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大通りへ
行ってきますと家に伝え、玄関を出る。
魔法使いの登録所は春だというのに、まだ肌寒く感じる。
(春一番は吹いたはずなのに……)
馬車が通る大通りに出る。馬車に注意して渡っていく。空には箒や飛べる動物、
魔法の乗り物で人々が飛び交う。ランはポーチの上であくびをしている。
「いいなあ帚」
ボクはつぶやく。
「そうだね……」
エリーが賛成する。
精霊の魔法をもっと上手に使いこなせたらあんな風に飛べるのだろうか。
リン姉に聞いてみた。
「空の飛び方はいろいろあるよ。動物に乗っても道具を使っても良いからね。
いろいろ考えて試してごらん。ロッサやミルクも力を貸してあげてね」
はい、とエリーと一緒に返事をする。
ボクたちの肩にいるロッサとミルクもシュピっと手を挙げる。




