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異世界魔女と名刑事  作者: 如月いさみ


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28/72

王領ではなく離宮でもなくホテルに来てます?

マリーナ津洗では武人が入口で待っておりやってきた優を見ると手を振った。

「優!」


呼びかけられて優は駆け寄り

「武人、ありがとうね」

今年は兄が連れてきてくれて嬉しい

「武人が誘ってくれたお陰だよ」

と笑顔を見せ

「今日はお世話になります」

と後ろに立っていた武人の両親に頭を下げた。


武人はそれに

「んなことねーよ」

俺声掛けただけじゃん

と答え

「それよりさ」

海に行こうぜ

と後ろで立っていた両親を見た。

「良いだろ?」


それに母親は頷き父親が

「よし、じゃあ行こうか」

と二人を連れて海へと向かった。


津洗は人気の観光地だが意外と海水浴をしている人は多くない。

それはホテルがそれぞれプライベートビーチとして区間を持っているので混みあわないようになっているのだ。


もちろん、ホテルの監視員も居て事故は殆ど起きていない。


優と武人は水着に着替えると海へと飛び込んだ。

それを有栖川夫妻がのんびりとビーチパラソルの下で見守っていたのである。


同じ時。

秀美とリリアも水着に着替えて海に姿を見せていた。


リリアは長い髪を結いあげホテルで購入したセパレートの水着が彼女の身体のラインを美しく描き、人々の目を引き付けていた。


リリアは…美人なのである。


秀美は彼女を横に少し沸き上がる気持ちを抑えながら

「まあ、似合っているな」

良かったな

と殊更素っ気無く告げた。


リリアは微笑むと

「秀美にそう思っていただけたなら光栄です」

と答え

「そうですわ、海と言えば波ですわ」

と言い手を振り上げた。


秀美は直感で

「魔法か!!」

と察知すると彼女の手を掴み

「魔法禁止!!」

と告げた。


リリアは目をパチクリと開くと

「波が余りありませんが…良いのですか?」

と聞いた。

「ラルジュヴァルナで波を起こそうと思ったのですが」


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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