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異世界魔女と名刑事  作者: 如月いさみ


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ランスロット再び

その頃、秀美は大騒ぎになっている大手町の駅に降り立ち

「これは…」

リリアの魔法だろうな

と呟き、優に携帯を入れた。


前に違う形だがこういう怪奇現象をリリアの魔法で見ているので免疫はあったのだ。


優は秀美の着信に出ると

「兄!あのね」

オジサンが大手町の駅の近くの駐車場の7階で倒れてるの!

「中塚工務店の封筒を持ってた人で」

今持ってないけど

「そう言う人」

と告げた。


秀美は思わず天を仰いだ。

「今、大手町にいるからすぐ行く」


そう言って駆け出した。

まさか、自分と待ち合わせしている相手と優とリリアが関係してるとは思ってもいなかったのである。


優は駆けつけた秀美を見るとUSBを見せて

「あのね、武人がこのオジサンから渡されたんだ」

それを届けようと思って

と告げた。


秀美はそれを受け取り

「なるほど」

保険をかけていたんだ

と呟き、駆けつけた救急隊員に山代太郎を引き渡した。

そしてリリアに

「リリア、凄い騒ぎになってる」

アレを消せ

と告げた。


リリアも優もすっかり忘れており

「「あー」」

というとリリアは慌てて

「イレイス」

と記憶を消し去った。


山代太郎は手当のかいがあり数日後に意識を取り戻した。

またUSBから中塚工務店の建築基準を下回ったマンションの建設の不正も明らかになったのである。


三人は家に戻ると夕食を食べて一息ついた。


その時、空から行き成り明るさが消え去り真の闇が広がった。

リリアはハッとすると

「秀美、優、窓から離れてください!」

と告げた。


そこにドラゴンに乗ったランスロットが姿を見せた。


突然の月食。

だが、気付いた人々は少なかった。


ランスロットは三人を見つめ

「我が王が三人をフィマールへ招くと仰っておられる」

と告げた。


秀美はヒタリと汗を浮かべリリアを見た。

「お断りしたいが…その竜でこのアパートをぶっ壊されても困るし」

リリア

「向こうが話す準備があるなら」

応えた方が良い


リリアは頷いて

「はい」

私もそう思ってます

「逃げているだけではダメだと分かったんです」

と告げた。


ランスロットは歩いてくるリリアに

「今回はわが師、だけではなく」

秀美殿もという事です

「その子は誘われていないが」

と告げた。


優は秀美の手を繋ぐと

「僕もいく!」

リリアと兄を守るんだからね!

と告げた。


秀美は少し考えたが

「よし、こい」

と三人はドラゴンに乗ると月を介して世界線を越えてフィマールへと向かったのである。


それを一人の男性が見つめ

「さて困ったものだ」

まだ君の子供のことはわかってはいないと思うが

と呟くと

「いざという時はあの世界を壊すか」

とその場から姿を消し去った。


月を世界線の境界として飛び越えたリリアと秀美と優はフィマールの王城へとたどり着いた。

そこにフィマールの王の弟アーサーが待っていたのである。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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