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精霊の魔法

「そういうこと。いろんな精霊がいるよね。なら、次はどうればいいかな」

「学校では精霊の名前を呼んで詠唱を唱える、って教わりました」

「うん。正解。なら、自分が好きなやり方で精霊を読んで魔法を作ろう」

 好きなやり方と言われて戸惑う。

「感じたままで良いよ。名前を付けたいのならつけても良いよ」

「精霊さんって呼んでも良いんでしょうか」

「伝われば良いよ。名前はなにより心に響く言葉だからね。ちゃんと呼ぼうね」


 ボクたちは相談して詠唱を考える。そして魔法を唱えた。


――温室にいる精霊さんにお願いしたく存じます。痛みいること、治すこと


 薬草を摘んでも、消えた部分が再生していき、摘む前と同じ状態になる。

 ボクたちは薬草を摘んでいく。


「集め終えたね。じゃあヒカペリーナさんに届けに行こうか」

 ボクたちは薬草園の温室を出る。外には雪がちらついていた。


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