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ランスロット再び
『リリアはお母さんが運んできてくれたんだ』
自分を運んできたのは『スクルド』だ。
時の精霊ノルンが守るものは…ユグドラシルの種。
リリアは優を見て
「まさか」
と小さく呟いた。
もしも。
もしも。
第二王子を殺して種を盗もうとしていたモノから時の精霊が奪い返し相手に分からないように種を安全と思われる他の世界に逃したとしたら。
けれど、ユグドラシルは旧世界を吸収して世界を創生した樹で人ではない。
リリアは秀美と優を送り出した後に水球の中で洗濯をしながら
「でもこの近くにユグドラシルの種があることに間違いはないわ」
だから優と秀美の住むここへ私を連れて来たのだから
「この辺りの木々を捜査しに行く必要があるわね」
とむんっと自分に活を入れた。
空は青く晴れ渡り、少し肌寒くなった10月の風が町の中を駆け抜けていた。
異世界魔女と名刑事
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




