2パート
「ジェミニ撃破!パイロットも無事です。」
「アユミ、お疲れ様。」
「アユミ、すごーい!」
ミチルとマイの歓声を聞いたアユミは言った。
「ねぇ、あそこの人ってノゾミさんじゃない?」
アユミはハイパーメガランチャー発射のためにズームアップしたカメラを覗きこんでいた。そう言われてミチルが覗きこんだが同じ感想だった。
「あれノゾミさんだ。履歴書見せてもらったときの顔と同じ!とにかくユイさんに知らせる!」
ミチルが走っていったあと、マイが同じように覗きこんだが履歴書の顔を忘れていて意味がなかった。
ミチルから話を聞いたユイは司令室に入った。
「さっき私ぼろっと外にっていったから私を信じて外に出てきてたんだ。」
「どうします?着陸するには危険すぎます。」
ユイは少し考えていた。
「この艦ごと接近して拾うのは?」
今度はユイも含め3人が驚いた。
「艦を接近させるくらいなら大丈夫だけどまさか乗り降り口から腕を伸ばしてってこと?」
「マイ、おもしろいけどさすがにそれは…」
「そのまさかだよ。」
マイもミチルも再び驚いた。
「まぁさっきと同じくそれしかないならやるしかないか。操縦はマイ、攻撃はアユミがやってるから行くとしたら私かな?」
ミチルはそう言ったがユイが立ち上がりながらいった。
「いや、私がいく。私じゃないとノゾミの立場からして手を伸ばしてる人が味方かどうかわからない。」
ユイはそう言うと乗り降り口に立った。命綱をつけて、乗り降り口から身を乗り出した。そうすると小さくだが聞こえた。自分の名を呼ぶ声が。
ユイには何度も何度も自分の名を呼んでるように聞こえた。
ユイは自分の腕につけたブレスレットを見た。今度は私があなたに手を伸ばすから。あなたがわたしを友達の仲間に加えてくれたように。仲間に加える時にノゾミが伸ばしてくれた手を。今度は私があなたをつかむから。敵だろうが15年たとうが関係ない。だってあなたは…
光学迷彩がとけ姿を現したエストレーリャから思いをこめて大きな声で叫んだ。
「ノゾミーー!!!」
ノゾミはユイの方を振り返った。マドカにもそれが聞こえ、その様子を見てうっすらと笑った。
よし!聞こえた!
同時にミサイルが直撃しバランスを崩すエストレーリャ。
「機体が壊れるかもしれません。チャンスは一回です!」
「上等だ。必ずノゾミを助け出す。」
ノゾミ、今度はあなたが私の手を捕まえて。あちこちから煙を吹き上げるエストレーリャからユイは精一杯手を伸ばした。
すれ違う瞬間、ノゾミは全身を使って飛び上がり、腕をすり抜けユイに抱きついた。
ノゾミが助け出せた。転倒し、体を強くうったがそんなことはどうでもよく助け出せたことが嬉しかった。
「ユイさんがノゾミさんを助けた!マイ、上昇して。アユミは光学迷彩を。」
「了解!」
「わかった!」
マイは全力をかけてレバーを押し出した。
「いっけぇぇぇ!」
エストレーリャはエンジンを吹かし、舞い上がって空中に消えた。
それをみてマドカは小さくいった。
「ほー。想定外だけどこの結末も結構おもしろいかも。」
マドカはそう言ってナオキ達に連絡を取った。
「ナオキ、アヤコ、あとケイゴ。作戦変更だよ。帰ってきて。」
了解の返答をしたあと、ナオキは捨て台詞を吐いた。
「二度と俺の前に出てくるなよこの弱小リオンが。」
胸部をリオンセイバーに貫かれ、リオンソードは爆発し活動ストップ。その爆発で近くの海に吹っ飛ばされ、海に消えてしまった。
リオンセイバーたちが逃げていくなか、リオンスピードのユウタとリオンバスターのシンゴがリオンソードを探そうと海に向かった。
それと同時にユイから通信が入った。
「ちょうど海で調査をしていた人がリオンソードを救助してくれました。あなたたちも帰ってきてください。」
「それはよかった。あの様子からするとカイトの保護もしてくれそうだ。」
「全くって感じですね。」
少し心配ながらもシンゴ、ユウタはエストレーリャに帰っていった。




