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異世界魔女と名刑事  作者: 如月いさみ


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27/72

王領ではなく離宮でもなくホテルに来てます?

夏休み前に詐欺事件があってバタバタの内に7月も終わり、夏休み本番の8月へと気付けば突入していた。


竜原口家に夏休みはこれまでなかった。

秀美の仕事が仕事だけに長期の休みというのが取れなかったのだ。


だが、今年は事情が少し違っていたのである。

秀美が突然

「8月の1日から3日まで休みを取った」

津洗へ行くぞ

と言い、現在、優もリリアも津洗のリッチモンド津洗で二泊三日のバカンス中だったのである。


優の親友の有栖川武人も津洗に四泊五日でマリーナ津洗に家族と遊びに来ていたのである。


優はホテルにチェックインをすると部屋に荷物を置いて

「じゃあ、僕。マリーナに遊びに行ってくるね」

と告げた。


秀美は頷くと

「ああ、夜ご飯前には戻ってくるんだぞ」

と呼びかけた。


優は手をあげて

「はーい」

と答えて駆け出した。


秀美はふぅと息を吐き出すと部屋の中を不思議そうに見回しているリリアを見て

「リリア、海に行くか」

と呼びかけた。


リリアは振り向くと笑顔で

「はい」

と答えた。

「それで秀美」

ここは離宮でしょうか?

「多くの人々が集っておりますが」


秀美はそれに

「………いや、ホテルだ」

と答え

「泊まって遊ぶところだな」

と説明した。


「まあ、間違っていないよな」

大丈夫

「間違ってない」

と、改めて説明を求められるとどう言っていいのか困る秀美であった。


青い空。

バカンスを楽しむ人々。


夏の様相が二人の目の前に広がっていた。


異世界魔女と名刑事


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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