打ち出の小槌と家族
時は現在から遡ること395年前\(◎o◎)/!
月の世界の美濃国のお話です(^O^)
斎藤家の 倫子 が5歳の頃(#^^#)
打ち出の小槌の光と闇 のお話が 道三 からありました(T_T)
打ち出の小槌 を持つことに怯えた 倫子。
乗り越えてほしい 道三。
必死でした。
果たして 斎藤家はこの難しい問題を乗り越えられるのでしょうか…?
はじまりはじまり〜(⌒▽⌒)
道三 が 倫子 に打ち出の小槌の光と闇のお話をしてから、数週間が経ちました。
道三 は 倫子 の様子を見ていました。
倫子 は始めの週は、とても落ち着かなかったです。
すぐぐずり泣き出しました。
ヒステリックです。
そして、道三たちに抱っこ抱っこして攻撃でした。
道三 は、 倫子 に打ち出の小槌の光と闇を話すのがまだ早かったのだと後悔しました。
この子は乗り越えられるだろうか・・・。
道三 は、毎日毎日不安でした。
道三の妻(倫子のお母さん)の 小見 だけは、 倫子 なら大丈夫よ と言って微笑んでいました。
義龍 は妹の 倫子 の異変にすぐ気づきました。
道三 に理由を聞いて、とても怒りました。
何でそんな話を幼い子にしたんだ!!! と。
道三 は胸が切り刻まれそうでした。
打ち出の小槌と共に生まれた 倫子 の為を思ってのことでした。
でも大人になるまでまつべきだったのでしょうか・・・?
それとも生涯黙っておくべきだったのでしょうか・・・?
とても迷いました。
道三 が迷っている様子を側で じっ と見つめていた 小見 は、黙って献身的に 道三 を支えました。
道三 にはそれがとても有難かったのでした。
この人の子供ならきっと大丈夫だ・・・。
そう思いました。
段々と 倫子 の様子が落ち着いてきました。
でも、まだ、ぐずります。
たまに泣きます。
ヒステリックも収まっていませんでした。
道三 は次のお話をする日を選び出し始めました。
良い日を選びたい・・・。
この子に傷一つ付けたくない・・・。
どうか乗り越えておくれ・・・。
打ち出の小槌の光と闇から 倫子 をどうしても守りたかったのです。
出来ることをしておきたくて、何かにすがるように良い日を選びました。
もう、大丈夫です。
この日にしよう・・・。
良い日はあと5日後でした。
道三 はそれまで 倫子 から 打ち出の小槌 のお話を聞かれないように、 倫子 から距離を取り出しました。
とても緊張していました。
義龍 と 帰蝶 の面倒ばかりを見だしました。
倫子 が側によると、何となく避けてしまいました。
いつもの 道三 とは違いました。
何か・・・よそよそしいです。
倫子 は置いてきぼりです。
倫子 は異変に気づきました。
お父様 が私の側から離れて行っている・・・。
とても心が苦しくなりました。
きっと、私が打ち出の小槌のお話を最後までちゃんと聞かなかったからだ・・・。
心が不安になりました。
きっと、きっと、お父様 は私のことが嫌いになっちゃったんだ・・・。
耐えられなくなりました。
お部屋へと急いで戻り、ベッドでうずくまりました。
そして、 わ~ん わ~ん わ~ん ・・・ 大声で泣き出しました。
2階の 倫子のお部屋 から泣いている声が聞こえます。
道三 はすぐ 倫子 が泣いている事に気がつきました。
急いで1階の居間から階段を駆け上がって 倫子 のお部屋のドアをノックしました。
倫子:・・・はい・・・。
・・・ううっ・・・。
何でしょうか・・・?
返事はしてくれるようです。
道三 は少し安心しました。
道三:お父さんだ。
どうしたのだ?
悲しいことがあったのならお父さんに話しな
さい。
一生懸命に 倫子 の心が穏やかになりそうな優しい声を出しました。
何があったのだろう・・・。
道三 は何でも 倫子 の話を聞いてあげようと思いました。
倫子:・・・だって・・・。
・・・だって・・・。
だって、お父様、私のことが嫌いになっちゃ
ったのでしょう・・・?
そう言うと、 わ~ん わ~ん わ~ん ・・・ とまた声を張り上げて泣き出しました。
道三 は はっ としました。
倫子 から 打ち出の小槌 のことを5日後までにどうしても聞かれたくなかったので、避けてしまっていたことが見抜かれていました。
そして、それは、幼い 倫子 の心を蝕んでいました。
道三 は後悔で心が苦しくなりました。
私が娘を苦しめている・・・。
でも、5日後まではどうしても打ち出の小槌のお話をしたくありませんでした。
それが大事な 倫子 の為でした。
今の感情に流されて、未来に悪い影響があってはならない・・・。
どうしよう・・・。
でも・・・。
わ~ん わ~ん わ~ん ・・・ と泣きわめく 倫子 の声が聞こえます。
道三 はどうして良いのか分からなくなりました。
小見 が階段を上がってきました。
その後ろから 義龍 と 帰蝶 が付いてきました。
小見 は動揺している 道三 を見て驚きました。
あぁ・・・。
この人は一生懸命なのね・・・。
私がお支えしなければ・・・。
動揺している 道三 を刺激しないように、なるべく落ち着いた声で言いました。
小見:あなた、何故、ドアの前にいらっし
ゃるの?
倫子 のお側に行ったらいかが
かしら?
皆で行きましょう。
これは家族の問題よ。
あなた一人で抱え込む必要は無いのよ。
道三 は 小見 の言葉に心が救われる思いがしました。
自分一人でこの難しいことを抱え込まなければならないと思っていました。
小見 が支えてくれると思うと、堅くなっていた頭の考えが少し柔らかくなってきました。
まずは、 倫子 に嫌いになったのではないと言わなければ・・・。
道三:倫子、皆で入るぞ。
いいか?
倫子:・・・はい・・・。
・・・うぅっ・・・。
どうぞお入り下さい・・・。
道三 は 倫子のお部屋のドア 開けました。
皆 ぞろぞろ とお部屋に入っていきました。
ベッドから上半身を起こした 倫子 がいました。
白い身体で赤い目の兎のぬいぐるみを胸の前でしっかりと抱えていました。
まぶたが腫れ上がっています。
目は真っ赤に充血しています。
頭から湯気が出ていそうな気を発していました。
道三たち は 倫子 のベッドの周りを囲みました。
異様な光景に 義龍 と 帰蝶 は飲み込まれてしまい言葉を失いました。
小見 はそんな 義龍 と 帰蝶 の気持ちを察して、二人の頭を そっと 撫でました。
でも、それが、 倫子 の気持ちを逆なでしました。
私の頭は撫でてくれない・・・。
倫子:お母様も私のことが嫌いに無っち
ゃったっんだ!!!
私なんか、このお家にいらないんだ!!!
打ち出の小槌なんかと共に生まれた私がお荷
物なんだ!!!
わ~ん わ~ん わ~ん ・・・ と泣き出しました。
すると、そんな悲しいことを聞いた 義龍 と 帰蝶 は心が苦しくなりました。
どうしていいのか分からなくなり、つられるように泣き出しました。
わ~ん わ~ん わ~ん ・・・ と泣きじゃくる子供たち。
道三 と 小見 は慌てました。
どうしよう・・・。
どうしましょう・・・。
道三 と 小見 は顔を見合わせました。
道三 は伝えなければならないことは伝えようと決めました。
泣き声が大きいので、大きめの声を出しました。
道三:お父さんもお母さんも、倫子 のこ
とが嫌いになったのではないよ!!!
倫子 はこちらを ちらっ と見ましたが、顔を下に向けて泣き続けました。
倫子 の泣き声が少し小さくなったようです。
それにつられて、 義龍 と 帰蝶 の泣き声も小さくなってきました。
倫子 の様子を じっ と見ています。
落ち着いてきたようです。
道三 と 小見 は安心しました。
しばらくして、 倫子 が小さな声を出しました。
倫子:私のこと、嫌いになっちゃったので
はないの?
すこし怯えながら 道三 の方を向きました。
道三 と 小見 は うんうん と頷きました。
道三:そうだよ。
嫌いになったわけではないよ。
倫子 はその言葉を聞いて、言葉をなぞるように視線を泳がせました。
そして、少し考えました。
道三 の言葉に引っかかるものを感じているような感じていないような・・・。
色々な考えが頭をよぎりました。
でも、温かい言葉を信じたい心の声がありました。
その温かい言葉にすがりたい 倫子 は怖いけれども、核心を突く言葉を言いました。
倫子:なら、どうして、私を避けるの?
打ち出の小槌のお話を最後まで聞かなかった
から、怒っちゃったのでしょう?
道三 は あぁぁぁぁぁぁぁ・・・ とうなだれました。
やっぱり、この子は避けていることに気づいていたんだ・・・。
仕方ない。
説明しよう・・・。
道三 は少し考えました。
そして、 小見 の顔を見ました。
小見 は 道三 に頷きました。
道三 は心を決めました。
道三:倫子 嫌いになって避けていたわけ
ではないんだよ。
打ち出の小槌のお話は 倫子 に
とって大切なことだから、良い日を選んでい
るんだよ。
悪い日に 倫子 から打ち出の小
槌のお話を聞きたいと言われるのが怖かった
んだ。
だから、自然と心が 倫子 から
離れようと思ってしまったんだよ。
お父さんが悪かった。
ごめんな。
倫子 は兎のぬいぐるみを見つめました。
そして、兎のぬいぐるみを なでなで しました。
倫子 は兎のぬいぐるみに話しかけました。
倫子:本当かなぁ・・・。
本当に私のことが嫌いになっちゃったのでは
ないのかなぁ・・・?
どう思う?
倫子 は兎のぬいぐるみ の手足を動かしました。
それを見た 帰蝶 は急いでお部屋を出て行きました。
そして、また、戻ってきました。
手にはピンク色の身体に水色の目の兎のぬいぐるみがありました。
帰蝶 はお部屋へと行き、持ってきたようです。
そして、 倫子 のベッドの側により、 帰蝶 の兎のぬいぐるみの手足を動かしました。
帰蝶:きっと、お父様もお母様も、お姉様のことを
嫌いになっちゃったわけじゃないと思う
よ!!!
私はお姉様のことが嫌いじゃないよ!!!
とっても大好きだよ!!!
お兄様もそうよね?
帰蝶 の突然の言葉に 義龍 は驚きましたが、すぐに返事をしました。
義龍:お、おう!!!
俺も 倫子 のことが嫌いじゃな
いぞ!!!
とっても、だ・・・だ・・・だ・・・大好き
だ・・・。
義龍 は頬を赤く染めました。
そっぽを向きました。
恥ずかしかったのです。
倫子 は心が穏やかになっていくのを感じました。
それに、何か、皆に囲まれて、幸せです。
心の堅くなったものがほどけていきました。
そして・・・。
倫子:お父様。
倫子 に打ち出の小槌のお話をして
下さい。
良い日出なくても構いません。
良い日にこだわって、お父様から避けられて
いる方が、私にとっては悪い日です。
早く、この問題を片付けたいです。
今からでもお願い致します。
そうでないと、いつまでも心が重いです。
道三 は心が複雑でした。
でも、こうなっては仕方がありませんでした。
打ち出の小槌のこれからのことを話そうと決めました。
帰蝶 もこの場にいます。
帰蝶 も打ち出の小槌と共に竹の中から生まれてきたのでした。
この子にはまだ早い・・・。
どうしようかと迷いました。
いったん 義龍 と 帰蝶 にはこの場を離れてもらおうか・・・。
道三 は 小見 に 義龍 と 帰蝶 を居間へ連れて行くように言いました。
小見 が二人を連れ出そうとしたのですが、 いやいや しました。
何かを察したようです。
この場を離れようとはしませんでした。
仕方ないので、 大人しくしているように と言いました。
二人は頷きました。
何が始まるんだろう・・・。
義龍 と 帰蝶 は何となく 小見 の手に触れました。
小見 は 二人の手をしっかりと繋ぎました。
そして、 小見 は 道三 を見て、頷きました。
道三 は 倫子 の方をしっかりと見ました。
とりあえず、 倫子 の事を最優先させようと決めました。
そして・・・。
道三:わかったよ。
じゃぁ、こらから打ち出の小槌のこれからの
ことについてお話ししていくとしよう。
怖いことじゃないんだ。
でも、途中で嫌になったら、いつでも言って
おくれ。
すぐにやめるから。
わかったな?
道三 は 倫子 が今日はやめることを言ってくれるのを待ちました。
やっぱり5日後にしたかったのです。
・・・が、 倫子 は じっ と 道三 を見つめて微動だにしませんでした。
腹をくくったようです。
道三:ならば・・・。
どうしよう・・・ と考えを巡らしました。
何から話そう・・・。
倫子 の真っ直ぐな眼差しに焦りを感じる 道三 でした。
ep.18 打ち出の小槌と家族 終わり
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回エピソードも宜しければお読み頂けると嬉しいです。
次回エピソードは 打ち出の小槌と魔法のステッキ を巡る内容にしようかと思っております。
道三 なりに 倫子 のことを考えた打ち出の小槌の光と闇から身を守るすべのようなものです。
帰蝶 と 打ち出の小槌 との関わりも描ければ描こうと思っております。
姉妹では 打ち出の小槌 をどのように使うのかが違ってくるようです。
お待ちしております。
リアクションマーク と 感想 を頂きました!!!
とっても嬉しいです!!!(≧∀≦)
ありがとうございました!!!(倫子・帰蝶より)
白鐘サウザーいちご味様よりファンアートを頂きました!!!(⌒▽⌒)
ムーンフラワーとムーンドロップです!!!
白鐘サウザーいちご味様にマリーゴールドやコスモスのようなイメージとお伝えしたところ、描いてくださいました!!!(=^・^=)
ありがとうございました!!!(*^_^*)
想像していたのよりゴージャスで、月の妖精の女の子たちの憧れにぴったりです(〃∇〃)
外の花びらがふわふわしていて女心をくすぐります!!! (≧∀≦)
中の花びらがアクセントになって、お花の存在感を出しています。
花芯のムーンドロップがきらきらきしていてときめきます(。>﹏<。)
素敵〜(#^^#)
色や香りもしっかり描いてくださってます!!!
本当に嬉しいです!!!(●´ϖ`●)
重ね重ね感謝申し上げます!!! !(^o^)!




