ノルド・マギの秘密
「リリア・ウェールズと申します」
緊張しながら挨拶をした。
それが記憶にある一番古いもの。
目の前には美しい女性が立っており5歳になったばかりの自分を見下ろしていた。
それが先代のノルド・マギ。
マリナ・ノルド・マギとの出会いであった。
リリアが魔導の塔に呼ばれたのはこのマリナ・ノルド・マギによって選ばれたからである。
若く美しい見た目とは裏腹にマリナ・ノルド・マギの年齢は既に500歳を超えており、彼女の寿命が尽きようとしていたのである。
「リリア、貴女は今日から魔術を学び貴女に課せられた特別な役割を果たしていかなければなりません」
そう言って魔法で守られた美しい種子をリリアの手の上にそっと乗せた。
10年後…マリナ・ノルド・マギは眠るようにこの世を去り、リリアがノルド・マギを継承したのである。
その5年後にフィマールの王もこの世を去った。
王には二人の王子がいたが、第一王子はリリアが魔導の塔に行く前に、第二王子はリリアが魔導の塔に来て暫くして何者かに暗殺されていたので後継者はいなかった。
だからあの時、新しい王を知ろうとしたのだ。
時の精霊ノルンは特別な精霊…三姉妹は世界を創生するユグドラシルの守護者とも言われている。
その力でフィマールの正しき王を見ようとした。
だが、ランスロットによって断ち切られたのである。
異世界魔女と名刑事
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




