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15王太子の粗探し①

今日からアイリス様は授業だから、お部屋のお掃除と洗濯物というノルマを達成したら早速王太子の粗探しを始めたいと思いまーす!


「と、言うわけで、行くぞ相棒!」

「いや、何がと言うわけなの?

っていうか、どこに行くんだよ?」

「王太子の粗探しー!」

自室で筋トレしていたルークを連れ出して、王太子の粗探しを始めます!


まずは、他のメイドさんの噂話!

「あそこのご令嬢、今婚約者とーー」

「生徒会のメンバーは本当にかっこいいわね!」

「あ、そう言えば前聞いたんだけど、入学式の日、両脇に人を抱えたゴリラメイドが校舎内を走り回っていたらしいわ」


「ーーうーん。なかなか見つからないなー王太子の粗。」

あんな浮気野郎だからありまくってると思ったんだけどなー。


「あのな、レイナ。言っとくけど、あれでも一応王太子だぞ?未来の王だ。仕事は出来るはずだし、ルミナス嬢との逢瀬も目立たないようにしてるに決まってんだろ」

それもそうよねー。

でも、チャラ男が見つけられたんだから、誰かが目撃してるはず!!

絶対弱みを掴んでやるんだからね!!


って意気込んだものの、もう昼休みの時間。

なんにも手がかりないよー。

うーん。

ほんとに学園のどこにも目撃情報がないんだよね。

手詰まりなのかー?

ほんとにチャラ男はどうやって見つけたんだ?


ん?

まてよ?

チャラ男も王太子もルミナスも生徒会。

生徒会室で、ってこと?

!!

ありえる!


生徒会室の中から話し声が聞こえる。

本当はいつものストーカーポーズで盗み聞きしたいとこだけど、ここは人通りが多い。

不審者になっちゃう。

こんな時は・・・

魔力探知!!

魔力探知は、周囲に自分の魔力を伸ばして索敵などをするものだよ!

今回はこれの応用で、音波を拾えるようになってる。

その音の波を魔力で広げて・・・

「ガルド様っ!ダメです、ガルド様には婚約者様が、、、!」

「そんなのは関係無い!私は君が好きなんだ!」

うわおビンゴ!

もしかしたらヒロインが他の攻略対象に行ってるかもだけど、やっぱり王太子だった。

ってゆーか、展開早いな。

悪役令嬢という障害がないだけでもうこんなに関係が進むのね。


「え?」

「今のって、王太子殿下とルミナスとかいう平民の声・・・?」

おうおう、いい感じに人が集まってきたね!

じゃんじゃか晒していこう!


「ですが、っ!」

「いや、分かってる。これがしてはならない恋だと言うのは。だけど私はこの気持ちを抑えきれない!」

「ガルド様・・・」

「ルミナス・・・」


うわぁ。

ドン引きドン引きみんなドン引き。

これは酷いねー。

アイリス様と第二王子だって、想いを伝えあってはいなかった。

それは、自分達の立場を自覚しているから。

だけどこのクズ王太子とビッチ平民はやりやがった。

これだけで婚約破棄なんて出来るわけないと分かってる。

だから、これからもじゃんじゃん晒してやる!

覚悟しろよ、クズども!!

ここまで読んでくれてありがとうございます!

少しでも面白いと思ってくれたら、評価、感想、ブクマなどなどしていただけると作者の励みになります!


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