溜め走り出した。切りつける瞬間、リオンセイバーは剣で受け止めた。激しい発光と音が鳴り響き、カイトの意思が通じたのか少しずつヒビが入りついにはリオンセイバーの剣は砕かれ袈裟懸けにリオンソードの剣が入った。
リオンセイバーはそこから火花を吹き上げそのまま倒れこみ爆発した。
エストレーリャに乗る人達はしばらく驚いたままだった。
「リオンセイバー、撃破。信じらんないわね。」
ユイの呟くような発言に現実をようやく理解したのかマイが立ち上がり、
「すごーい!」
と感動した。




