特殊猫で向かいます!
葵菜は目を輝かせると
「凄い!」
分かったわ
「お母さんに言っておく」
と手を振って学校を後にした。
優は家に帰ると空間で水の球体を作ってそこで洗濯をしているリリアを見て
「リリア、ただいま」
と声をかけた。
リリアは笑顔で
「おかえりなさいませ、優」
と出迎えた。
優はそれを見て
「あのさ、その洗濯直ぐに終わる?」
と聞いた。
リリアは不思議そうに
「何か御用がございますでしょうか?」
と聞いた。
優は頷くと
「あのね、リリアにお友達になって欲しい人がいるんだ」
僕と同じクラスの南條さんのお母さんなんだけど
と告げた。
リリアは驚きながら
「おおお」
優の…くらすとは何でしょうか?
と首を傾げた。
優は「あー」というと
「後で説明するけど一緒に来て欲しいんだ」
と鞄を部屋の隅に置きながら告げた。
リリアは笑顔で
「かしこまりました」
と答え、球体を両手でベランダへ持って行き水を空へと放出して洗っていた衣類を魔法でギュギュッと捩じると指先を動かして自動でそれぞれの場所へと干した。
優はにっこり笑い
「うん、きっと外から見ている人はびっくりするだろうけど…僕はもう慣れた」
と心で呟きながら、リリアと共に家を後にした。
リリアは南條家へ向かいながら
「私、優と秀美の知り合いと会うのは初めてでございます」
その…普段着でも失礼にあたりませんでしょうか?
と少し気にした風に告げた。
何処の王族だろうか?
それとも公爵子爵だろうか?
と、ドキドキであった。
「あ、けれど」
優は以前に王族はおられないと仰っておられましたが
「どのようなお方なのでしょう」
そう心で呟きながら静かな高級住宅街の一角に案内されて
「ここで、ございますでしょうか?」
と告げた。
優は頷くと
「うん、南條さんのお家だよ」
というとインターフォンを押した。
リリアはそれに
「離れた場所で音がなるのですね…おおお」
ここは魔道具が溢れているようですね
と呟いた。
優は「リリアにとっては魔道具なんだ」と苦笑しながら、姿を見せた葵菜と母親の菜絵を見て頭を下げた。
葵菜は駆け寄り
「ありがとう、竜原口くん」
と玄関を開けて、リリアに
「初めまして宜しくお願いします」
と頭を下げた。
リリアは微笑み
「こちらこそよろしくお願いします」
と頭を下げた。
菜絵は周囲を見回して
「ごめんなさいね、どうぞ」
と二人を招き入れた。
豪華な一軒家で広々としたリビングがあった。
そこに通されてクッキーとお茶を出され、優は菜絵に
「あの、兄は今一生懸命調べているので少しだけ待ってください」
と告げた。
菜絵は自分と娘の葵菜の前にもお茶を置いて
「こちらこそ、ごめんなさいね」
本当に助かるわ
「ありがとう」
と微笑んだ。
優は首を振り
「いえ」
と答え
「それで僕…気になっていたんですけど」
西條さんのお母さんの前に同じように皆に虐められて引越しした人がいると聞いたんですけど
「牧村さんって人の話から聞いても良いですか?」
何かおかしいと思って
「みんながどうして名倉って人の言いなりになるかなぁって」
と告げた。
菜絵は溜息を零して
「そうね」
私も今はそう思うわ
と言い
「でも、あの時は名倉さんだけじゃなくて岡田さんと佐々江さんも同じようなことを電話で話して来たから信じたの」
と告げた。
「名倉さんだけならどうなのかしらと思ったけど」
他に関係のない2人も言ってきたら信じてしまうでしょ?
優は頷いて
「岡田さんと佐々江さん」
と呟いて
「他の人からは?」
と聞いた。
菜絵は考えて
「そうね、高田さんとか松本さんとも話をしたら彼女たちも同じように3人から聞いたって言っていて私も聞いたって話をしたらじゃあそうなんだって話になったのを覚えているわ」
と告げた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




