特殊猫で向かいます!
優は頷いて
「そうだよ」
と答え
「でも小学校は早く終わるからもう帰っていても可笑しくないでしょ?」
でもまだってことは
「中学生以上かなぁって思ったんだ」
と告げた。
リリアは真剣な表情で
「さようでございますか」
と答えた。
「優は凄く物知りでございますね」
優は照れたように
「そんなことはないよ」
と答え、岡田瑠璃が立ち上がって携帯に出るのを見て
「携帯の画面に名倉って出てるからあの名倉って人からだ」
う~ん、流石に声は難しいよね
と言った瞬間にリリアは笑顔で
「声も受け取りましょう」
秀美がいないので怒られないでしょう
と告げた。
優は頷いて
「うん」
と答えた。
兄の秀美はリリアが魔法を使う事を快く思っていないのである。
優は『凄いなぁー良いなぁー』と思うのだが、秀美は『ダメだ』と注意するのである。
魔導宮から声が響き渡った。
『…え?もう勘弁してよ』
『そんな!』
『確かに10万貰ったけど…それはあの時に言われた通りに噂を広げるのを手伝ったからでしょ?』
『ええ!?』
『わ、分ったわ…だから、夫には言わないで…』
リリアは笑顔で
「私、これは知っています」
携帯という離れた人と話をする魔道具ですね!
と喜んだ。
優は「魔道具じゃ、ないよ」と困ったように言いながら
「でも、岡田瑠璃って人は名倉って人から牧村さんの時は10万貰ってきっとみんなに電話したんだ」
それを今度は反対に利用されて脅されているんだ
と告げた。
リリアは不思議そうに
「それはどういう事でございましょう?」
と聞いた。
優はリリアを見ると
「あのね、この人は悪いことだとわかっていても名倉さんから10万円ってお金をもらって嘘の噂を流して牧村さんって人を引っ越しさせたんだ」
悪いことだって分かっているからそれを家族の人に言われると家の中でもめ事になると思っているから隠したいんだよ
「だから今度は黙ってもらうために利用されているんだよ」
でもきっとこれからはずっとこれを理由に脅されて悪いことの加担をさせられていくんだ
と視線を下げて呟いた。
リリアは心配そうに優を見て
「優」
と呼びかけた。
優は顔を上げると
「よし!止めよう」
悪いことしてるって分かっているんだから
「嫌がっているんだから」
止めてあげよう
と告げた。
リリアは大きく頷いて
「はい!」
と告げた。
優は笑顔で
「じゃあ、明日」
学校が終わったら
と告げた。
リリアは微笑み
「はい、優」
と答えた。
秀美は二人が再び探偵ごっこを始めようとしていることなど全く知らなかったのである。
ただ調べていた未公開株を売ろうしているレディースハッピーカンパニーについては問題にはなっていたのである。
警察庁捜査二課の部屋で秀美は書類を見て息を吐き出した。
「あっちこっちでやっていやがったんだ」
しかも
「ターゲットにした人間に全て擦り付けて金だけ搾取か」
それに的井修吾は肩を竦めて
「振込先も個人にしているから口裏を合わせれば言い逃れできるって仕業だな」
糞だな糞
と呟いた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




