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言葉の不思議

 地域や歴史の本を読み進める。魔法は世界の共通語のため、すらすら読める。

「たたみタタミ畳、めがねメガネ眼鏡、箒ほうきホウキ、同じ言葉が三つあるね」

 状況に応じて使い分ける、と記載がある。

「休憩しようよ。ここでお菓子食べたいな」

 エリーが切り出して、ボクが答える。

「良いね。色鉛筆で大事なところに線を引きながら食べようよ」

「取りに行こうよ。本は開いたままにしておいてさ」

 ふいに精霊の気配を感じ、見渡すと雲がある。


「なんで部屋に雲が!」

「エリー、声が大きいよ!リン姉たちが起きちゃう!」

 もくもくと雲が大きくなる。風がビュウウと吹き、ゴロゴロと鳴り響く。

「精霊の気配がするよ」

「雷苦手なのに……」

 稲光と音が酷くなり、部屋は嵐に包まれる。

「とりあえず部屋から出ようよ。リン姉を呼んで来るね」

 ボクの言葉を聞くとエリーがガシッと肩を掴み、ボクの目を見て話をする。

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