ランスロット再び
優は顔を顰めると
「んー」
じゃあ俺が預かってて
「おじさんが来たら武人は俺のところにおじさんと取りに来る」
だったら?
「兄は刑事だから最悪になったら兄がパンチする」
とにっこり笑った。
武人は「おー」とパチパチ拍手してUSBを優に渡した。
「頼むな」
優は頷くと
「了解!」
と受け取り、鞄の中へと直した。
優はアパートの近くまで来た時に目を瞬かせた。
リリアが木々に向かって魔導宮を手に目を閉じて立っているのだ。
まさに…何をしているんだろう?という状態である。
優は横に立ち
「リーリア、ただいま~」
と呼びかけた。
「どうしたの?」
リリアはハッとすると
「優、お帰りなさい」
と答え
「実は樹を探しているのです」
大切な樹を
と答えた。
優は首を傾げて
「樹?」
とおうむ返しし
「どんな樹?」
と聞いた。
リリアは悩みながら
「それがどんな姿なのか分からないのです」
昔、触れたことがあるみたいなのですが
と言い、両手を見せると
「この模様が近くにあることを教えてくれているのですが」
と告げた。
優は明るく
「だったら、ちょうど両手にあるんだったらその模様を樹に触れさせていけば?」
触れたことがあるんだったらその時の感触を思い出すかもしれないよ?
と告げた。
リリアは目を見開くと
「おおお」
確かにそうですね!
と答え
「早速、触れさせていきますわ」
と樹に触れながら歩き出した。
…。
…。
優は直ぐに
「僕色々間違ってた」
リリア、ただの怪しい人になってる
とう~んと考えた。
現在もペタペタ樹に触りながら歩いている。
優は慌てて
「あのさ、リリア」
もう少しやり方を考えようよ
と呼びかけた。
「それから話があるんだけど」
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




