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風花
第二話 家と青さと成長と
「風花だ…もう四月なのに」
風花とは晴れている空に雪が舞うこと、とリン姉が教えてくれた。雪は、地面に
積もる前に溶けて消えていく。雪が舞う中、診療所に到着する。
ヒカペリーナさんに薬草を手渡し、診療所で暖を取らせていただいた。
「春はまだ遠そうですねl
ボクの声にリン姉、エリーが続く。
「季節にも精霊がいたりするんでしょうか」
「探しても良いよ。精霊の魔法使いはアニーちゃんとエリーちゃんだけだから」
リン姉が驚くことを口にする。そして、ボクは考える。
「いろんな魔法がありますからね。個性的な魔法を追い求める方も多いんですよ」
お茶を持ってきたヒカペリーナさんが教えてくれた。
部屋で温まっていると、診療所の鳩時計がクルッポーっと正午を知らせる。




