KALの詩集 2026 2月
鯨雲眺めてた日に戻れない 明日が足りない 今、愛せない
短歌 「名づけられない」
愛せたか。焦る心は褪せたのか 燃えない心 信頼の色?
短歌 「思いの外」
ぼやける目 日差しは落ちて 明日を待つ 温く微睡む つたない言葉
短歌「翠鳴歌」
いつまでも 満たされないと 嘆いてる 兄弟二人 くっついちゃった
短歌 「お腹と背中」
雨が降る 駅のホームに 項垂れる 穴空いた傘 覗いてみたら
短歌 「ずぼ濡れ」
あの雲の形を真似て作られる 私を消化 明日の色は
短歌 「茶色」
此岸行き 何も出来ずに 舞い戻る 何も無い日は 終わってしまう
短歌 「休日」
生まれたて 生きるだけでも 褒められて 明日を生きても 何も得られず
短歌 「影を追い越した」
寒空に 僕を遮る 不純物 吐いた息さえ 取り戻せずに
短歌 「無題」
読み進め 心に重ね 溶き合わせ 放つ言葉で 人を響かせ
短歌 「読書感想文」
合わせたら 見えないモノも 見えるかも 取る手を見ては 人のよしなし
短歌 「万華鏡」
霜付きの葉擦れの音に身を任せ 土の香りが鼻をくすぐる
短歌 「自然」
手に取った幸せのせに詰まってる 明日の希望が一番甘い
短歌 「幸ゆえに」
微睡んで 雨の動きに 傾けて 冷たいベンチ 行き交う車
短歌 「睡眠」
かわいいで戦う女 未完成 ひけらかしてる ひらひらフリル
短歌 「幼い人よ」
付き従いて 光を移し 疲れた海の影の月
都々逸 「水底の月」
蜜月を濡らして待った半月後
川柳 「酔深夜」
泡みたい つられて破れて 頓挫して 吹きこぼれると 誰でもないな
短歌 「水からでた泡」
水彩に滲む赤色ともすれば 身から出た血と血迷うかもな
短歌 「表現」
緑色いつかも知らず腹に入れ おずおず思う 今更遅い
短歌 「いつのアイスか」
愛と歌 君に口付け 捧げてる 飾り立てたよ 一輪の花
短歌 「トルコキキョウ」
取りこぼす 生きた証に惑わされ 今の気持ちも離れ離れに
短歌 「カーネーション」
哀愁の果てに待ちわびた僕達のいつかの日々にホコリが積もる
短歌 「ラベンダー」
あの月は満ち欠け続け何年か 私の見てた時間は少し
短歌 「満ち干き」
いつの間に ひとりがふたつ 繋がって 足した明日を望む眼差し
短歌 「望む」
無いものを削り出してる夢見草 無くなるなんて思いもせずに
短歌 「桜」




