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お昼の支度
診療所にお弁当が届く。季節の料理とごはんが重箱に詰められていた。
「私たちも帰ろう」
ボクたちはヒユリさんの家に戻り、食事を作る。
「アニーちゃん、エリーちゃんパン生地を持ってきてね」
リン姉が玉ねぎを切る。玉ねぎの先端、頭の部分を最初に切り、口にくわえた。
切り終えると、春キャベツを切る。切るときにケガ防止のために、包丁の高さは
指より下にしておく。
それに粗みじん切りにした大豆を混ぜ合わせ、炒める。
(豆には、魔よけの効果があるって、院長先生から教えてもらったなあ)
魔を滅すると書いて魔滅、転じて豆。院長先生の誕生日、節分に豆をまく理由は
家の中を清めている。ちなみにドギー君の家は大豆と加工食品を作っている。
(もし家の中にもやもやがいたら、ぞっとするよね)
節分はもやもやを追い出す、だから落花生をまいていた、と気が付いた。
(鬼は招き入れて良いんだね。年末に悪い子や泣く子を探す鬼とかいるし)




