21アイリス様の悩み
「ねぇレイナ、私ね、ルーカス殿下のことが好きみたいなの」
はい、知っています。
って、もしかして、さっき愛人ではないって言われたことに落ち込んでる!?
あの時はああ言うしかなかったと思うんだけど、、、
「でもね、私には一応婚約者がいるじゃない。
だから、そんな、婚約者のいる身でルーカス殿下に想いを寄せていたなんて、私だって、やってることガルド殿下と一緒じゃない!最低ね・・・」
アイリス様はそう言って俯く。
声がちょっと震えてる。
あーー。
そもそも、悩んでるのそこなの!?
そんなの気にしなくていいのに!
ってゆーか、アイリス様聖女すぎないか!?
どう考えても王太子が悪いのに。
よし!
ここは、全力でフォローしますか!
「アイリス様、一言よろしいですか?」
「・・・ええ」
「アイリス様、あなたがそれを悩む必要は全くないです。王太子殿下とは全く違います。
王太子殿下はアイリス様という完璧な婚約者がいるのに、他の女性に愛を囁きました。
ですが、アイリス様やルーカス殿下は違います。
自分たちの立場を理解し、想いを打ち明けることも、お互いに必要以上に近づくことはありませんでした。
そもそも、婚約者があれだけ不誠実なのです。
心が離れるのはしょうがないことだと思います」
だいたい、アイリス様は転生してあれだけ不安だったのに、婚約者の浮気だよ?
それから今回の騒動。
もう泣いてもいいくらいだけど、他人の前では何があっても公爵令嬢の皮を剥がさなかった。
それはとっても凄いことだと思う。
よくある悪役令嬢転生って、秘密を共有する人がいたりもするけど、アイリス様は他人に迷惑をかけたくないからって誰にも言わない。
はー。
まじで天使すぎるんですけど!
勤勉だし、優しいし、綺麗だし。
もっと自分を労って欲しいな。
「レイナ、ありがとう。
心が少し、軽くなった気がするわ」
アイリス様はふわりと微笑んだ。
そうそう、その顔!
悲しい顔はアイリス様には似合わない!
アイリス様、私が絶対幸せにするから、ずっと笑っていてね!
短くなってすみません、、、!
ここまで読んでくれてありがとうございます。
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