12強制マッチング作戦
本日九話目
「ふぅー。無事に入学式終わって良かったです」
ほんと、良かった良かった。
「は、恥ずかしかったわ・・・」
アイリス様が赤いゆでダコになってる。
まあ、会場にメイドに抱えられて登場するのはちょっと恥ずかしいよね。
「今から自由時間です。
アイリス様、どうしますか?」
自由時間の間に第二王子と遭遇させる!
「うーん。学園の散策でもしようかしら?」
よし!
絶対に鉢合わせしてやるー!
「申し訳ございません、アイリス様。
私、メイドの招集がかかってしまいましたので、ルークと先に回っていてください。後から追いつきます」
まあ嘘だけど。
あ、ルークが私の嘘見抜いてこっち見てくる。
じゃ、あと頼むよ相棒!
私は第二王子を探す旅にしゅっぱーつ!
って、いたー!
もう発見。
中庭の噴水の所で読書中ですな。
すぐ動きそうではなさそう。
よし、アイリス様のところにダッシュで戻ろう!
「アイリス様!申し訳ございませんでした」
はあ、はあ、ひぃ、ふぅ。
「お疲れ様、レイナ。一緒に回りましょう?」
はーマジ天使アイリス様。
そんなアイリス様に第二王子というプレゼントです!
「アイリス様、中庭へ行きませんか?
大きな花園や噴水があってとても綺麗なんですって」
よし、こんな感じだろ。
「まあ!いいわね!早速向かいましょう!」
よしOKー!
中庭へレッツゴー!
「え、ルーカス殿下・・・」
お、早速アイリス様が第二王子を見つけた模様。
恋する乙女は凄いですなー。
「あ、アイリス!?何故ここに、、?
・・・無事入学式に間に合ったようで何よりだ」
恋する王子様の反応速度も凄いですなー。
よし。
隣のルークを肘でつつく。
「おい相棒、気配を消すぞ」
二人の世界に入らせてあげようじゃないか!
「相棒ってなんだよ・・・はあ。わかったよ。
あそこの木の影に隠れよう」
ナイス相棒!
離れすぎず近すぎず、声も聞こえる、完璧な場所じゃないか!
「えっと、何でここにいるんだ?」
「に、入学式が終わったので、学園を散策しようと・・・」
アイリス様かわいいー!!
頬を赤らめてもじもじしながらも頑張って会話してる!
そして第二王子のツン要素が無さすぎて草!
「それじゃあ一緒にここの花園を散策しないか?」
ナイス第二王子!!
さて、この誘いにアイリス様はどうやって答える!?
「も、もちろんです!お願いします」
第二王子はさりげなくアイリス様の手を取ってリード。
花園に入って行った。
って、それじゃダメじゃーん!
二人のドキドキワクワクデートが見られないじゃん!
てなわけで、
「ルーク、私達も行くよ!」
ルークの手を掴んで花園に侵入するのだった。
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