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異世界魔女と名刑事  作者: 如月いさみ


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37/72

王領ではなく離宮でもなくホテルに来てます?

修吾は「なるほど」と言い天宮正人に彼女を引き渡すと

「所轄の方から聴取を」

その後に二課の聴取をするので

と告げた。


その意味。

正人は敬礼すると

「ありがとうございます」

と告げて、駆けつけてきて突き出た岩に驚きながら避ける警察官に彼女を引き渡して

「では後程連絡を」

と立ち去った。


修吾はそれを見送りリリアを一瞥して秀美を見ると

「秀美、まあ…水入らずで後二日遊んで来いよ」

と肘鉄を食らわせた。


秀美は引き攣りながら

「あ、あのな…リリアは」

と言いかけた。


魔法を使うんだ、と。


だが、修吾は

「分かってる分かってる」

優くんとも仲良くなって

「結婚も近そうだってことくらいな」

とこのこのこの~独り身にはつれ~よとツンツンツンと肘鉄して

「じゃあ、惚気は今度聞いてやる」

とビシッと告げて立ち去った。


秀美は手を伸ばして

「ああぁあ」

と心で声を零した。


…。

…。


「そうじゃなくてー」

と心で血の涙を流したのである。


リリアは秀美を見つめ

「あの…秀美」

と振り向いた秀美ににっこり笑うと

「優と海水浴をいたしましたが…のんびりとして良いものですね」

穏やかな波が合うという事が分かりました

と告げた。


秀美は力なく

「ハハハ…そうか」

と答え

「取り敢えず部屋に戻って服を着替えて食事をするぞ」

と告げた。


リリアも優も水着のままだったのである。


2人は顔を見合わせるとにっこり笑って

「「はい」」

と答えた。


西島里江は中野祐一と横領したお金を独り占めにするために鍵とカードを手にして背後からスパナーで殴ったことを自供した。


意識を取り戻した中野祐一も横領に関して全て自供し東都銀行新宿支店の貸金庫から海外の銀行通帳が出てきたのである。


北東京銀行の横領事件は一気に解決したのである。


秀美とリリアと優はもう一泊して翌日は三人でのんびりと海水浴をして過ごした。

リリアはあの岩を『イレイス』で強制消去も出来ると思ったのだがそのタイミングを失い、リッチモンド津洗では突然出没した『摩訶不思議な岩』として残ったのである。


暫くのあいだ何故岩が突然出没したのか…という憶測ニュースがテレビを席巻することになったのである。


リリアがこの世界にやってきて二ヵ月が経とうとしていた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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