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お守りふたつ
「アニーさん、エリーさん、いつでも帰ってきて良いですよ。ここはあなたたちの
お家でもあるのですから」
院長先生はそう締めくくり、ボクたちに専用ケースを授けられた。確認を取り、
開けると、中には魔法を使うのに必要なものが入っていた。
「ありがとうございます」
「院長先生が大切にされている小さい弓と杖……エリーはどっちを使う?」
「私は弓がいいな。学校の授業でもやっていたし」
「わかった。ボクは杖を使うね」
院長先生から優しい視線を感じる。お守りに青と黄色の石も授けてくれた。
「青色はボクの好きな色だから、選んで良い?」
「良いよ。黄色は私の好きな色だし」
エリーは緑の瞳でボクを見る。肩まである薄いレモン色の髪が光に映える。
ボクは青の瞳でエリーを見つめ返す。首までの黄色い髪が風に揺れた。
「失礼しました」
ボクたちは院長室を出て、下の子たちに挨拶するために歩き出す。




