王領ではなく離宮でもなくホテルに来てます?
優は店員を見つけると
「あの」
と声をかけた。
「この水着はここで買ったんですけど」
他に購入した人いませんか?
「もしかして購入する人多いですか?」
そう聞いた。
店員はリリアを見ると「ああ」というと
「昼過ぎにご購入いただいたお客様ですね」
と言い
「ホテルで水着を購入される方は珍しくて」
ただその水着は人気なのか
「お客様ともう一人…ご購入いただきました」
と告げた。
優は笑むと
「その時、もしかして男性と二人だったとか」
と聞いた。
「えーと」
リリアはその男性の人見たんだよね?
リリアは「はい」と答え
「エアインネルング」
と唱えた。
瞬間に薄い色をした倒れた男性の姿が足元に浮かび上がった。
店員は飛びのき
「ひっ!」
と声を上げた。
優は指をさすと
「この人」
と告げた。
店員は震えながら
「この子何故平気なの??」
と心で突っ込みつつ
「…いいえ」
お一人で来られました
と告げた。
優は「そうなんだ」と言い
「あの女性の人のこと分る?」
と聞いた。
店員は腰を引きながら
「あ、え、その」
お客様の個人情報ですから
と困ったように笑んだ。
優は「そうか」と言い
「その何時ごろ来たかも覚えてない?」
と聞いた。
店員はびくびくしながら
「え、それは」
確か
「お客様が来る少し前だったので…」
少しお待ちください
とレジへと走って戻った。
優は後に付いて一緒に走って店員がレジで時間を確認する画面を見て
「…部屋の支払いになってる315号室になってる」
と店員が顔を向けると視線をずらして
「315、315」
と心で呟いた。
店員は画面を消すと
「11時23分です」
と答えた。
優は頷いて
「ありがとう」
と答えリリアを見ると
「じゃあ、行こう」
と手を引いてその場を立ち去った。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




