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なんだか無性にほしくなる

「刀ですから。しっかり持ち運ぶ必要があるんです。刀や剣は特に危険だから」

 ドギー君は刀を袋から取り出して見せる。

「いつ見てもすごくきれい。良いなあ。私も欲しい」

 エリーの言葉に、リン姉とランは周囲を警戒しだす。


「エリーには弓があるよ」

「急にほしくなっちゃたの。アニーちゃんもあっち見て。長い棒があるよ」

 エリーの指差した先には、ボクの身長の倍ぐらいある棒が置いてあった。

 天を衝くほど長く、フイーっとため息を漏らすほど棒だ。

「欲しい!」

 なんだか無性にほしくなる。

 ロッサがプニッっとほほに肉球を何度か当ててきた。


「あの辺だね」

 リン姉は部屋の一角を見つめる。

「メルベク先輩、ドワニム先輩、僕がやってもいいですか」

 メルベクさんとリン姉の賛同を得て、ドギー君は濃口に手をかける。


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