↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の妻が猫になった  作者: 穏世青藍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
9/22

ねこねこ学校開校

 時は現在から遡ること7年前(^○^)

 棟世(むねよ)たち は元猫だと 平安村役場の職員たちに知られてしまいました(´;ω;`)

 そして妖精 懐仁(やすひと)たち も知られてしまいました(T_T)

 でも、この平安村は妖精や人間化した動物たちのことを受け入れている国の特区だったので、騒ぎにならず受け入れてもらえました(#^^#)

 安心した 棟世(むねよ)たち(^^♪

 これからこの村で暮らしていくことになりました  (*^_^*)

 村役場が全面バックアップしてくれるようです   (●´ϖ`●)

 頼もしいにゃぁ〜(=^・^=)

 これからどうするのでしょうか…?

 はじまりはじまり〜(⌒▽⌒)

 村役場からまず最初に向かった先は、村営住宅でした。

 棟世(むねよ)たち御一行 は、 道長 の車の中で、これから始まる生活に、 わくわく どきどき でした。

 舗装されていない土の道路をにさしかかりました。

土手には草花が色鮮やかです。

 がたがた と車が揺れました。

 川の水の音が涼やかです。

 あそこでしょうか・・・?

 遠くに ぽつん ぽつん と家々が見えました。

 大きな木々に囲まれています。

 人がまばらに見えました。

 棟世(むねよ)たち御一行 は、車窓からお外を見て、楽しそう。

 そして・・・。

 ある一つのお家の前に車が停まりました。

 

 道長:さぁ、着きましたよ。

    車から降りて、中を見てみましょうね。

    

 棟世(むねよ):ありがとうございますだにゃぁ

    ~!!!


 そう言うと、ドアを開けて、お家の庭へ行きました。

 うれしそうに、お家の周りを くるくる 回っていました。

 木造平屋の一戸建ての日本家屋です。

 玄関は引違戸(ひきちがいど)のようです。

 趣があって、素敵です。

 昔の道隆のお家も、引違戸(ひきちがいど)でした。

 見慣れた風景に何となく落ち着きます。

 3人と2匹で暮らすのには、少し大きく感じました。

 これなら、 のびのび と 小馬(こま) を育てられそう。

 庭の木や草花が荒れ放題でした。

 手入れをしなければなりません。

 お隣とは少し離れていました。

 これなら、多少うるさくしても、大丈夫そうです。

 賑やかな家庭を夢に描きました。


 引違戸(ひきちがいど)とは、玄関の戸を横にスライドさせるタイプの物です。

 2枚の戸があり、どちらからでも、出入り出来ます。


 少納言 は、 小馬(こま) をチャイルドシートから降ろしました。

 少納言 は、少し ぷんぷん しています。

 棟世(むねよ) に車のドアを開けて欲しかったのです。

 女ですもの。


 なんでしてくれないんだにゃぁ~・・・。


 悲しくなりました。


 棟世(むねよ) の元へ 小馬(こま) を抱いて連れて行きました。

 まだ、 ぷんぷん していました。

 棟世(むねよ) は、 少納言 の様子に気づいたけれども、訳が分かりませんでした。


 女心は難しいにゃぁ~・・・。


 すると、 道長 が、 棟世(むねよ) にそっと言いました。

  

 道長:女性が車から降りるときは、男性がドアを開

    けてあげた方が良いこともありますよ。


 棟世(むねよ):えっ・・・だにゃぁ~。

         

 定子:そうよ。

    それくらい当たり前でしょう・・・?


 道長:当たり前かどうか分かりませんが・・・。


 懐仁(やすひと):人間の男って、大変だな

    ぁ・・・。


 定子:普通だってばぁ~・・・。

    ねっ?

    少納言?


 少納言:そうだにゃぁ~。

     そうだにぁ~。

     普通だにゃぁ~。


 棟世(むねよ) は、ばつが悪そう。

 道長 と 懐仁(やすひと) は、苦笑い。

 

 晴明が、玄関の鍵を開けました。

 がらがらがら・・・。

 お家の中は静まりかえっていました。

 定期的にお掃除されていたのか、何となくあまり埃とかなさそう・・・。

 

 晴明:さぁ、入って、入って。


 棟世(むねよ) たちに向かって言いました。

 皆、 わらわら と、入っていきました。

 3LDKのようです。

 一間が10畳くらいはありそうです。

 とても快適そうです。

 皆で、窓を開けて、換気をしました。

 網戸もありました。

 テーブル や 椅子 や ベッド などがありました。

 買いそろえる物をチェックしていました。

 結構、お金がかかりそうです。

 懐仁(やすひと) と 定子 の顔が曇りました。

 おもむろに 金 の入った袋を出しました。

 それを、 晴明 に、換金するところは無いかと尋ねました。

 晴明たち は、とても驚きました。 

 小さな袋に、細かい 砂金 が入っていました。

 この 金 はどうしたのか尋ねました。

 すると、 森の賊の妖精たちに 打ち出の小槌 を奪われたと言いました。

 その賊が、 取引したことに と言って、この 金 の入った袋を置いて行ったことを話しました。

 思い出しただけで泣きそうです。

 定子 は うるうる してしまいました。

 晴明たちは、 う~ん・・・ と言いました。

 すると、 晴明 の胸ポケットから、 一匹の妖精が覗き出しました。

 そして、 光栄(みつよし) の胸ポケットからも。

 さらに、 俊賢(としかた) の胸ポケットからも。

 妖精が3匹現れました。

 甲冑を着ています。

 旗印は 水色桔梗紋 です。

 

 旗印 とは、戦場で敵味方を区別し、大将の居場所を示す為に使いました。

 旗に、文字や紋を付けました。

 水色桔梗紋 とは、明智光秀の意匠です。

 意匠とは、色々な美しいデザインのことです。

 工夫を巡らすことと言う意味もあります。

 水色の旗地に白抜きの桔梗 、もしくは、白色の旗地に水色の桔梗の柄でした。

 桔梗紋は美濃源氏の土岐氏の家紋です。

 明智光秀は美濃源氏の土岐氏から分かれた一族でした。

 同じ血統の証として受け継いでいました。

 桔梗紋は、漢字を分解すると 桔梗 → 更(さら)に吉(よし) → さらによし になるため、縁起が良いとされています。

 そして、明智光秀が 水色の桔梗 を兜の前にあしらったときの戦で、武功を立てたので、そのまま意匠としました。

 有名な話では、本能寺の変の時に、 織田信長 に 森蘭丸 が 旗印は水色桔梗紋。明智日向守光秀殿。 と言いました。

 それを聞いた 織田信長 は、覚悟を決められたとか。 

 歴史って、奥が深いですね。


 晴明 の胸ポケットにいる妖精が、 懐仁(やすひと) に向かって言いました。


 妖精・光秀:その森の妖精の旗印は何でしたでしょ

       うか・・・?

       覚えていることを教えて下さい。


 う~ん・・・。


 旗印・・・。


 見たような、見なかったような・・・。


 あぁ・・・。


 瓢箪が見えたかなぁ・・・。

 

 懐仁(やすひと):瓢箪が見えたような気が致しま

    す。

    これで如何でしょうか・・・?

    男性ばかりでした。

    皆、甲冑を着けていました。

    7匹くらいいた気が致します。


 妖精・利三(としみつ):きっと、千成瓢箪ですよ。

       吉秀です。

       取り返しに行きましょう。

       妖精には 打ち出の小槌 はとても大

       事です。

       打ち出の小槌 は、 万に一つの確率

       でしか持って生まれてきません。

       それに、他人の打ち出の小槌を持って

       いても、使えません。

       きっと、困っていることでしょう。

 

 妖精・秀満(ひでみつ):きっと、虎狩りの 正清 

       がいますよ。

       怖いですよ~!!!

       行くなら、皆を集めてからにしましょ

       うよ~!!!

             

 妖精・光秀:そうしよう。

       早速、皆を集めよ。


 妖精・利三(としみつ):光忠 と 伝五(でんご) 

       と 庄兵衛(しょうべえ) と 

       国継 と 吉長(よしなか) で宜し

       いでしょうか・・・?

 

 妖精・光秀 が頷きました。

 妖精・利三(としみつ) と 秀満(ひでみつ) は、窓の外から ふわふわ 飛んで出て行きました。

 

 妖精・光秀:晴明 さん。

       行って参ります。

       懐仁(やすひと) 様。

       必ずや 打ち出の小槌 を取り返して

       きます。

       少々、お待ちください。

       それでは。


 そう言うと、窓の外へと ぴゅん と出て行きました。

 窓からは、車がこちらの方へ向かってきてるのが見えました。

 式部です。

 慌てて、 懐仁(やすひと)と 定子 は 棟世(むねよ) と 少納言 の胸ポケットに隠れました。


 一体何だろう・・・。

 

 車のドアが ばたん と閉まりました。

 玄関を開けて入ってきました。

 手にはお財布と紙袋を持っていました。


 式部:助成金が出たので、お金をお持ちしました。

    どうぞ、これで、お買い物をしてください。

    私は、もう戻らなければならないので、帰り

    ます。

    ごめんなさいね。

    なにかあったら、 道長 に電話を掛けてもら

    って連絡してね。


 そう言って、 少納言 にお財布と紙袋を渡しました。

 そして、 と と と と・・・ と急ぎ足で帰って行きました。

 車のドアが ばたん と閉まり、車が出て行きました。

 皆、 ほっ としました。

 道長 は、 式部 に隠し事をしているので、何となく意心地が悪いのでした。

 少納言 は、初めて持つお財布に うきうき。

 中を覗くと、お札が入っていました。

 紙袋の中にも札帯(さつたい)の付いたお札が入っていました。

 何となく、持っているのが怖いです。

 安全なところにしまいたいにゃぁ~・・・。

 

 晴明:では、買い物に行きましょう。

    買い物が終わったら、そのお金は役場の金庫

    で保管します。

    マイナンバーカードが出来るまで特急発行で

    も最低一週間はかかります。

    マイナンバーカードなどの身分証がないと、

    郵便局や銀行で通帳が出来ません。

    ですので、当面は、余ったお金は役場でお預

    かりしておきますね。

    勿論、お手元に置いておいてもかまいませ

    ん。

    でも、お財布に一週間分の生活費だけを入れ

    ておりては如何でしょうか・・・?

    買った物の荷物を置いたら、お仕事先に行き

    ましょう。

    そして、 元鹿 と元河童 と 元狸 だった

    方々の元へお連れします。 

    ねこねこ学校 では数日経って落ち着いてか

    ら、お勉強を始めましょう。

    今は、お家の窓は開けっぱなしでも大丈夫で

    す。

    

    

 棟世(むねよ):分かりましただにゃぁ~!!!

    お金は買い物が終わったら、少しばかり手元

    に残して、後はお預けしますだにゃぁ

    ~!!!

    では参りましょうだにゃぁ~!!!

    少納言・・・、 機嫌は直ったかにゃぁ~?


 棟世(むねよ) に変なことを言われたので、 少納言 は しゃ~!!! となりました。

 余計に ぷんぷん しだしました。


 あ~ぁ・・・。


 男って・・・。

 

 定子:男って、余計なことを言うんだよねぇ

    ~・・・。

 

 そう言って、 懐仁(やすひと) の方を向きました。

 懐仁(やすひと) は、いたたまれません。

 俺に流れ弾が飛んできた・・・ と、焦り出しました。

 

 懐仁(やすひと):落ち着いたら、二人で、村を回っ

    てみようか?

    きっと、長閑(のどか)で、心が穏やかにな

    ると思うよ。

    定子・・・、きっと、疲れてるんだね。

    分かるよ。

    俺もそうだから。

    でも、皆で、この難局を乗り切ろうね。

    後もう少しだ。

    頑張ろう。

    体の具合はどうだい?


 定子:そうね。

    落ち着いたら、二人で物見遊山(ものみゆさん)  するのも

    良いかもしれないわね。

    体調は大丈夫です。

    ありがとうございます。

    

 少し機嫌が良くなりました。

 棟世(むねよ) は 懐仁(やすひと)の手腕にダンディズムを感じました。


 見習おう・・・。


 道長たち は、犬も食わないと言ったモード。

 でも、何となく、可愛らしくて、笑ってしまいました。

 この 元猫若夫婦たち と 妖精たち との生活を支えてあげよう・・・と、改めて思いました。


 車に乗り、買い物をして生活用品などを買いました。

 家財道具も買いました。

 途中で、 小馬(こま) がお腹が空いたようです。

 にゃぁ〜 にゃぁ〜 泣き出して、ぐずりだしました。

 村に一つしか無い 喫茶店の たぬきっさ で、お茶にすることにしました。

 マスター は 晴明 と何かを こそこそ 話しました。

 すると、 にこにこ して、 棟世(むねよ)たち に、挨拶しました。

 すると、 待っててね・・・ といって、厨房へ入っていきました。

 しばらくすると、薄ピンクのお茶碗に おじや を作ってきてくれました。

 少納言 は、 ふ~ ふ~ して、小馬(こま) に食べさせました。

 マスター が、気を利かせてくれたようでした。

 美味しかったようです。

 沢山食べてくれました。

 マスターは何か話したそうでした。

 とても嬉しそう。

 小馬(こま) のげっぷ を出させてあげて、落ち着いたところで、また、移動しました。


 いったん、村役場へ寄って、 晴明 がお金を金庫へ保管しに行きました。

 棟世(むねよ)は、お金の残高の確認証に 印鑑 を使いました。

 初めてです。

 人間になったんだにゃぁ~。

 しみじみ思いました。

 何か、一つ一つが楽しい。


 棟世(むねよ) たちのお家へ行って、荷物を降ろしました。

 あっという間に、設置が完了しました。

 村の電気屋さんが、協力してくれました。

 かっぱっぱ電気店 さんでした。

 電気屋さんは 晴明 と何かを こそこそ 話していました。

 すると、 にこにこ 笑って、 棟世(むねよ)たち に挨拶しました。

 何か話したそうでした。

 何となく嬉しそう。

 冷蔵庫・ガスコンロ・洗濯機・テレビ2台・扇風機3台・携帯電話2台・・・風鈴。

 皆新品です。

 早速、 風鈴 を台所の側の窓の軒下に付けました。

 ちりん ちりん ・・・。

 涼やかな音。

 少納言 は嬉しそう。

 

 そして、お仕事先へ行くことになりました。

 車に乗り込みました。

 もう太陽が西に降りて、お空は茜色。

 東の方には薄い月が見え出しました。

 風は少しだけ温かいけれども、時折、涼しくなりました。

 大きな街路樹が さわさわ していました。

 道路沿いの家々のお庭の花壇が見えて、色とりどりで綺麗でした。

 舗装された道路へ出ると、一気にスピードが上がりました。

 すいすい 行くと脇道に入っていきました。

 くねくね 曲がっていくと、露地栽培されているトマト畑が見えました。

 とても広いです。

 奥が見えません。

 大きなビニールハウスもあります。

 大きなトラックが見えました。

 ある大きな日本家屋のお家の門の中に入っていきました。

 車が3台入っても、まだまだ余裕があります。

 車を停めて、降りました。

 敷地の中から70代くらいの男性と女性が現れました。

 お辞儀をされています。

 道長たち は、車から降りて、お辞儀をしました。

 

 晴明:遅くなって申し訳ございません。

    電話でご連絡差し上げていた若夫婦をお連れ

    致しました。

    お話を少しお聞かせ頂けませんでしょう

    か・・・?


 桃太郎:お待ちしておりました。

     ささっ・・・。

     家の中へお上がりください。


 愛夏:むさ苦しいところですが、ゆっくりおくつろ

    ぎください。

    どうぞ、こちらへ・・・。 

    まぁ、可愛らしい赤ちゃん。

    おいくつなのですか?

 

 棟世(むねよ)たち は、 どうしよう・・・ と、あたふた。


 人間の赤ちゃんの年齢なんて分からないにゃぁ〜…。


 すると、 道長 が前に出てきました。

 

 道長:10ヶ月目だそうです。

    可愛いでしょう?

    女の子です。

    

 そう言うと、 道長 は 小馬(こま) の手を取って、 宜しくお願いしまちゅ~ と、手を振って見せた。

 ふふふ・・・、と 愛夏 さん。

 その場が和みました。


 棟世(むねよ)たち は、 ちゅ~ じゃないのだにゃぁ~ と、変な顔。

 猫族 としては、絶対 にゃぁ~ なのだにゃぁ〜。

 ちゅ~ はあり得ないのだにゃぁ〜。

 ちゅ〜 は ねずみ だにゃぁ~。 

 

 客間に通して頂きました。

 明かりが付いていました。

 大きなお部屋です。

 襖絵が(ふすまえ)が花鳥風月で素敵です。

 雪見障子のようですが、お外が暗くて庭園が見えません。


 残念だにゃぁ~・・・。


 床の間には書の掛け軸。

 滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ と書かれています。

 流麗な草書です。


 こんな素敵な文字を書けるようになりたいにゃぁ~・・・。


 じっと見つめました。


 棟世(むねよ)たち は、進められるままに、座布団に座りました。

 

 桃太郎:少々お待ちくださいね。


 そう言って、台所の方へ向かいました。

 棟世(むねよ)たち は、素敵なお部屋が気になって気になって きょろきょろ していました。

 そして・・・。

 やっぱり、床の間の書の掛け軸が気になりました。

 じ~っ・・・と、見つめました。

 それに気がついた 行成(ゆきなり)。

 照れくさそうに言いました。


 行成(ゆきなり):あの床の間の書の和歌は 公任(きんとう) さんが

    詠みました。

    そして、その和歌を私が書きました。

    和漢混淆(わかんこんこう)といって、ひら

    がなと漢字が使われています。

    もし宜しければ、書道をお教え致します。 

 

 棟世(むねよ):ありがとうございますだにゃぁ

    ~!!!

    なんて流麗な書なのだと、素敵な和歌なのだ

    と、心を奪われておりましただにゃぁ

    ~!!!

    是非、教えてくださいだにゃぁ~!!!


 公任(きんとう):私で良ければ、和歌をお教え致

    しますよ。

    もし宜しければですが・・・。


 棟世(むねよ):ありがとうございますだにゃぁ

    ~!!!

    皆様、多才で凄いですだにゃぁ~!!!

    是非、教えてくださいだにゃぁ~!!!


 和気あいあいと話し込んでいる内に、テーブルには食事が運ばれてきました。

 宴会でも始まりそうです。

 とても美味しそうです。


 桃太郎:どうぞ遠慮無くお召し上がりください。

     家内は料理だけはそこそこ美味しいので。

     お話は食べながらに致しましょう。


 晴明:お気遣いありがとうございます。

    いつもすみません。

    有難く頂戴致します。

    今度、何か、村の名産品をお持ち致します

    ね。


 桃太郎:気にしないでくだされ。

     後継者を連れてきて頂けただけでも御の字

     です。

     

 そう言うと、麦茶をコップになみなみと注いで回りました。

 皆、思い思い、沢山食べていました。

 とても美味しくて、顔がほころびます。

 特に、トマト料理は美味しかったです。


 このお家は、トマト農家さんだそうです。

 先ほど、このお家に来る前にみた畑の他に、山や他の平地にも畑があるそうです。

 このお家にはお嬢さんが二人いらしゃるようです。

 有彩 さんと、 りんか さんだそうです。

 結婚してこの土地を離れられているそうです。

 二人とも農家さんへ嫁がれたそうです。

 トマト農家さんだそうです。

 でも、このお家の畑までは手が付けられないそうです。

 ですので、畑をたたもうかと思っていたそうです。

 もし、血の繋がらない人でも、畑に興味があるのならば、後継者となってもらいたいと言うことでした。

 農地や機材は貸し出してくれるそうです。

 すぐにとは言わないので、考えて欲しいと言いました。

 80歳になるまでは引退はしないから、数年間は一緒に働いて、技術を教えてくれるそうです。

 どうでしょうか・・・? と、心配顔でした。

 棟世(むねよ) の心は決まっていました。


 このお家でお世話になろうだにゃぁ~!!!


 夢を描き出しました。

 良い傾向です。

 にこにこ していました。

 その様子を見て、 桃太郎 さんと 愛夏 さんは、 ほっ としていました。

 

 あとは、とりとめの無い話をして、お開きにしました。

 お土産に、規格外で出荷できないトマトを沢山いただきました。

 それと、お庭に沢山咲いていたヒマワリもいただきました。

 とても綺麗でした。

 皆、大喜び。

 お礼を言いました。


 愛夏:小馬(こま)ちゃん、ばいばい〜。


 小馬(こま) の手を取って ゆらゆら しました。

 小馬(こま) は にゃぁ〜 にゃぁ〜 笑いました。

 棟世(むねよ) は ひやひや。

 少納言 は微笑みました。

 もう、 小馬(こま) が にゃぁ〜 にゃぁ〜 言ってしまっても、慣れました。

 やっぱり女の 少納言 の方が、度胸が座ってるようでした。

 

 お外に出ました。

 濃紺のお空に月が こうこう と光っておりました。

 いつ見ても綺麗なお月様。

 夜風が涼やかで気持ちいいです。

 街灯が ぽつ ぽつ と見えました。

 さぁ、帰ろう。

 挨拶をして、村役場まで帰りました。

 

 村役場に到着しました。

 まだ、明かりが付いていました。

 少し、こっちへ来て下さい・・・ と、清明が言いました。

 皆で ぞろぞろ・・・ と役場の中へ入っていきました。

 村長室には入りました。

 そして・・・。

 エレベーターでしょうか・・・?

 下向きの矢印のボタンを押しました。

 赤くランプが付きました。

 うぃ~ん・・・。

 ドアが開きました。

 ぞろぞろぞろ・・・。

 皆、中に入りました。

 うぃ~ん・・・。

 ドアが閉まりました。

 下に下がっていく様な感じがしました。

 うぃ~ん・・・。

 ドアが開きました。

 すると・・・。

 白漆喰(しろしっくい)の美しい壁。

 モダンな調度品。

 似合わない黒板や机や椅子。

 パソコン。

 そして、簡易的なキッチン。

 本棚。

 そして、奥には沢山の書類の山。 

 もしかして・・・。

 

 晴明:ここが、国家機密特区の執務室になります。

    そして、 ねこねこ学校 はここで行います。

    今日から、 ねこねこ学校 は開校です。

    ですので、 棟世(むねよ)さんご一家 は、

    落ち着いたら、村長室へお越し下さい。

    少しずつでも良いので、前に進んでいきまし

    ょうね。

    それでは、お疲れでしょう?

    今日の所は、帰りましょう。


 棟世(むねよ):ありがとうございますだにゃぁ

    ~!!!    

    本当にありがとうございますだにゃぁ

    ~!!!

    頑張ってお勉強しますだにゃぁ~!!!

    宜しくお願い致しますだにゃぁ~!!!


 何度も何度もお辞儀をしました。

 その都度、皆も、お辞儀をしました。

 皆、 ほっこり していました。

 さぁ、これから、大忙しです。

 頑張ろう。

 

 そうして、皆、それぞれのお家へと帰っていきました。

 棟世(むねよ)たち は、 道長 が当面は 道長 のお家でお泊まりすることになりました。

 やっぱり、 道長 は優しいです。

 いい人に巡りあったにゃぁ~!!!


 ・・・と、ここまでが、7年前のお話でした。

 これから、どうなるのかなぁ・・・?


     ep.9 ねこねこ学校開校 終わり


 ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

 次回は、やっと、7年後の現在に戻ったお話になります。

 宜しければお読み頂けると嬉しいです。

 お待ちしておりますだにゃぁ〜(小馬たちより)


 どなたかポイントとブックマークとリアクションマークを付けて下さりました!!!

 活動報告にもコメント下さりました!!!

 ありがとうございます!!!

 とても励みになります!!!

 頑張ります!!!

 とっても嬉しいです!!!

 あなた様に幸あれだにゃぁ〜!!!(式部たちより)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
穏やかな村落の中に国家機密があったとは……!!Σ(゜Д゜) 鹿も狸もカッパも村に馴染んで暮らしている様子が浮かんできて、ほのぼのしました(*´∀`) そして、奪われた打ち出の小槌は、他の妖精には使え…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。