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遭遇
「ずっとここにいてよー」
「また帰ってくるから」
下の子たちにせがまれたものの、納得してもらい、見送られて出発した。
「お昼過ぎちゃったね。学園って遠いよね」
「そうだね。急ごう。夕方にヒユリスタさんって人の家に着く約束をしているよ」
本当は午前中の出発を予定していた。もっとみんなと過ごしたくなって、一緒に
お昼を食べてからに変更した。地図と時間を確認し、草原の道を急ぐ。
魔法があるおかげなのか、草原や森はあちこちで見られる。
草やぶからカサッと音がする。音は徐々に大きくなりカサカサッ、ガサガサッ、
ガサガサガサッと近づいてくる。杖や弓を構えて、魔法で逃げる準備をする。
先にボクが、続いてエリーが魔法を唱える。
――水の力の精霊さんに、霧の発生願います
――風の力の精霊たちが、私たちを速くする




