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異世界魔女と名刑事  作者: 如月いさみ


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ランスロット再び

優とリリアは駒沢駅に向かい再びエアインネルングで山代太郎の足取りを追い始めた。

が、案の定。

人々は突然現れた色の薄い人々を見ると

「…これ」

「2か月くらい前にあった青梅線怪奇特集!!」

などなどと騒ぎ始めた。


優はすでに冷静に

「うん…僕はもう慣れた」

でも

「他の人に見れなかったら完璧なのに」

と心で突っ込んでいた。


そう、他の人々にもちゃんと見えるのだ。

ざわざわとざわめきが広がり、携帯で動画投稿を始める人々もいた。


優は山代太郎が改札を通って押上スカイツリー前行きの列車へ向かう姿を見つけると

「スカイツリー行きの列車」

と切符を手早く買ってリリアと共に改札を駆け抜けた。


リリアはその間に記憶の実体化を消し去り列車へと乗り込んだ。


優は意を決すると列車に揺られながら

「あの人たち車で追いかけてた」

それでUSBのオジサンは列車

と呟き、携帯を出すと

「オジサンが列車に乗ったと知り、車で追いかけたとしてどこで合流できるかだよねー」

でもオジサンが何処に向かっているか分からないからなぁ

「取り敢えず他の列車と接続する駅のホームで降りたかどうかだけ見ないと」

とスカイツリーへと向かう列車で接続して他へ向かう駅に着くと計算した時間の記憶を写していった。

が、渋谷でも降りた様子が無かった。


そして、大手町のホームで降りる姿が浮かび上がった。

その山代太郎の側に二人の人物が駆け寄り、共に歩き出したのである。


周囲ではやはり騒ぎが起きており、特に大きな駅だったのでその騒ぎぶりは強烈であった。


優は心に耳栓をしてそれを見ると

「この人たち…車の人たちだ」

というと

「リリア、追いかけよう」

と改札に向かって走り出した。


リリアは「はい!」と答え、優と共に改札を抜けて近くの立体駐車場へと向かう姿を追うように走った。


立体駐車場が多くの人の目があるようで実は都会の死角になっている部分があり、二人は駐車場のエレベータに乗り最上階へ行くと倒れている山代太郎を見つけた。


意識はなく頭から血を流している状態であった。


優は「オジサン!」と呼びかけ

「ど、どうしよう」

とリリアを見た。


リリアは頷いて魔導宮を出すと

「ヒール」

と術を唱えた。

「この世界にも医師はいると思うのですが」


優はハッとすると

「うん!」

と答え、救急車を呼んだのである。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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