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16王太子の粗探し②暴露してやんぜ!

王太子とルミナスのあの恥ずかしい会話はわずか半日で学園中を駆け巡った。

これで王太子へのみんなの信頼度がガクッと下がったに違いない!


「てなわけで、今日も今日とて晒しに行くよー!」

剣の訓練をしていたルークを引っ張っていこうとすると、

「あ、あれやったのメイドちゃんだったんだ」

チャラ男がいた。


「ルーーークぅーー!!

なんでこんな人と一緒にいるのさ!!」

あーーーもーーー!!

なんで私が一番嫌な時に現れるの!?こいつは!!


「いや、剣術の稽古つけてもらってただけだから」

稽古って、今は生徒は授業のはずでしょ!?

「サボってるんだよ」

ええ〜。

「ルーク、こんなダメ人間と一緒にいちゃダメだ。

早く王太子の粗探しに行こうじゃないか!」

「いや、俺からしたらどっちもどっちなんだが」


というわけで、粗探しPart.2!

でもまあ今は授業中だから、昨日の噂に尾ヒレをつけに行きまーす!

で、

「なんでチャラ男が着いてきてんの!?」

授業受けろよ!生徒会だろ!?

「面白そうなんだもん♡」

「・・・」

こいつは空気として扱おう。

そう決めた私とルークなのでした。


「王太子殿下が、平民の生徒と浮気してたんですって!」

「まあ!?どうして?

あんなに素敵な婚約者がいるのに・・・」

「アイリス様がいるのになんて身勝手なの!」


おおー!

広がってますなー。

だけど、これだけじゃ破壊力ないから、

昨日と同じ容量で、私の声を拡張して・・・

「王太子殿下はルミナス様にアイリス様と婚約破棄するつもりだ、と言っているらしいわ!」


ふっふっふー。

これで良し。

さて、この種がどのくらい育つかなー?


「怖・・・」


ルークがボソッと何かをつぶやいたけど、聞こえなかったことにしよう。


「あ、メイドちゃん、これは生徒会メンバーしか知らない事実なんだけどね、、、」

その話を聞いた私は、二回目の爆弾を投下するために、魔力を学園全体に広がらせる。

そもそも謎なんだけど、なんでチャラ男はこっちに味方してくれるのかな?

まあいいや。

本日二つ目の爆弾、いっきまーーす!


「なんと、王太子殿下はルミナス嬢との逢瀬のために、あまり成績が良くないルミナス嬢を生徒会メンバーに入れたらしいわよ!アイリス様への裏切りよ!アイリス様が可哀想だわ!」


これでどうだー!

完璧だろ!

この私の一言で、学園はすぐに沸いた。

王太子は逢瀬の場所を生徒会からどこかへ移し、ルミナスは主に高位の貴族令嬢から嫌味を言われるようになったという。


いやーこわいこわい。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

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