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急転
この世界が何という世界なのか分からない。
ただこれまで生きてきた世界とは全く何もかもが違った世界であった。
リリアは洗濯物を畳みながら
「はぁ…」
と溜息を零した。
「この生活にも慣れましたが…何故、私はエスターでもローマアーナでもなくこの何もかもが違う世界へ来てしまったのでしょう」
青い空。
流れる風。
溢れる緑。
それは全て同じように感じるのに。
『スクルド』は何故…私の土台である魔法が無い世界へと私を連れてきたのでしょう。
リリアは窓の外の穏やかな町の風景を見ながら
「でも、秀美と優と出会えたことはスクルドに感謝しなければ」
と目を閉じて微笑みを浮かべた。
時の精霊の末娘スクルドによって日本へやってきて3か月近く。
これまで何もなかったのだが…彼女が知らない間に彼女がいた世界の足音が近付き始めていたのである。
異世界魔女と名刑事
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




