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異世界魔女と名刑事  作者: 如月いさみ


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48/72

それぞれの覚悟

優はハッとすると

「あー、そうだよね」

と言い

「ピアノコンサートっていうのはピアノという楽器で音楽を演奏するのを聞きに行くことなんだ」

と告げた。

「リリアは音楽好き?」


リリアはパァと笑顔になると

「おおお」

というと

「音楽ですか」

ありがとうございます

と頭を下げた。

「フィマールでも演奏会がございました」


そう言い懐かしそうに目を閉じた。

「嬉しい時も」

悲しい時もございました


優はリリアを優しく見つめ

「そうなんだ」

リリアの故郷で色々あったんだね

と告げた。

「じゃあ、行くって言っとくね」


リリアは大きく頷いた。


秀美が帰るとその事を優とリリアは夕食時に告げた。

秀美はそれを聞き

「良いぞ」

と告げた。

「俺も収賄のネタでその日は帰れないからな」


優とリリアは二日後の土曜日の朝9時に家を出て東京駅の近くにある東都ハイタワービルへと向かった。


まさか、そこで秀美とブッキングするとは思ってもいなかったのである。


優とリリアは少し早い時間に到着しトイレへと向かった。

優は用を足してトイレの前でリリアを待っていた。


そこに赤いバッグを持った一人の女性が姿を見せた。


優はそれを見つめ

「凄い、バッグパンパンだ」

と心で呟いた。


女性はトイレに入り、直ぐにトイレから出てきた。


優は目を見開くと

「…あれ?」

と首を傾げた。


そして、リリアが姿を見せると

「ねぇ、リリア」

と声をかけて

「トイレの中に何かなかった?」

忘れものとか置きものとか

と聞いた。


リリアは首を傾げると

「それは気付きませんでしたが」

優は何か忘れたのですか?

と聞いた。


優は首を振ると

「僕は女子トイレには入れないよ」

と言い

「ただね」

と周囲を見回した。


そこに秀美が姿を見せた。

「優にリリア」

いまここにいたのか?


優は頷き

「あのね、赤いバッグを持ってた女の人がさっきトイレに入ってすぐ出てきたんだけど」

と告げた。



最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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