第31話 初デートする高校生
心がわかるDKとわからないJK
第3章 夏休み~文化祭後
第31話 初デートする高校生
土曜日の9時。家から徒歩で来れる駅の出入口横。分かりやすい位置で立っておく。
前髪長いな。スマホ、スマホ、内カメラ。うーん。そろそろ髪切りに行くべきか?
「柏原さん!」
「あ、おはよ」
「おはよう。……おれ、毎回柏原さんを待たせてない?」
「待ってないよ。長くても数分だよ?」
別に、5分前行動とはいかないけど、指定された時間ぴったりには待ち合わせ場所にいる程度なんだけどな。
「……」
「なに?忘れ物?」
「スカートなんだ」
何の話?今日のあたしの服か?たしかに、ロングスカートだけど。
「なんだと思ってたの」
「勝手にズボンのイメージだった」
「これ姉のおさがりだから、あたしの好みは反映されてないんだよね」
「へぇ」
藤くんの前だと、パンツしか履いてないか。
デートという単語に、気を引っ張られすぎたかな。
「2番ホームらしいよ。早めに行こ」
「あ、うん!」
この駅は有人駅で、改札も自動改札を数台備えているような、田舎の中じゃ大きな方の駅。引っ越し先がここでよかったかも。これからもっと栄えてる街に行くんだけど。
同じ部活の子に、カレシがいるけど藤くんがカレシであることは伝えてないので、そのうち教えるかもしれないこと。そのカレシが写真に撮られたリレー選手であると分かられる可能性があることを話し、かれこれ20分くらいホームで待ったらお目当ての電車が来た。
電車に乗ってみれば、まばらに人に座っていた。この駅で乗る乗客が多いし、早く座ったほうがいい。立ちっぱなしでいるには少し辛い距離を移動することになる。
「あっち。対面の席あるよ」
「ありがと」
藤くんが見つけてくれた席は、電車の仲でも2-2で人が座れるようになっている。ここを2人で使えばいいか。
「こういう時、真正面に座るか、横に座るかわかんないよね」
「とりあえずは、他に誰も座ってないから自由じゃない?」
あたしたち2人でこの最大4人座れる席を占領することになるのかな。あ、お先にどうぞされた。じゃあ、遠慮なく。
「座れたね」
「うん。ここだと乗る人多いからね」
あたしの正面に藤くんが座った。
「ちなみに、なんでそこを選んだの?」
「喋りやすくない?」
「たしかに」
横に座られると、首を捻る動作が必要になる。首が疲れる可能性を考慮するなら、真正面にいるのが、正解だったのかな。
「40分くらいで着くよね?」
「うん。……あたし、さっきの報告以外に話題が特にないんだけど」
「おれ、1つ話題があるよ」
「なに?」
作戦のことでなにか?電車だから、周りの人に聞かれるかもしれないし、不自然な言葉は使わないようにしよう。
「今日の、親に何て言って出かけてきた?」
「友達と買い物」
「やっぱそれが無難だよね」
背面に体重を乗せてる。あ、大きめのため息もした。
「なに?同じこと言って親が察したの?」
「その可能性があってさ。妙に笑われたんだよね」
「ちょっと恥ずいやつ」
「そういうのなかった?」
なかった。藤くんのご両親はデートに行くのかもと勘が働いたのかな。
「全然。むしろ、今まで買い物というものに興味を示さなすぎて、今日の買い物でなにか好きなもの買ってきなって軍資金もらった。お昼代だけでよかったのに」
「よかった。おれが連れまわすだけなのは、ちょっとって思ってたから。柏原さんも連れまわして」
「そうさせてもらう。服でもみるか」
欲しいものはない。サングラスが有効かどうかが気になるから、買い物したい欲は湧いてこない。
「サングラスもそういうとこに置いてそうだから、ちょうどいいんじゃない?」
「レディースと、アクセ系おいてそうなところ探してって感じか。藤くんは他にほしいものあるの?」
「ないんだよね。服はもう、Tシャツとかで事足りてるし。案外部活が多くて、夏休みの間ジャージ着てることの方が多いんだ」
「そっか。……ねえ」
「なに?」
視るとか、頭の中とか、変な単語は使わない。でも、確認しておきたいことができた。
「なんで、親のことは可能性の話になってるの?藤くんだったら分かるでしょ?」
「……」
「ごめん。踏み込みすぎた」
「ううん。大丈夫。ちょっと、重く捉えないでほしいな」
話してくれるのか。場違いだと思ってたんだけど、いいんだ?
「もう、やらないようにしてる」
「え……」
「小さい頃はやってた。ていうより意図的にできるようになったのが小学校の高学年くらいかな?それより前は自然とできてた。親のことも分かってた」
「……どうして、やめたの」
踏み込みすぎてる。
「2つ。1つはスイッチみたいにオンオフできないかなって試してたから。もう1つは、もうわかりたくないなって思ったから」
「……」
「今はオンオフできてるから問題ないよ。オフできるって分かってからは、親にはやってない」
天然で、勇気の出し方がおかしくて、妙に優しくて、他人の心が視えることを悪用しない、この人って、やっぱり。
「あ、あのさ」
「うん?」
「それからずっと、相談先がいなかったの?」
「それより前からいないよ」
「……」
友達も、親も、相談先にするには信じられない。藤くんも、一人で抱えてたのか。
「だから嬉しいよ」
「へ?」
「柏原さんはちゃんとどうにかしようって動いてくれるじゃん。今嬉しいから、もういいんだ」
「そう。そっか」
あたしは相談先。あたしたちは協力関係。踏み込みすぎないように、慎重にならないといけないけど、あたしたちは、踏み込んだ話題を持ち出さないと協力できない。
今はやりすぎた。藤くんがポジティブな結論を出してくれたからどうにかなったように聞こえるけど、やりすぎた。反省しなきゃ。
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駅からバスに乗り、大きなショッピングモールにたどり着いた。道中はあたしたちと同じくらいの年の人が多かった。休日だもんな。
ショッピングモールに到着してすぐ、マップを確認して一番広いスペースを保有しているお店に行く。ここなら無難なものが手に入るはずだ。
「まず、柏原さんのためにレディースみる?」
「お付き合いくださーい」
「はい」
電車であまり触れられたくないことを喋ってくれたのに、いつも通りになっている。妙に優しい顔、声、態度。調子狂う。
「ゆうてさ、今夏服買っても2カ月も着れないんでしょ?秋服あんのかな」
「意外とあるんじゃない?」
レディースのコーナーは入ってすぐに広がっていたので、適当な棚に近づく。
「カーディガンか……。制服に合わせるやつほしいかも」
「私服じゃないんだ」
「パーカーあればよくない?」
「カジュアルなんだね」
「そう。とりあえずいいや。トップスは~」
この棚の一面はカーディガンばっかりだな。裏とか、隣の棚はどうかな?
「案外長袖あるよ。生地薄そうだけど」
「流行りだよね。正直好きじゃない」
「なんで?」
「透けるデザインだと重ね着前提なのめんどい」
「あぁ。下着?にまで気を配らないといけないのか」
男子だもんね。こういう服を着る想定をしないよね。あたしは想像することはある。でも、
「そう。まあ、トップスを重ね着すればいいんだろうけど、めんどいに尽きる」
「シンプルなのがいいか」
「うん。だからパンツはありだよね」
「なんでも合わせられるしね」
お店の奥に進んでいくと、パジャマと、デニム素材のものが見える。
「スキニー……似合うのかな」
「試着してくる?全然待つよ」
「いいや。候補として覚えとく」
「もう1回来てもいいだろうしね」
妙に優しい。
「……」
「どうしたの?柏原さん」
「なんか、男子ってこういう買い物はすぐ済ませたい人ばっかなのかなって思ってた」
女子の買い物は長い。姉とお母さんが揃えば長くなることが多い。お父さんとあたしで荷物番することもあった。
「うーん。柏原さんはパパッとしてる方だと思うよ」
「誰と比較してんの?」
「ちがう!浮気とかしてない!」
「それを疑ってないけど、マジで誰?」
長く買い物をする人を知ってるのか。元カノかな?
「母親。いくらでも同じものを『どっちにしよ~』て悩んでる」
「納得したわ」
「初デートで浮気を疑われる経験はしたくありません」
藤くん、視ないようにしてるって言ってたから、家族と微妙な距離があるのかもと思ってたけど、それなりに良好なのかな。じゃあ、視なくなった理由ってなんだ?信じられなくなった理由ってなんだろう。いや、踏み込みすぎだ。聞かない聞かない。
「藤くんは浮気しないでしょ」
「え」
「そもそも、あたしたちに浮気って言葉が通じないでしょ」
協力関係を隠して、あたしの目的を達成させたいがための、カレシカノジョ。仮に藤くんがあたしと他の誰かを同時進行でカノジョにしていても、あたしは怒らない。そういうことをしないタイプとも思ってる。
「……そうなのかな」
「好きな人できたらすぐ別れる関係じゃない?」
「そうかもしれないけど、柏原さん、すぐに見つかるの?」
「あたしの心配してくれるのは嬉しいけど、自分のことも考えときなよ」
あたしが付き合いたい人が現れたら、真っ先に藤くんに報告するよ。藤くんも、あたしのことが邪魔だったら距離を置いていい関係でしょうよ。
「あ、うん」
「なにそれ。……ねぇ、サングラス見つけた」
「どこ?」
「あそこ。試してみようよ」
レディースのコーナーを半分くらい見ていったら、男女どちらでも使えるアイテムが見えて、アクセサリーが並んでいる棚が視界に入った。
指さした方向に藤くんの足がどんどん進んでいく。速いな。
「おぉ。茶色だ」
「サングラスだもん。かけてみようよ」
「これで、よし。案外物はくっきり見えるんだよな」
見えちゃうのか。あたしも試してみようかな。
「だれか視てみる?」
「……へぇ」
「?」
藤くんの視線は、店員さん?あたしを視るんじゃないんだ。いや、視られなくてよかったかな。サングラス探しと、余計なこと考えてるし。
「16時からセールするんだって」
「お得な情報どうも。店員さん?」
「うん。“視えちゃった”な」
横顔だけ分かる。残念だったんだね。あたしが提案したことだし、視えなくなるのなら、それがいいんだろうな。
「サングラスは失敗か。他の色とか?」
「他の色……黒?」
「いっそのこと、イエローとか」
「もうそれ、パーティー用だよね?」
「近所で買えるなぁ」
オシャレ用じゃない、パーティーでつけるおふざけ用のサングラスなら、こんな遠出しなくても手に入るな。売ってるお店知ってる。
「さすがにいやだよ。カラフルなろうそくとかついてる、変なデザインは」
「うーん、ギリつけれそうな色さがしてみる?」
「他のお店行こうか」
他にも服を扱っているお店や、売ってそうな雰囲気を持っているお店を回った。後者の場合、雰囲気だけだったケースしかなかったけど。
ショッピングモールの6割くらいは見て回っただろうという頃、お昼どきになったのでフードコートに移動した。バイトをしていない学生に優しい価格のものを探し、あたしは海鮮丼、藤くんはラーメンを選んでご飯を食べ始めた。
「いただきまーす」
「いただきます」
ちゃんと「いただきます」を言う人だということはもう学習した。
「柏原さん、がっつり食べるんだね」
「色んなネタ乗ってるの良くない?」
「なかなか食べないか」
「家で食べられないもの食べるのが、外食でしょ」
「それはそう」
スプーンを指して一口分を作る。思ったよりご飯の量多いかも。でも美味しい。
藤くんは勢いよくラーメンを啜る。やっぱ男子なんだよな。妙に優しくて、あたしには強く喋らなくて、気遣いしまくるけど、食べ方は男子なんだよな。
「藤くんさ、サングラス買うの?」
「うーん。効果はなかったしな」
「そう簡単なものでもなかったかぁ」
「効果があったときも大変だよね。学校には着けていけないし」
「ね」
制服姿にサングラスってだけでも雰囲気ぶち壊しものなのに、授業中もサングラスなんて他校にも噂が知れ渡ることだろう。そもそも校則とかに引っかかって着けられないんじゃないかな。
「分かってたの?」
「提案してから家に帰って冷静になった時に」
「上手くはいかないよね」
「付け焼き刃でしたねぇ」
「でもさ」
藤くんの箸が止まった。うん、と返事をしながら一口食べる。あくまで雑談中の体裁を保っておく。
「今日見たどれかを買おうかなって思ってるんだ」
「いいの?」
「うん。こういう機会ないと買わないものかなって思ったのと、お守りてことで」
「……うん?」
お守り?着けないのに?持ち運ぶってこと?
「前にやってたことなんだけど、自分で暗示をかけるんだよ。これをやっているときは“視ない”。こっちに集中してるときは“視ない”みたいな」
「あの、オンオフできるかって試したときに?」
「そう。だから、サングラスをかけてるときは“視ない”ことを習慣づける」
「……まあ、活用できるならアリなんじゃない?」
「それでも、高校生のうちは難しそうだよね。制服とか、明らかに見た目が若い人がつけてると浮くし」
それ。制服姿でかけてもふざけているとしか思われないだろうな。夏休み明けたらサングラスかけたクラスメイトがいた、なんて。あたしならドッキリを疑う。
なんかあるのかな?授業中にサングラスをかけても目立たない方法。……あれか。
「あれは?調光レンズ」
「なにそれ」
「紫外線だったかな。量が多いとレンズの色が濃くなるの。だから、室内だと透明で、日差しが強い外だとサングラスみたいに変わるやつ」
「あぁ。基本的にメガネとして使えるんだ」
「そ」
サングラスが目立つのは、レンズの色が主な理由だろう。かけるのが問題にならなくても、板書が見えづらくなる可能性は残る。なら、レンズの色が透明になればいい。突然メガネをかけ始めたら視線を集めるかもしれないけど、少し時間が経てば話題にすらならなくなる。たぶんそう。
「柏原さん、メガネかけてないよね?詳しいね」
「姉」
「あぁ」
今日の待ち合わせで姉がいることは話してるし、これで納得して姉のことを深堀してこなければそれでいい。深堀されても話せることもない。そんなに仲良くないしね。
「あと、お守りっていうなら、他にアイディアがある」
「なに?」
「お昼食べたらそこに行こ」
「内緒なんだ」
かわいい言い方だな。
「いくつか候補があるけど、お昼を食べ終わったあたしの気分で変わる」
「わかった」
わかったなんだ。あたしの気分に合わせてって、割とひどいこと言ってる自覚があるんだけど。
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藤くんの方が食べ終わるのが早かった。待たせているのは気分がよくなかったけど、ご飯が多くて結局待たせてしまった。苦しくないけど、おなかいっぱい。
「お待たせしました」
「大丈夫だよ。どこ行くか決まった?」
「うん」
食器を返して、食べながら決めたお店まで歩く。たぶんあっちにあった。
「ここは?」
「パワーストーン」
「……石?」
フードコートからそんなに離れてなくて、お守りっぽいから決めた。店内が少しキラキラしてて、こんな状況じゃなきゃ入らないお店だろうなと思う。
「まあ小さい石は売ってるし、あとアクセ」
「え、柏原さん、アクセサリー買うの?」
「服さ、いまいちピンとこなかったんだよね。でも、こういうやつなら季節とか関係なく使えるし、あんま持ってないし、お守り感あるじゃん?」
「たしかに?」
ここでアクセサリーを買うか、一番最初に見たスキニーパンツか、この2択だった。今日はアクセサリーに軍配が上がったわけ。
「サングラスってアクセ系の近くにあったりするじゃん。それで頭のどっかにずぅっと存在感放っててさ、見に来たら欲しくなるもんかなって」
「欲しくなりそう?」
「きれいだなって思えてるから、買おうかな」
キラキラしてるけど、眩しいとは思わない。
「すぐにつけられるなら、軍資金の使い道を親に見せやすいし、いいんじゃない?」
「じゃ見てこー。藤くんは何かつける人?」
「ううん。1つも持ってない」
そんな気する。男子がつけるものってどんなのなんだろ。
「じゃあ、小さめがいいよね。……これとか?」
「ネックレス?……ネックレス?」
復唱した。自分がつけてる姿を想像したんだろうな。ネックレスを手に取って、藤くんの首元に近づけてみる。
「なんかチャラい」
「高確率でチャラくなると思う」
「じゃあブレスレット……、アンクレットは?」
「足につけるやつ?」
「うん。ミサンガみたいじゃない?」
ミサンガをつけたことはないけど、サッカー部の人はつけてるイメージあるな。
「部活には、それつけて行けないよ」
「しなくていいよ。色気づいたっていじられるよ」
「それは、ちょっと避けたいかな」
体育祭のときもそうだったけど、目立つの嫌みたいだな。それにしては、リレーとか、スポーツ大会のバレーボールとか、目立ってる思う。目立つことが多いけど、良い体験はしたことないって感じかな。
「ふふ。ちょっとじゃないやつじゃん」
「……」
藤くんも今までの所業を思い出してるのかな。それか、ちょっとってハードル下げた風を装ったけど、あたしには通じなくて恥ずかしいとか?
「藤くんもここで選ぶ?」
「うん。サングラスより持ち運びしやすそう。学校に持っていけないのは変わらないけど」
「それはごめん。ストラップとかにする?バッグにつける用の」
ちょっと考えてる。ストラップは、そこで買えばいいかな?このお店で売ってるかな?売ってても高そうだし、自転車乗ってガチャガチャさせることになるから、すぐダメになりそう。
「……いや、たぶんだけど、おれがバッグに何かつけたら、いじられる気がする」
「高倉くん?」
「あいつは絶対に。たか以外の友達も言ってくると思う」
「そういうもの?」
「女子はたくさんつけてる人いても自然だろうけど、男子は、あんまり?うちのクラスにはそんなにいないかな」
たしかにそうだな。女子はバッグもう1つ分くらいの何かを飾っているんじゃないかって子がいても不思議じゃない。男子がきれいなパワーストーン付きのストラップをぶら下げていたら、勘づかれるかもしれない。それは避けておいた方が、お互いのためか。
「ここで探してみるよ」
「そう?じゃあ、お守りっぽいの探そ」
お店はそこまで広くないので、あたりを付けるのは簡単だった。それに、きれいな棚を覗いてみたら、並んでいる数字が可愛くなかった。手軽に買えそうなものから選ぼうと提案し、数分考えた。学生2人が数分だけど占領してごめんなさい、店員さん。
早く決断したのは藤くんだった。パッと見はレザーのブレスレットだけど、飾りとして小さな石がデザインされていた。控えめだけど、藤くんがつけてて違和感のないものだった。いいと思うと太鼓判を押したら、少しだけ顔が明るくなってそのままレジに向かった。
さて、あたしは何にしようかな。




