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KALの詩集  作者: KAL
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KALの詩集 2025 6月~8月

鋼とて 熱が伝わり 凍えては 折れて曲がりて 我が身のごとく

                            短歌 「心の硬さ」


嘘つきになりきれないな話しちゃう取り留めもなく傷つけてでも

                             短歌 「優しさ」


七つの夜にチラつく影が私を離しちゃくれない

                             都々逸 「蒙昧」


花の蜜 悲哀の先に 爛れてる

                            川柳 「毒としか」


貴方に惹かれる代償に、無くしたことに気付かずに

                       都々逸 「取り引きの代償に」


海を見るため鳥籠抜けてそれが私のワタリドリ

                         都々逸 「消えゆく世界」


腹が空き孤独の味に手を出した

                           川柳 「ひとりきり」


星に手を伸ばせばきっと、掴めると思ってしまう。


小市民より

                              短歌 「手紙」


弾けて飛んで 待ってと言って 知らずの間 消えてった

                            都々逸 「君の事」


「私と似てる」そう言ったのは嘘では無いの、これもそう

                           都々逸 「今は違う」


イカすメイガス鼻歌歌い花の楽園ご招待

                          都々逸 「花の魔術師」


夜もすがら、果てなき時間話したが 分かり合えずに 別れてしまう

                           短歌 「あいしゅう」


帰り道 言い訳だろう サヨナラは

                              川柳 「別離」


人知レズ 人並ミ知ラズ 望ンデハ 営ミ捨テズ 何求メルカ

                            短歌 「人ハズレ」


ごめんねの言葉は軽く、飛ばされて。 君の元には、未だ届かず

                         短歌 「ありがとうとか」


Thank you for Annabel 未練とは、逃した翼に近づく理由

                           短歌 「片翼の天使」


私には遠くの山が小さくて、可愛らしいと思えたのです

                            短歌 「あの子の」


美徳の無垢を消費し続け、挙句の果てに馬鹿を見る。

                             都々逸 「成長」


愛に溺れて、気づかず死んで、何に果てたか、愛してる

                            都々逸 「余所見」


余所見しながら、いたずらみたい、誰かに盗られ。ああ、いやだ。

                           都々逸 「私が先に」


秘密を抱え 泣いた赤鬼 泣くだけ無駄か 今更か

                           都々逸 「間違いか」


いたずらに 知らない私 見出して ただ遊ばれた 君だけが居る

                            短歌 「さざれ石」


三日月も 薄ら夕暮れ 花紅葉 散れど離れど 畑の肥やし

                               短歌 「乱」


熱帯夜 不理解故の 愛として それが悪だと 誰かが言った

                              短歌 「好意」


寂しさとうつろう日々に果てしなく、空虚の笑みに支配されてく

                              短歌 「徒然」


ひたすらに呼びかけ続け、蚊帳の外

                           川柳 「誰彼説いて」


花の木漏れ日 燕に咲いた 眩しくなって 飛び去った

                 都々逸 「あの日、あの夏、あの場所で。」


光り方、選び損ねた代償を 今も私が引きずっている。

                           短歌 「逃げた日々」


花より先に枯れてしまったあなたの傍に携えて

                            都々逸 「押し花」


夏の暑さに 汚れてしまう 二十日と十に蓋をした

                            都々逸 「逃避行」


サヨナラだけが合図になった、私が生きた塵の山

                        都々逸 「きっと、手遅れ」


自認の数と階段の数、知ることそれが罰なのか

                       都々逸 「知りたくなかった」


愛でさえ伝えられずに、正しさに溺れて落ちて縋れず死んで

                           短歌 「破れ鍋の恋」


只管に何度も願い願うだけ、明日の自分は誰かのせい

                              短歌 「怒り」


死ばかりが助けてくれる存在と滑稽な鳥はうそぶくばかり

                             短歌 「嗤う狼」


「終の夢」正しく満ちて 始まりに鐘を響かせ明日を照らせ

                           短歌 「ついのうた」


鼻先を合わせて見つめ照れ隠し

                            川柳 「ごまかし」


私はどうにかなって仕舞いたい。いずれか僕か、それとも君か

                      短歌 「人の為の終わりの活動」


巫山戯た今に、歩かず道に、斯くして仕舞い、人仕舞い

                           都々逸「成り上がる」


こだわりを捨てられぬまま暗がりに

                      川柳 「もっともらしい言い訳」


人の身でこころあらずの伽藍堂

                            川柳 「欠陥製品」


剃刀刃 裂け割く者よ 斬り裂く言葉 取り合わず

                        都々逸 「キレたカミソリ」


幸せな人を見てると悲しくて 思わず泣いて

泣けたらいいな

                            短歌 「悲しくて」


修羅に招かれ正しさでさえ意味を成さずに1人きり

                             都々逸 「怒り」


枯れた心に怠惰を宿し人の真似事、退屈だ

                             都々逸 「怠け」


やわらかいトゲのつもりでふれていた

                          川柳 「しゃぼんだま」


大切で、触れて、痛くて、悲しくて、寂しさ謡い、投げてしまった

                            短歌 「君なんて」


誰にでも嘘をついても、知っている?過去の君には嘘だけが無い。

                     短歌 「嘘をつくのは明日のため」


鮮烈に滲んだ色も価値が無い、明日の君には関係が無い

                            短歌 「モノクロ」


口を塞いで「君の言葉に意味は無い 僕の感じた君を見ただけ」

                              短歌 「微熱」


笑ってる君が好きって言葉でも 伝えられなきゃ意味が無いだろ?

                           短歌 「通話越しに」


明日には大事なものが陽炎に溶けて消えても渡したくない

                            短歌 「それでも」


空を飛んでも満たされないの、私だけだと浮いちゃうの

                          短歌 「2人分の重力」


特別に成れないのなら、無いのなら。無くてもいいの、明日の私

                         短歌 「それこそが人生」


愚かにも賢しくなれず、賢しくも愚かのままで居られないなら。

                              短歌 「苦悩」


嘘ついて吐いた息さえ飲み込めず。浅い呼吸を繰り返しても

                           短歌 「緩やかな死」



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