特殊猫で向かいます!
男はそれにニヤリと笑い
「おやおや、良いんですか?」
もう10万貰って加担しているんですよ?
「知られて困るのはそっちじゃないんですか?」
と耳元で囁いた。
男の一人は
「じゃあ、乗ってもらいましょうか」
少し話をするだけです
と顎を動かし止めていた車へと彼女を連れていこうとした。
瑠璃は震えながら
「い、いや」
私、言いません
「本当に…名倉さんにそう言うこと言われたって言いません」
とズルズルと引き摺られていた。
分かるのだ。
このまま付いていけば…殺されるかもしれない。
以前に名倉由美子から『前にね、警察へ駆け込もうとした人が消えたことがあるのよ?』と言われたことがあるのだ。
怖い。
怖い。
瑠璃は泣きそうになりながら
「本当に…本当に」
と言いそれでも車に乗せられ、発車した瞬間であった。
車の前に大きな黒い猫が現れた。
男は驚いてブレーキを踏んだ。
「な!なんだ!?」
瑠璃は慌てて外へと飛び出した。
が、もう一人の男が追いかけてナイフを出した。
それを見たリリアが
「レビンアロー!」
と魔法を唱えた。
晴れ渡った空から雷が走りナイフに落ちると男は驚きナイフを放してしりもちをついた。
優は瑠璃に駆け寄り
「おばさん!」
と手を引っ張り
「逃げよう」
と呼びかけた。
瑠璃は「貴方は?」と驚いたものの藁をもすがる思いで立ち上がり、リリアの方へと走った。
男は顔を歪めると
「貴様ら」
と言い、もう一人の男に
「乗れ!」
と声をかけると
「ぶっ飛ばしてやる」
とアクセルを踏んで三人に向かって走らせた。
リリアは冷静に
「なんて危険な」
その行為の代償は死をもって
と言いかけた。
横から優が
「リリア!」
兄のため!!
と叫んだ。
リリアはハッとすると
「かしこまりました」
と両手を広げると
「ヴァンドトルネード!」
竜巻よ車を巻き上げよ!
と呪文を唱えた。
するとリリアたちの前に竜巻が現れ車をクルクルと回し始めた。
男達は回る車の中で
「なんだー!」
目が回るじゃねーかー
と叫び、暫くしてぐったりと気絶をした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




