特殊猫で向かいます!
リリアは冷や汗を掻いている優を不思議そうに見て微笑みを浮かべた。
「プロとは何なのでしょうか?」
やはり秀美と優の国は不思議ばかりです
5時になり優はリリアと西條家を後にして、先に聞いていた岡田瑠璃の家に寄った。
佐々江圭子の家には明日寄るつもりであった。
優は家の入口が見える少し離れた場所に立ち
「様子を調べたいけど…」
記憶を呼び出すって訳じゃないし
「未来の何時って決まっている訳でもないし」
と呟いた。
リリアは笑顔で
「優はこの家の様子を知りたいのですね」
と告げた。
優は頷いて
「うん」
暫くの間だけど
と告げた。
リリアは頷き
「かしこまりました」
と言い、魔導宮を手に
「聞き届けよ」
猫の妖精ケット・シー
「見たモノを常に我に伝えよ」
と歌うように唱えると、一匹の黒猫がぴょーんと姿を見せた。
リリアはそれに
「あの家のあらゆることを見てくるのです」
と告げた。
ケット・シーはニャァと鳴くと岡田瑠璃の家の中へと入って行った。
優は目を見開くと
「すごい」
リリアの魔法は凄いね
と言い、少し視線を下げて
「先は西條さんにリリアの魔法を魔法って言えなくて…ごめんね」
と告げた。
リリアは不思議そうに優を見て
「何故気になさるのですか?」
大したことございません
と微笑み
「私は優と秀美のお役に立つことが出来れば満足なのです」
と告げた。
そして
「しかし、プロとは何なのでしょうか?」
とう~んと悩んでいた。
優はクスと笑って
「プロっていうのはそういう仕事をしている人のことだよ」
と告げた。
リリアは「おおお」と驚き
「では、私は何か分りませんがお仕事をしている人だと思われたのですね」
と笑みを浮かべた。
優は笑って
「そう言う意味ではリリアは魔法使いのプロだよ」
と答え、手を握ると
「帰ろう、リリア」
と歩き出した。
リリアはそれに少し驚いてふっと笑みを浮かべると
「…はい」
と答え、歩き出した。
ケット・シーはソロリソロリと岡田瑠璃の家の庭に行くとスッと壁を抜けて中へと入って行った。
黒猫のケット・シーが見たモノはそのままリリアの魔導宮に映し出されるようになっている。
優とリリアは家に帰ると家のダイニングのテーブルの上にドーンと置かれている二つのお弁当と置手紙を見て目を見開いた。
『優とリリアへ 今日は帰れないので戸締り忘れずに明日の朝はちゃんと起きて学校へ行け』
優は紙を手に
「兄、帰ってきたんだ」
と言い、玄関に行くと
「戸締り戸締り」
と鍵を閉めた。
リリアは冷蔵庫からお茶を出してコップにそれぞれ入れると
「優、夕食にいたしましょう」
と告げた。
優は頷いて
「うん」
と答え、椅子に座った。
リリアと優は食事を終えるとリリアの部屋でケット・シーが見ている光景が映っている魔導宮を見つめた。
そこに一人の女性が写っていた。
年齢は30代くらいの女性でテーブルに三人分の食事を準備してどこか落ち着きなく椅子に座っていた。
優はそれを見ると
「この人がきっと岡田瑠璃さんだよね」
と言い
「三人分だから子供と旦那さんと瑠璃さんのぶんだよね」
と呟いた。
「まだ二人とも帰ってきていないんだ」
ってことは中学生以上だよね
リリアはそれに
「その中学生というのは階級名でしょうか?」
と聞いた。
優は首を振ると
「違うよ」
6歳から11歳までは小学校へ行くんだ
「僕も毎日行ってるよね?」
その小学校に通っている子の事を小学生って言うんだ
「12歳から14歳は中学校に通うから中学生で15歳から17歳が高校へ通うから高校生だよ」
学校は勉強をしに行くところだよ
と説明した。
リリアは頷きながら
「つまり年齢によって勉強する場所があってそこへ通う方に生をつけるのですね」
理解しました!とパァと笑顔になった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




